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VIVA LA ROCK 2021(UNISON SQUARE GARDEN編)

まえがき

今年、さいたまスーパーアリーナで5日間で開催されたVIVA LA ROCK 2021

私はこのフェスの2日目と4日目に参加した。
今、文章をこうして作っているんだけど実は何書くか迷っていて、
コロナ下で云々はあんま楽しくない記事になるなーとか
アーティスト一人一人にフォーカスするととんでもねぇ分量になるなーとか

うだうだと考えててもしょうがないからとりあえず断片的に書き出してみるかーとなんかそんな感じ

最近、文章あんま書いてなかったからとりあえずリハビリ的な。


GWが近づく中、本当に開催するのだろうか?という不安を抱きつつ、
例年よりルールを増やして開催するという表明を出したVIVA LA ROCK

開催直前に何度も何度もルールを確認するよう呼びかけていたし、
実際に足を運んでみてもスタッフさんたちの徹底ぶりは素晴らしかった。

入場時間は混雑緩和のためにグループに分けての入場

消毒・検温・COCOA確認・本人確認・チケット確認・持ち物検査の一連の流れでは、導線が詰まらないように入場に先立って画面を用意しておくように呼びかけた

会場内では指定されたスペース以外での飲食は禁止
食事中は壁を向いて黙食する

トイレや飲食物、グッズの販売については待機列にスタッフがついており、
等間隔で並ぶように呼びかけ、床にも目印を置くなど

座席については自由席だが、場所取りは禁止
一席ずつ間隔を空けて座る
アーティストの転換時間にはスタッフが見回り兼消毒を行う

もちろんモッシュもコールも禁止

イベント終演後は規制退場となる


と、この環境下で行われた春フェスはどうであったか

結論から言うと最高だった

久々のフェスということもあって興奮しっぱなしだったけれど
個人としてはマナーを遵守しながら音楽を楽しむことができた

その中で今回はUNISON SQUARE GARDENを見た感想を書く

本編は極力フェスに行ったままのテンションで文章を綴ってみる


開演前

フェスのUNISON SQUARE GARDENを見るのが相当久しぶりだったのでもう出番がきたときにふんすふんすと鼻息がふんす!!!!!

フェスってば、大体一般的に人気な曲をやってくれて
会場全体でうわー!!!知ってる!!!やったー!!!わーい!!!!


みたいな空気感が最高に好きで好きで好き。

UNISON SQUARE GARDENの場合は最近のツアーがリバイバルであったり
ちょっと珍しめのセットリストだったりで実はシュガーソングとビターステップや天国と地獄あたりの人気曲はあんまりやってなかった。

(対バンでは確かやってるけど、まー参加できなかった)

だから今回、フェスでようやく聞ける!という嬉しさもありけり。

座席もアリーナとスタンドがあったのだけれど、
会場が大好きな曲で沸いている様子を見たかったのでステージの真正面のスタンド席からライブを見ることにした

フェスは大体のアーティストがリハーサル(サウンドチェック)をするためにメンバーが出向いて演奏するのでその様子もまた一興

UNISON SQUARE GARDENの場合は音合わせをセッションで確認するので
それを聞いているうちにぞくぞくしてくる。
(このバンドのセッションアルバムが欲しくなっている今日この頃)

そういえばひとしきり演奏をしたあとに貴雄さんが「もうちょい〜」だかなんだか言っていた記憶がある

やがてサウンドチェックが終わって程なくして会場が暗くなり、モニターにUNISON SQUARE GARDENの文字が映し出されると聴き慣れた入場曲「絵の具」が流れる

このライブ始まる前の空気感は何回味わっても堪らないよなぁ
これこれこれこれ!!!


セッション

メンバーが入場するとなんと初手からセッション
NormalもSpring Spring Springも最初はセッション始まりだったのでそんなこんなで今回も初手セッションからなのかなーと漠然と思考しながらフェスのUNISON SQUARE GARDENとご対面できた喜びを改めて噛み締める

あ〜〜〜〜今日は帰ったら美味しいものいっぱい食べて飲んで
今日のセトリを聞き直すんだ俺は〜〜〜〜〜!!!!!!!

