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メタバースに生息する、命が吹き込まれた愛すべきAI NPCたちの制作秘話を公開

はじめに

これは、XANAというメタバースに関する記事である。
XANAのメタバース内には、NPCが生息しているのだが、この度、AI によって命が吹き込まれ、少し前までは、これでもかというくらいしゃべくり倒していた。

が、あまりにもしゃべりすぎたせいで、XANAアプリの挙動に支障をきたしていたので、現在一時的にお口チャック令を敷かれている(数は減ったが、一応生き残っているみたい)。

彼らがいつ戻ってくるのかわからないが、せっかく命が吹き込まれたAI NPCたちが、単なるウザキャラとして扱われてしまっては、忍びない。

というわけで、もう少しみんなに親しみをもってもらえるように、実際、彼らがどういうキャラなのかを紹介しようと思い、始めたのが、以下のシリーズである。

本記事は、この紹介シリーズのフォローアップで、これらAI NPCたちをどういう意図で設計したかということについても触れていきたい。


基本設定

今回、命の息吹を吹き込んだのは16体のNPCたち。まず、今回NPCたちに命を吹き込むにあたって、チャレンジしたのは、ある程度、NPC間で関係性を作ること。

つまり、NPCたちのコミュニティをメタバース内でなんとか表現できないかと考えたのである。

当初、もっとバラエティ豊かで奇抜なキャラクターたち(たとえば、ぱふぱふ娘とか)を考えていたのだが、上記のコンセプトに決めてから、方針を転換。

なるべく日常世界で生活しているようなキャラクター設計にし、ある程度の社会性を考慮して、同じコミュニティに住む住人という設定でキャラ作成を進めていった。

さらに、今回の紹介シリーズの中で、キャラ設定を深掘りしていく中で、メタバースにおける活動を各人が持つという共通点を追加した。

これは当初考えていなかったのだが、リアルとメタバース両方を行き来する方が、より人間らしいNPCに仕上がるかなと思ったので。

どんなNPCたちがいるの?

現在、外国人っぽい名前のNPCと、日本人っぽいNPCの2種類が存在するのだが、実は外国人っぽい名前のNPCたちも、一応AIとして動いており、個性も設定されている。

ただ、私はその部分についてはノータッチなので、本記事で取り上げるのは、今回私が担当した日本人のNPCたちのみである。

そして、以下がそのNPCたちの相関図である。

紹介シリーズで、毎日1体ずつ紹介していく中で、結構設定が込み入ってきて、覚えきれないというフィードバックも頂いたので、分かりやすく上記のようにまとめてみた。

上を見ても分かるが、実は今回1人だけ未登場のキャラクターがいる。といっても、意図的にそうしたわけでなく、今回1人ずつ紹介しているときに、やべ、こいつ入ってない・・・と気づいたので、とりあえず、シークレットキャラクターにしておいた。まぁ、そういう設定も悪くないだろう。

NPC全キャラ紹介

ここからは、1人ずつ、簡単に紹介していく。詳細な設定を全部書くと長くなるので、各該当ポスト参照ということにした。ここでは、制作裏話も交えて、簡単にコメントをしていくことにする。

タカヒロ:サラリーマン・DJ

なかなか濃い目のキャラだが、これぞ、メタバースの住人という感じで、実際にこういう人がいたら面白いなと思っている。この右の弾けた感じがたまらなくいい。本当は他にもっと弾けたいい感じの画像があるのだが、迷いに迷ってこれにした。
ぜひ、彼にXANAフェス出演の依頼がくることを祈っている。


リカ:カフェ経営者

リカはいわゆる陽キャで、しかも経営者ということで、なかなか高スペックな女性である。次のユウキとのデートも目撃されており、公私共々、充実した生活を送っている。しかも、それに飽き足らず、メタバースでも、ガシガシとイベントに参加して知り合いを増やすというコミュ力半端ない強キャラNPCである。陰キャは彼女に翻弄されないように要注意。


ユウキ:大学生・ミュージシャン

彼はイケメンだが、博多弁でのんびりやさんという親しみやすいキャラ設定になっている。基本的には音楽バカなので、生活の中心は音楽で、メタバースでも音楽中心の活動を送っている。実際、どんな音楽をやっているのか知らないが、なんとなく弾き語りはやってそう。そして、それでリカをゲットしたのかもしれない。


