テイクアウト飯で千住の名店めぐり(後編)
自粛期間中の千住テイクアウト飯。前編に続きます。
タンブリンカレー
↑ときどきむしょうに食べたくなるスパイシーなスリランカ風カレーの店タンブリンカレーもテイクアウトにチャレンジしていた。さらりとしたつゆに肉の旨みがしっかり。いろいろなスパイスが香り、食べるうちに旅先にワープできるカレー。
■タンブリン カレー&バー 北千住 足立区千住2-29-1 03-3879-6828
https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132402/13184684/
市場食堂さかなや
↑なかなかご飯にたどりつかない、盛り盛りの海鮮丼。いつもランチは並んでいてなかなか入れないのだけど、この期間、店頭がホントの魚屋さんになっていた。足立市場の仲卸されてたので、旬のいいものがリーズナブル。晩ごはんのおかずもついでに購入。こういうついで買い、増えてる。千住は市場がある、魚のまち。意外に知られてないけど。
■市場食堂 さかなや 足立区千住4-11-6 050-5868-2538
https://www.instagram.com/sakanaya31/
東北うまいもの酒場プエドバル
↑丼といえば、こちら東北食材を取り入れるプエドバルの700円丼3種。私は左の八戸トロしめ鯖丼を、わさびちょっとのせていただいたのだけど、これがクセになりそうな美味さ。自転車で持ち帰り中に揺れて卵がずれたり崩れたりしてしまって写真がイマイチだけど(><)、しめ鯖を丼に載せちゃうなんて、昼からビール飲みたい!
■東北うまいもの酒場 プエドバル 足立区千住旭町41-14 050-5594-2864
https://puedobar.owst.jp
炭火焼ごっつり
↑千住でサバといえば青森の食材が揃うこの店、ごっつり。鯖と鶏のから揚げ弁当。揚げたての鯖が美味しかった! せんべい汁もついてボリューミー。せんべい汁とは、青森県八戸市あたりで江戸時代に生まれた郷土料理らしい。 コクのあるつゆが美味。千住は東北の玄関口でもあるけど、個性的な東北のお店がちらほらあるのは面白い。
■炭火焼ごっつり 足立区千住2-31 白石ビル2F 03-5244-1696
http://www.gottsuri.net
サニーダイナー
↑ご近所サニーダイナーの、フツウノハンバーガー。お願いしておいて出来立てをピックアップ。ほどよい塩加減で肉の旨味がガッツリ。満足。ここのポテトフライは他とちょっと違って細身でカリサクで、家族みんな大好き。お店も真っ赤ベースにアメリカンに振り切ってるのがいい。
■サニーダイナー 足立区千住3-45 03-3881-3212
https://www.sunnydiner.com
ライカノ
↑千住タイ料理の老舗ライカノでは美女が出迎えてくれた。控えめな優しい声ながら、はきはきとしっかり。そのやりとりに、何かピュアなアジアの風を感じた。日本とタイのハーフだそう。素敵な若い店員さん、ママのお嬢さんかなあ。ガパオ飯の容赦しない辛さが好き。奥はパッタイ。
■ライカノ 足立区千住2-62 03-3881-7400
http://www.laikanok1993.com
食堂イヌワシ
↑ご近所で店頭にテーブル出してランチタイム一番賑やかに営業されてたイヌワシ。先にできた人気店ビストロオオカミの兄弟店で、もと傘屋の3階建ての建物の改装が始まってるなあと思っていたら、素敵にリノベーションしてオシャレ居酒屋に。ランチBOXはどこかアジアンなテイスト。BOXかわいい。
■食堂 イヌワシ 足立区千住4-19-13 03-5888-5144
https://syokudou-inuwasi-kitasenjyu.owst.jp
明日香
↑千住の料理屋「明日香」のお弁当を買って花見に行った。千住から荒川沿いをチャリで北上。明治時代に桜の名所だった荒川沿いの桜並木を復活させるべく、足立区が区民の寄附金を募って植え、育てている「五色桜の散歩みち」には、わが家の桜も1本ある。おかず1品1品丁寧につくられていて、目にも舌にも幸せ。
↑こちらは明日香系列の豆腐・湯葉料理の宇豆基野が屋台をひいて回ってられたときに購入した豆腐のシフォンケーキ。アイスはうちで載せて。美味しかった!
■明日香 足立区千住旭町27-1 03-3888-4520
http://www.asuka-honten.com
割烹くずし徳多和良
↑実はこのテイクアウト飯めぐりを始めて一番最初に買いに行ったのがこちら徳多和良のお弁当。だから写真が、慣れてなくてイマイチ(><)。だけど、味は、さりげない一品も丁寧なしごとが感じられて、ああ美味しいと思える和弁当。ふだん並んでいてなかなか入れない立ち飲み割烹だけど弁当は買えた。開店当初ご主人に話を聞いたことがあって、以前やってられた店がうまくいかず閉めて開く、ぎりぎり、ここを持ちこたえられなければ負け、だから徳俵(相撲の土俵のはみだしている俵)→ 徳多和良 だと。見事、踏みとどまられた、どころか白星続き。今回の苦境もきっと乗り切られるはず。
■割烹くずし徳多和良 足立区千住2-12 03-3870-7824
https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132402/13008682/
ひゃん
↑家族でときどきおじゃまする北千住駅前のひゃんは海鮮チヂミが美味しい韓国料理店。夫の誕生日のオンラインごはん会に海鮮チヂミ、チャプチェ、チョレギサラダをテイクアウト。地方で一人暮らしを始めた息子とパソコンのLINEビデオをつなぎっぱなしで食卓囲んでると、何か一緒に暮らしていたときと同じ感覚に。ひゃんのテイクアウトするよ〜って言っておいたら、息子も晩ご飯メニューをチヂミと豚バラ塩焼き+サンチュにしてくれた。ただし、約束の7時半につないだら息子の手にはまだ生のネギが(^^;)。先に食べ始めた私たちの隣でモニターの中の息子はネギを切り、チヂミを焼いていた。
特別定額給付金をいただいたので、ふだん財布の紐かための主婦(わたし)も自分の好奇心を許し少し贅沢めに飲食費につぎ込む。大衆酒場からエスニック、高級料亭まで、千住は本当に食の豊かなまち。市場があること、戦後の風景の片端を残す飲み横があること、飲み横の脇からのびる細い路地の先にも小さな店がある風景、千住で成功すればどこでもやれると言われると飲食店の主人から聞くことが少なくないが、老舗に加えてチャレンジャーな若い世代もユニークな店を次々出店。それを目指して食べるのが好きな人たちが集まってくる千住。その豊かな風景がこの苦境を乗り切ってつづくことを祈って。
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