厳密には各パートの演奏→セッションみたいな感じだった覚えが
そこから自然と天国と地獄を仄めかしてやってきた〜〜〜〜〜〜!!!


天国と地獄

てーれーれーれーてー(↑)れーれーれーてーれーれてーれーれれん
斎藤さん「天国と地獄」

うぽおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!
やぁったぁああああぁあああああああああぁあああああ!!!!!!!!

超絶かっこいい始まり方を見てしまった。

あーこれはもうフロア熱狂ですわとちらっとアリーナを見たらそらもう前方スタンディングをはじめ、各々が自由に音楽にノって身体を動かしていて軽く波打ってるみたいになってて壮観だった

なんでもないただの一般人の僕が声を大にして
「どうです!UNISON SQUARE GARDENは!?いいバンドでしょうが!」
と会場に言い放ちたくなるくらいには素敵な光景だった。

かっけーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

久々にふぇいかすびーとやくれーばーしょっと、かおてぃっくしょーを見れてとぅるるるるるるるるるるるやっはー、おーけーぴーぽーわんもあたいむなのだ


シュガーソングとビターステップ

これも生で聞くのは多分1年半振りくらい?
下手したらもっと?ぶり????

あまくてにがくてあまくてにがいやつだーーー==三!!!!!

初手のドラムのフレーズで血湧き肉躍る感覚を覚え、
身体中に酸素が行き渡りこれが生きることかと実感する


アリーナもこの曲知ってるぜ!とさらに熱量を増していく
UNISON SQUARE GARDENが普段のワンマンでもこういうフェスでも別にMCで何か話すってことはないので、本当に純粋に音だけをひたすらぶつけて観客を沸かせる感じ。

本当に最高すね〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!

なんか、天国と地獄にせよ、シュガーソングとビターステップにせよ、
相反するテーマのタイトルを続け様に演奏する感じって、
清濁合わせていただくにゃーって感じがする。

苦さだけでも甘さだけでも成立しない両楽曲。
この状況下の中だからこそフェスの楽しさが一際光るぜみたいな。
空腹は一番のスパイスだぜ的なメッセージにも取れる気がして大変満足。


桜のあと(all quartets lead to the?)

おいおいおいおいおい!!!!!!
いくらフェスって言ってもこの流れは嬉しすぎるんじゃねーのかって!!!

シュガーソングとビターステップのアウトロから休みなく、
貴雄さんの4カウントが入り

おーるかるてっりーりっとぅーせいらーらららっらっらっらっらー!!!
おーるかるてっりーりっとぅーせいらーらららっらっらー!!!

およそ1ヶ月半ぶりのやぁ、また会えたねで喜びつつ
アリーナもスタンドもいつまで運動させるんじゃ〜〜〜〜!!!!と
喜びつつ、各々マナーを守って肉体を酷使している。

そういえば、関東では時期的にもちょうど桜のあと。
ビバラは屋内のフェスだから、外の景色が見れるわけではないけど
おードンピシャだーとちょっと感激。

今年はNormalでこの楽曲にも大変お世話になっておるしBDが楽しみだなぁ

声はもちろん出せないけど、会場全体がクラップで盛り上がっているのを見てこれはまた良い景色だなぁとしみじみ(といいつつも身体はハッスルしまくってる)


何かが変わりそう

初めて生で聞いちゃった...
フェスでぽつらぽつらやっていたのは存じていたのだけれど、
まさか自分が参加するタイミングと演奏するタイミングが合わさる日が来るとは思わなくて埴輪の如く。

何かが変わりそうな夜だ
流れる星にそっとつぶやいた
君の声も聞こえたけれど今は空に消えてくだけ

声は出せずとも〜という今回のフェスの性質や環境を考えるとなんとも気持ちが高揚してしまう

何かが変わりそうという題材からは希望めいたものを感じるんだよなぁ
最後のら〜ら〜ららら〜ら〜があったけぇ!!!!

