人生
自分の夢を叶えていける、自分の好きなことで仕事ができる、人生ってそういうものだと思ってた。
実際は全然そうじゃなかった。
夢を叶えていける、好きなことで仕事ができる人達は産まれながらに"もってる"人達。
私は"もってない"人なんだって受け入れたくない事実を夢を叶えれないことで痛感した。
アニメや漫画が大好きだった、絵を描くことが大好きだった、今ももちろんだけど。
だからイラストレーターになりたかった、漫画家になりたかった、声優になりたかった、大好きなことで仕事がしたかった。
イラストレーターになりたいと言ったら、貶すような嘲笑うような言い方で「それでどう食べていくのか、それよりも資格を取るために大学や短大に行って趣味で続ければいいんじゃないのか。」と言われた。
「そうだね」しか言えなかった、あの場にいた私からすれば言わざるを得なかったの方が正しいかもしれない。
そうして今、事務職についている。
夢を叶えるための学校に通わせてもらえなかったと言ったら、私が説得しなかったことが悪いとなるんだろうか。
親の意見が絶対で逆らっていいなんて知らなかったと言ったら、逆らってはダメなんて言ってないと言われるんだろうか。
親のせいにするな、環境のせいにするな、自分で決めなかった自分が悪いと言われるんだろうか。
そう言われるのが怖くてつらくて嫌だから、それさえ言わず自分の中で納得をつけて、自分に言い聞かせて頑張っていた。
4月から妹がイラストレーターになるために、専門学校に通う。