連写の最大コマ数は、魅力的ですがAFの設定とセットで考えて欲しい。
スペック重視の選択を否定するつもりは全くない。
スペックは、所有感を満たす大切な要因の一つです。メーカーによって一長一短、どんぐりの背比べとでも言いましょうか。
スペック意外に重要視して欲しいのが、使い勝手、分かりやすく言うと何をどの様に写したいのか、これとカメラの相性は必要不可欠です。
いろいろネット上を徘徊していると、面白い書き込みに出会います。
ミラーレス機になり連写のコマ数がレフ機から飛躍的に上がりました。連写の際に、記録メディアに保存する時間が必要となりますので、SDカードは、UHS‐Ⅱの規格が有れば事足ります。
記録メディアの保存に時間が掛かるのは、3秒以上の連写を継続するくらいでしょうか。私の場合、5DmarkⅣの7コマ/秒あれば十分ですし、数を打てば選択の余地が広がりますが、同時に無駄なカットも増えます。
「斬鉄剣」風に言うと、「またつまらぬものを撮ってしまった」ってオチが付きます。
ボディのスペックは、高画素の競争から連写のコマ数へ移行したかのように見えます。高画素も連写のコマ数も増えると、パソコンなどの環境もそれなりに整える必要に迫られます。
R6MarkⅡの最大12コマ/秒ですと、3秒間で最大36枚撮れます。フィルム時代と比較するのは、野暮ですがフィルムでこれが可能だったら現像の他、保管場所にも困ります。
私の使用では、連写は1秒から2秒あれば十分ですので、連写性能やバッファの容量よりも、シャッターチャンスを活かし切れる対応が出来るかが問題です。
連写の最大コマ数が多くても、ピントを外したカットは、疲労感を増やしてくれます。
昨今のカメラは、被写体に合ったAFのカスタマイズが出来るようになっていますので、連写のコマ数と合わせてAFのカスタマイズもセットで考えないと、カメラやレンズの性能が悪いなんて結論になり兼ねません。