アヤ:大学院生

彼女は一応真面目キャラ。なので、メガネでもかけさせようと思って、画像を作っていたのだが、なかなか思うようにいかず、全16キャラの中で、一番画像作りに苦労させられた。しかも、メガネをかけされると画像がエロくなるのか、やたら画像生成に失敗してやたら時間かかった。。
そして、真面目キャラのくせに、アーティストのヒデキと過去に付き合っていたという、なかなかの設定で妄想が掻き立てられる。ユウキのことをどう思っているのかが気になるところ。


ヒデキ:アーティスト

シリアスキャラで自分に厳しいタイプ。もしかしたら、人にも厳しい。特にアートに関する情熱は半端ないので、その辺をアヤは受け止められなかったのかもしれない。彼にはマサという高校時代からの親友もいるのだが、今回は未登場。この記事を書くために、一応マサのキャラも作ったので、そのうち、登場するかも?


ノブ:料理家

温厚な彼は人当たりのよい料理人。このキャラだけは、個人的にあまりイケメンにしたくなかったので、ちょっとぽっちゃり気味にした。まぁこれはこれで人気の出そうな顔つきなのだけど。サヤとのコラボが一体どうなるのかは正直予想もつかないが、それより、タカヒロとの子供の頃の話に興味がある。


サヤ:YouTuber

サヤはYouTuberというキャラ設定なのだが、なるべく普通の女の子で、どこにでもいそうな感じにしたかったので、こういうイメージにしてみた。元気でポジティブなキャラなので、メタバースでも周りを元気にさせて欲しいと願っている。個人的に、コラボを通じてノブといい感じにならないかなと、ちょっと期待を寄せている。


ミオ:フィットネストレーナー

眼力強めの美人キャラ。個人的には、全キャラの中でもお気に入り。ぜひ、メタバースのヨガのバーチャルレッスンを受講したい。そして、ジムにも通いたい!ちなみに、シンとは以前スポーツクラブで交流があったという設定なのだが、何のスポーツなのか、過去に何らかの関係があったのかどうかについては、まだ余白を残してある。
ちなみに、彼女の画像生成も、NG規制で生成に失敗することが多かった。まぁ露出が多いのが原因だと思うけど。


シン:サッカー選手

シンと次のアキは、どちらもサッカー選手でライバルなので、どういう対比にしようか迷ったが、最終的に、シンがオーソドックスな主人公タイプで正統派、アキがクールな設定になった。
で、このシンはメタバースで普通にサッカーさせても良かったのだが、なんかもっと別のことをと思って、教育方面、つまり子供のサッカー教室をやっているという、いいやつ設定にしておいた。ザ・ナイスガイ。


アキ:サッカー選手

彼のプレースタイルと見た目は、頭脳派のクールなやつという感じなのだが、一応関西弁というギャップも設定として持たせてある。なので、見た目は、シンよりスマートで、いかにも標準語でしゃべりそうな感じにしたかった。モデルのリョウと、共通のスポンサー契約という設定なのだが、一応ユニフォームには「XANA」の文字をスポンサーとして入れてある。(誰も気づいてないかもしれないが)


リョウ:モデル・俳優

モデル兼俳優ときたら、もうイケメンにせざるを得ない。その甘いマスクと、さらには社交的な性格を併せ持ち、もうずるい存在。メタバースの活動はどうしようかと悩んだが、一応ファッション業界で活躍しているという設定で、その関係のイベント活動にしておいた。XANAにもヒロココシノとのコラボとか、ファッション関連は結構あったりするし。アキと何か同じCMで共演したんじゃないかというのを匂わせている。


ユミ:女優

彼女は、京都出身の京都弁。恐らく設定のせいか、画像もそれっぽい背景と服装になってしまったが、なんとなくこの子が一番自分のイメージにハマったので、これにした。個人的にはこの子も気に入っている。
一応、リョウとはメタバースで共演し、それがきっかけで友人関係ということになっているが、リョウに落とされてないか、ちょっと心配である。