そしてもう一つ好きなポイントがあって

しまいこんでた憧れがふわり舞っちゃって
窓を開け放した心が導く瞬間を見てた

ふとしたときの起点というか、
何がきっかけで自分の扉が開かれて殻が破られるのか
最近、ちょうどこんなような経験からベースを買ってしまった自分がいるので「感覚としてこのワードめっちゃわかるぅぅぅ〜〜〜〜〜」の状態

この場で聞けるとは思っていなかったけれど、
今このタイミングで聞けるのはなんというかいままでよりも感じるものが多いように思う
とはいえ聞いているという目の前の事実に興奮しきってて実際は感じるというか喜びが込み上げている身体VS理性みたいな状態だった

余韻を惜しむようにかき鳴らされ、音が消えると暗転

黄昏インザスパイ

少し、間を置いて優しく黄昏色の照明一つ。

これもこの場でまさかこの曲が聞けるとは思ってなくて無警戒

今日が辛いから明日も辛いままだなんて思うな
相変わらず息をしてる
揺るがない目も知ってる
負けないどうせ君のことだから

ってフレーズ、UNISON SQUARE GARDENの全曲中でダントツで好き
あったけぇよ、田淵さん。
その歌詞を斎藤さんがうまく噛み下して斎藤さんしか歌えねぇ!ってくらいの優しく綺麗な声で歌ってくれるのさ。
さらには生きてるってことを強く表現してくれるかの如く、貴雄さんのドラミング。

そうさ、俺は黄昏インザスパイが大好きなのさ。

珍しいことに斎藤さんの歌い方が今までとちょっと変わっていた箇所があった。確か上に引用した歌詞の部分でフレーズの終端を上げ気味ではなく下げるように歌ってたのよ。(間違ってたらごめんなさい)

ただ一つだけ、やっちまったなぁと思うのがステージのバンドセットの右端にでっけぇマネキンが変なポーズで立ってるんだけどライトがさ、
あの、私の位置から見たらマネキンの手のひらから出てるみたいなシュールな構図になってて...

結構感動させられる曲だと思ってるんだけど、
この日はなんか「お前の仕業かーい!!!」みたいなテンションが拭いきれずにやっぱりいい曲だなと思いつつ、マネキンが気になりすぎてて確保する席間違ったかもしれんって少しだけ後悔しましたね


Phantom Joke

いやなんでだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どんな情緒だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

黄昏のアウトロから間を置かずにPhantom Jokeのイントロって情緒不安定すぎんか????
急に優しかったマネキンの照明がなくなって赤と青のバチくそ照明でステージがに分割されちゃってるよ!!!!!!!!!!!

ユニゾンファンの方は結構セトリ予想してる方が多いイメージだけどこの流れを予想できる人類なんていないんじゃねぇか???????

配信でもツアーでも何度も演奏してくれている現時点の最新シングルだけあって最近のUNISON SQUARE GARDENは確かにこの曲の印象が強い

でも強引にもってきたなぁ!!!!!!!!!!!!
まだ構える準備できてねぇよ!!!!!

変拍子構成なのもあってどうやってノればいいのか戸惑ってる人もたくさんいた。私もこの流れに戸惑っててワンコーラス分はずっと「?」でした

ここまで急にギアを全開にしてもエンストしないバンドすげぇ。
私はエンストしたけど。


スロウカーブは打てない(that made me crazy)

きたきた!!!!!
実はフェスでこの曲が聴けることを期待してました。

You may doubt 'Rock Festival'
腕は上がんなくちゃなわけがない

やっぱりこの歌詞はロックフェスで歌い上げるべきでしょう!!!
と熱く思っていたため、なんだかここら辺は同じこと思っていたのかなぁと思うとすごく嬉しい。

この曲と春が来てぼくらは絶対やってくれよなの心持ちだったのでいずれも願望が現実となって嬉しい

ロックフェスティバルとはこういうものでござい!という固定観念を
悉くぶち壊したこの春フェス。

それでもどうだい、アーティストの奏でる音楽が最高なことに違いはないでしょう。

腕は上がんなくちゃな訳がない
声は出さなくちゃな訳がない
踊らなくちゃな訳がない

各々の盛り上がり方があるよというのは常々、彼らが掲げている通り。
特にinstant EGOISTなんかでは歌詞で多様性についてはもろ書かれている。

普段行っていた楽しみ方を制限されている人にとっては窮屈に感じるかもだけれど、やり様はまだ一杯あるよ!!!

