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舞台Solliev0感想(8月8日ソワレ)


もとい自分の精神状態の書き起こし。
かなりメンタルやられてる、いや、やられた状態で観劇したから、というよりも、こんな感想になってしまったショックでメンタルやられた感じ…………


ドラマ感想はこちら↓



まぁ、よくあの雰囲気ドラマからここまではっきりした舞台作り上げたな、という印象。


ドラマが「異母兄弟の愛憎劇!」といろんなシチュエーションや設定を詰めて詰めすぎて薄い!なら、舞台は「①天月春陽誘拐事件の真相解明」と「②天月冬真の”罪”の清算」の大きく2点に焦点を絞っていたから、登場人物の感情!の見せ場が多くて濃かった。

いや、ドラマは舞台でこれをやるための長い長い前置きなのかもしれない(それなら舞台観劇の入り口をもっと広くしてくれてもよくない?配信あるけどさ)(舞台の客入りを多くするための序章&宣伝としての地上波ドラマ放送だと思ってた)。


クラブeXだからこそ成立する演出も多かったと思う。

通常のステージは上手下手それぞれの袖の先に観客からは見えない「世界」がほぼ無限に広がっているけれど、そこから突き出した円形ステージは周囲のほとんどが客席に囲まれている・閉じた構造になっている。だから、春陽冬真の過去回想や独りで苦悩するシーンは円形ステージで行って、ふたりそれぞれが自分の内側に閉じこもっている様を表しているのかなぁ・・・・・・なんて。


あと、なんか会場が闇オークション会場っぽくない?闇オークション行ったことないけれど。新田が円形ステージ中央に垂れ下がった鎖に繋がれて春陽と対面してるシーン、なんか生身の人間でやると何ともいえない気持ちになる・・・・・・。でもこのシーン、上から垂れ下がった鎖に繋がれているから新田はしゃがめない&春陽はその身を抱えて慟哭する=新田が春陽を見下ろす構図になる=新田が春陽に対して精神的優位に立っていた、かな?


こんな風に「この演出はこういう意図があるのかなぁ・・・・・・」を「ストーリーおもしろい!」とか「○○さんかっこいい!」とかよりも先に考えてしまった。集中できなかったわけではないんだけど、「面白いだろうことが認識できるのに、面白いと感じない」の状態。すみません、ちょうど今「虐殺器官」読んでました。


演出意識してしまうの、座席の影響もあるのかな・・・・・・。ドラマがあんまり・・・・・・だったのと遠征の都合上8日に観劇したくて、席種拘らず、なんとかなれー!のやけくそで一番倍率が低い(だろう)2階バルコニー取って満足しちゃったから。


自分の精神状態がかなりやばいor別ジャンルにうつつを抜かしているから、受け取るための感覚が麻痺ってるというよりは、感覚のセンサーはばっちりなのに、物語とのチューニングが合わなくて受け取れないみたいな感じ?

チューニングをなんとか合わせよう合わせようと焦るせいで、余計合わなくなって、その間にも物語はどんどん進んでいくから、とりあえずできることやろうとして冷静すぎるくらいに演出見てた。合わないチューニング、なかなか切れない鶏肉、いつの間にか鶏肉が自分の腕に変わっている、切れ味の悪いカミソリで無理矢理腕をグニグニしてる、痛いのに、肉は裂けてるのに、血が、出ない。冷静に演出観てるのと平行して、そんなイメージがずっとぐるぐるしてた。絶絶絶絶対琢磨さんのこのお芝居好きだろうなぁ・・・・・・ってシーンでも。内心かなりパニック。そうだよ、「私、これ好き”だろうなぁ”」なんだ。他人事。



やっとチューニングが合った!と喜んでどきどきしながら観れた冬真vs藤堂のシーン。実際にその場に階段があったかは分からないけれど、あえて演出で、刺した後階段落ちをやったのは、冬真が春陽母を階段から突き落としたシーンと重ねてるんだな・・・・・・よしよし、いいぞ、この調子で観劇・・・・・・なーんて思った瞬間


きみをさした、ぼくのてーに、のこったかんしょくを♪



って頭の中にでっかい音で流れてきて、(私の頭)バカたれ‼️‼️‼️‼️になった。あまりにも情けなさすぎて、これ書いてて泣きそうなんですけれど・・・・・・・・・・・・




・・・ストーリー咀嚼しよっか

、、、、、、、、、、、はい



千大の「おやすみ」⇔冬真の「おはよう」


ラストちょい前のジョン・ウー的(受け売り!)な暗転→銃声。脚本演出のほさかさんは「同窓会」で拳銃自殺のシーンを描いていたから、そんな風に倒れ込む芝居なのかなと思ったからちょっとびっくりした。あのキャパでやると刺激が強すぎる(「同窓会」は配信限定シーンだったから)というよりも、あの暗転は「春陽が目を閉じた」=「冬真のあの終わり方を”ないもの”」にした、かな。

その後の冬真の亡霊?との指輪のやりとりがなんか違和感?脚本がおかしいというよりも春陽がおかしくなってる気がする。


「元に戻りたいだけ」


Twitter(頑なにこう呼ぶ)で『兄弟仲良くハピエンにしてくれ~!』ってのを舞台前に見たときに、「冬真飼い殺しエンドじゃん!!メリバ!!!!」って思ってたんだけど、実際春陽は冬真の牙を抜き、爪を剥ぎ、去勢して、「優しいお兄ちゃん」の首輪を付けて、記憶のケージに閉じこめたのかな・・・・・・・・・・・・(メリバ厨すぎる)


確か冬真が中盤のステージから、円形ステージにいる春陽に飛びかかるシーンがすごい猫背で、階段駆け下りる直前に手を地面に一瞬触れた瞬間があって、すごい狼男?人狼?感あって、普段だったらもっとぞくぞくするんだろうなぁって思った。

なにこれ?ムカデ人間?

ドラマと舞台通して、一番ぐっとクるのが楓さんなんだけど、ずっと「いたわってやれよ‼️楓さんの胃‼️‼️」だった。でもって、ぐっとクるのに、身内に同名がいるので、よくTwitterである「ブルーアーカイブのキャラクターと家族が同名で推せない(オブラート)」を実感することになってしまった。

















最後の最後に触れていいか迷ったんですけれど、冬真と悠人の関係性観て、

みーんな脳みそ
灼かれちまったんだな‼️‼️‼️‼️

になった。誰に、とは言わないけれど

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