『親の心子知らず』

あっ!飲酒しながら書いてます


『私がこの悪魔から皆を守ってみせます。それが私の…この子を生んでしまった私の償いなのです——』(「薔薇王の葬列」1巻 p168〜169?)

最終巻読んでから初めて1巻読み直したけれど、どうしてもセシリーに感情移入してしまう、というお話。

「セシリーしんどいだろうな…」という感情移入なんだけれど、「どうしてそんなにしんどさを抱えてしまうのだろう」という疑問もある。
リチャードを産んだことが、『呪い』を生み落としてしまったことが、セシリーの『責任』なのだろうか……

赤子の死体遺棄事件とかで母親が罪を問われる中、「半分はそこにいない父親の責任だろ!」って言われることが多いけれど、きれいにきっちり父母で半分こではないし……なんだろう……母親って自分の身体から出てきた分、その存在を強く認識するのかな……

うーん……分からん!

『母は強し』って父親はどうやねん。

母は自らの身体から出てきた子を自分の分身だと思うから、子の罪を自分の罪だと感じる傾向が父親より大きいのかな

何も分からん

自分の母親が毎日のように『体調大丈夫?』『夕飯食べた?』ってLINEしてくるのも、10分既読付かなかったら電話かけてくる理由も分からん

『親の心子知らず』

世の中、自分がその立場になるまで分からないことだらけなんだろうな

いや、そうだったら親の気持ちなんて一生分かりたくもないわ

綺麗さっぱり、自分の罪を清算して、良いもの悪いもの関係なく後世に残すもの何も無く、後腐れなく、いなくなりたい
自分がいた痕跡を綺麗に消したい

『立つ鳥跡を濁さず』ってそういうことだよね…………違うか

わっかんねぇわ、親心

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