というメッセージがこの場でリンクしている様な気がして
とてもよかった。喝采。

と思ってたらアウトロでヘッドホンを装着されるドラマーを見てまたしてもNormalの魔術にかけられるのであった。


君の瞳に恋してない

もはや、ツアーを経てこちらが王道なのではとも感じたこの繋がり
レイテンシーを埋めています→君の瞳のイントロ

Normal公演会場では客がざわざわぴょんぴょんと客席の凸凹が一層激しくなったのは記憶に新しいけれどもフェスでもぶっ込んできた

この曲に至ってはフェスでも再三演奏されているため、ロックフェス好きの方には広く知られているようで。
きたー!!!この曲きたーーー!!!!!
ブラスの音に合わせて幸せそうに踊る方々と私

やっぱこれよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
定番曲ってのは何回聞いても好きなようにブチ上がって盛り上がれるから定番なんだよなぁ〜〜〜!!!!!!!!!

あっちこっちと振り回されてきた会場がまた飛び跳ねる

DJが自分の好きな曲流してフロア沸かせるの超気持ちいい〜〜〜!!!
みたいな感覚あるじゃないですか。

完全にそんな感じ。
好きな曲でみんな跳ね回ってるの見るのすごく嬉しいよね。
みんな音楽大好きでここに集まったんだなーと改めて思う。


春が来てぼくら

締めが綺麗!!!

UNISON SQUARE GARDENでした!と挨拶をすると
ストリングスの一音から引き込まれる

良かったね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

最後に聞きたかった曲は間違いなくこの曲だったので演奏してくれた嬉しさとこのチョイスをした理由について色々考えてみたりした。

桜のあと(all quartets lead to the?)が先行して演奏されたこともあって、
ちょうど今が桜のあとの時期だからきっと「春が来てぼくら」というのは
来年の春を見越してのラストアクトなのかなぁとか。

それぞれの理由を胸に僕らは
何度目かの木漏れ日の中で
間違ってないはずの未来へ向かう
その片道切符が追い風に揺れたのは追い風のせいなんだけどさ
ちゃんとこの足が選んだ答だから
見守ってて

その先に向かう場所はみんな同じで。
各々の立場で各々の守りたいものがそれぞれあるからぶつかりあったりもするけれども、その選択はみんな間違ってないと信じて向かっている。

春フェスの開催の是非なんかも開催日が近づくにつれ、日々問われ続けたりもして、開催中も報道やら何やらで槍玉に挙げられたりもした。

でも、何が正解か不正解かわからない現状でただ自分を信じて進むしかない
そう考えた時に上の歌詞は今もしかしてとてつもないメッセージを秘めているんじゃないかと思った。

現状で風当たりが凄まじく強いエンタメ業界のSOSにもとれるような
「ちゃんとこの足で選んだ答だから見守ってて」にも感じた。

(一個人の捉え方であって公式の解釈ではないのであしからず)


もちろんそんな背景なんか抜きにしても春フェスで聞く春が来てぼくらってこんなにも素敵なんだなと実感できた。

今度は願わくば青空の下で心地よい風を浴びながら伸び伸びと聞ける来春がくることを願っているよ。


あとがき

情勢と曲の解釈を混ぜ込むのもなんだかなぁと書いてて思ったのだけれどこればっかしは自分が感じたものだから曲げようがないなとありのままを書いてみた。

曲単体として素晴らしいことはもちろんだけれど、
どうしてもこの環境下で開催された春フェスの出来事だということが
頭の中で付加価値を形成しにかかってくる。

でもそれはきっと悪いことじゃなくて将来的に当事者としてたくさん語れることもあるはず。
なので最初は記事を投稿するのもやめておこうかとは思ったのだけれどテンションで誤魔化しつつ書いてみることにした。

後で読み返したときに語り手としてテンションがぶれまくってるのを笑うのもまぁ一興でしょう。

他にも素晴らしいアーティストと久々に巡り会えたこのVIVA LA ROCKにはとっても感謝しているので、どうか2週間後には感染者0でしたという報告でみんなが無事笑えますように。


あ、ユニゾンフルーツガーデン飲みました。
美味しかったです!!!!!!!!!!!!!


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