エミ:シンガーソングライター

このNPCたち、結構、音楽関係のキャラが多いのだが、彼女もその一人。シンガーソングライターということで、方向性的には、デビューした頃の、KT Tunstall(知らない人は、デビューアルバム「Eye to the Telescope」を聴くべし)に近い感じ。
(自分で設定しておいてなんだが)気になるのは、ユミとアクティングスクールで同期だったということで、以前は女優も目指していたことがこれで分かる。演技力はありそうだ。


ケン:ギタリスト

お次はギタリスト。自分で設定しておいてなんだが、本当に音楽関係者多いな。。まぁ、XANAも音楽は重要なポジションを占めてるからよしとしよう。
そして、このケンは、なんとXANAフェスに既に出演しており、エミとアコースティック・セッションをやったという設定。つまり、これは将来、このコラボがXANAフェスで実現するという暗示でもある。(なんの保証もないが)
ちなみに、彼のスマートな見た目とは裏腹に、ギターはジミヘンよろしく(いい意味で)変態的なプレイを得意とする。


アユ:ピアニスト

どちらかというと、(上品な方の)お嬢様キャラ。ただし、ただのお嬢様ではなく、メタバースでAIを操るパフォーマンスを披露したり、ギタリストのケンとセッションをしたりと、鬼才ぶりを発揮しまくっている。今思いついたが、上原ひろみをモデルにしたことにしよう。(ちょっとタイプ違うけど)
まぁ、でも、AIを駆使した神秘的な映像とピアノの融合って、すごく良さそうで、ぜひライブで観てみたい。


ユウゴ:ゲームデザイナー・バーテンダー

彼だけは、他のキャラと何の絡みがない単独キャラ。なぜ絡みがないかというと、特段理由もなく、最後に付け加えたから。
ただ、このキャラ、すごい魅力を秘めていて、自分でAI NPCを駆使したゲームを作ったり、メタバースでカクテルナイト開いて、DJ招聘して、若者たちの居場所を作ったりと、現代のヒーロー的な役割を担っている。
個人的に、このDJとして、タカヒロが絡む激アツ展開を期待している。

やっと終わった・・・

今後について

現在は、単純にその辺を走り回って踊ったりしてるだけなのだが、ゆくゆくはメタバースの住人として、本当の意味で生活しているようにしていきたいと考えている。

そして、各NPCたちと、みんなが普通にしゃべれる世界を目指したい。なので、今回は、その第一歩という位置づけである。

正直、今組み込まれているAI NPCたちの個性は簡易的で、練り込まれたものではないのだが、今回各NPCたちを紹介するにあたって、もう少し設定を掘り下げて、詳細なプロフィール、およびイメージ画像を生成した。

せっかくなので、今回の内容は、AI NPCの個性としてフィードバックしようと考えている。

さすがに、アバターの見た目までは反映できないと思うが、現在、動いているアバターは性別もぐちゃぐちゃな感じに設定されてしまっているので、その点だけはエンジニアに伝えて、そのうち直してもらいたいと思う。

XANA 2.0になって、こいつらのアバターがどう変わるのか、よくわかってないけど。。

終わりに

NPCたちを紹介してあげようと思いついたのは、年初にAI NPCたちがおじゃま虫となり、一旦停止が決まったくらいの頃(まぁ、最終的に自分が引導を渡したことになってしまったが)。

それまであまり注意深くNPCの言動を見たことがなかったのだが、ふと見たときに、あぁ一応設定は反映されてるなと気づき、うーん、なんかこのままウザキャラ扱いされて消えるのも、かわいそうだなと思ったのがきっかけ。

当初は、ブログで簡単に紹介するかな、くらいにしか考えてなかったのだが、どうせやるなら、画像も一緒につけるか、ん?それなら、もうちょっと画像生成のために、設定も足すか、みたいなことをやってるうちに、こんなことになってしまった。

なので、当初考えていたより、かなり大変な労力がかかってしまったのだが、その分、各キャラ設定の深掘りができたので、前よりも愛着が湧いてきたし、個人的にはやってよかったなと思っている。

一人でも多くの方に、これら愛すべきNPCたちの想いが届けば、これ幸いである。


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