
「ぶっ壊したい」をハモりたい!
こちらは #竹内朱莉アドベントカレンダー 5月30日(9日目)の文章です!!
#竹内朱莉アドベントカレンダー は2023年6月21日をもってアンジュルムをご卒業なされる竹内朱莉さんの新たな門出を祝福したい!という趣旨のアドベントカレンダーです。
こんにちは!「ふもと」といいます。
今回の文章は大きく2部構成で書きます。
前半では竹内さんやアンジュルムへの想いを絡めつつ、楽曲としての「ぶっ壊したい」についてや、ハモりたいと思った経緯を語ります。なので #竹内朱莉アドベントカレンダー の文章として捉えるならば前半こそが「本編」です。そして後半は「付録」です。
後半では具体的に「『ぶっ壊したい』でハモるための解説」をします。なので解説記事として捉えるならば後半こそが「本編」で、前半は「結構長めの前説」です。
前半後半どちらかだけでも読んでいただけるとうれしいです!
前半(あるいは長めの前説)
「ぶっ壊したい」という楽曲について
「ぶっ壊したい」はアンジュルムのアルバム「BIG LOVE」のDISC2に収録されている、いわゆるアルバム曲です。

この文章の執筆時点(2023年5月30日時点)ではフル尺のライブ映像等は公式には公開されていません。
なので、もしかしたら「実は『ぶっ壊したい』聞いたことないのだよ…」という人もいるかもしれませんね。
聴いたことがない人は、ぜひぜひApple Music等で試聴してみてください!
冒頭から途中までお試しで聞くことができます。
そしてできればアルバム「BIG LOVE」を買っちゃいましょう!
あと公式チャンネル「アプカミ」では竹内朱莉さんRECと伊勢鈴蘭さんRECの動画も供給されています。こちらもオススメ!
(しかしあらためてREC動画を見返すと竹内さんかわいすぎますね…REC動画の竹内さんめっちゃ好きです!…って語りだすとキリがない)
一人称で語る「ぶっ壊したい」
僕は!!「ぶっ壊したい」が!!大好きだーーー!!!!
はい、いきなり告白しちゃってすみません。大好きなんですこの曲。
作詞・作曲の中島卓偉さんは生粋のロックシンガー。
これまでアンジュルムには「大器晩成」や「悔しいわ」をはじめとして多数の名曲を提供してくださっています。
(しかしあらためてMV見返すと竹内さんかわいすぎますね…「大器晩成」の03:50あたりとか「悔しいわ」後半のスーパー竹内朱莉タイムとかもう!…って語りだすとキリがない)
過去の提供楽曲からも分かる通り、中島卓偉さんの曲は歌詞・曲調ともにめっちゃロックです。
ロックで熱い楽曲・・・なんですが、僕は不思議と中島卓偉さんの楽曲に「(悪い意味での)暑苦しさ」を感じません。
熱いのに暑苦しくない、ってどういうことなんでしょう。
その理由は「一人称で語られるロック」だから、だと僕は思っています。
「ぶっ壊したい」というタイトルを例にとって考えます。
このタイトルって「ぶっ壊せ」という命令ではなく「ぶっ壊したい」という願望なんですよね。
つまり「(おまえら)ぶっ壊せ」ではなくて「(わたしは)ぶっ壊したい」というタイトルです。はい、一人称です。
歌詞の中には二人称に呼びかけているように読める部分もあります。
新しいことをしようぜ まずは自分が変わろうぜ
(中略)
本当のきみは分かってる そうだろう? Come On!!
けれど、この部分ですら僕は一人称の語りだと思っています。
つまり「きみ」が指すのは、実は「わたし」と同一なんじゃないか・・・
「二人称≒聴き手の人々」への命令・勧誘ではなくて、「自分の中にいる臆病な自分」への呼びかけなのではないか、と。僕はそう感じました。
そう考えるとこの曲の歌詞はひたすら一人称で「わたしはぶっ壊したい」という熱い思いを語っていて、自分で自分を奮い立たせているんですよね。
そして二人称(聴き手)への押し付けがましい命令なんか無いのです。
だから熱いのに暑苦しく感じない。
そう、聴き手への直接的な命令はないんです・・・が、実は僕は勝手にこの曲から僕(聴き手)へのメッセージを受信しています。
それは「わたしはぶっ壊したい!…で、あなたはどうする?(And You?)」という暗黙的な問いかけです。
妄想全開ですみません。でも僕はこういう風に受け取っているのです。
こういう問いかけの方が直接「ぶっ壊せ」って命令されるよりも何だかやる気がでませんか?少なくとも僕はそうです。
熱いのに暑苦しく感じない、なのになんだか勇気が湧いてきて自分も「ぶっ壊したい」って思える不思議な曲・・・最高です!!
竹内さんとアンジュルムと「ぶっ壊したい」
「わたしはこうしたい。で、あなたは?」という感じのサラっとしたスタンスって、なんとなく竹内朱莉さんっぽい空気を感じませんか?
僕から見た竹内さんは、自分の願望・目標を素直に口にできる人、そしてそれを実現しちゃう人です。
最近だと「書道の個展をやりたい」という目標を実現しちゃいましたよね!
周りのメンバーやファンたちはそういう竹内さんの背中を見て、自分自身もなんだかやる気が湧いてくる、ってことが多いように思います。
さらにちょっと昔の記録を探すと、こんな場面も見つかります。
なんと「ハロプロで一位になります!」なんて宣言しちゃってます。
(しかしあらためてインタビュー見返すと竹内さんかわいすぎますね…自分の発言がウケたあとはにかむところとか!…って語りだすとキリがない)
ちなみにビルボードの記事にはこのときの一問一答の記録が文字として残っています。
和田彩花:偉大な先輩たちが紡いできた伝統っていうものがあるので、そこは私自身も大好きな部分ではあるので、大切にしたい。でも、ぶっ壊していきたいとも思います!
なんと初代リーダー和田彩花さんが「ぶっ壊したい」と発言しています。
そう考えると「ぶっ壊したい」という姿勢は、この頃からずっと引き継がれているアンジュルムの精神なのかもしれません。
たしか2023/03/21(火)の60TRY部での発言だったと思うのですが、竹内さんが「ぶっ壊したい」というタイトルに少しだけ言及したことがあります。
このときのゲストとして番組に登場したのはアイドルグループ「きみにYORISOERU」の方々で、新曲「ひとひらのキセキ」の宣伝に来てくれていました。
曲名を聞いた竹内さん曰く、
『ひとひらのキセキ』っていう名前がもうかわいいよね~。これぞアイドル曲って感じで。うちらの新曲なんて『ぶっ壊したい』だよ?笑
(記憶を頼りに書いてます。細部が違ってたらごめんなさい!)
(もちろん竹内さんの発言はアイドル曲を揶揄するニュアンスでもなければ自分たちの楽曲を卑下するニュアンスでもなく「対照的で面白いね」という趣旨のユーモアであったことは申し添えておきます。)
「ぶっ壊したい」っていう曲名は、たしかに言われてみればアイドル曲っぽくないですよね。
でもこの力強いタイトルの曲を歌えるような表現力の幅こそが、今のアンジュルムの強さなんじゃないかと、僕は思います。
そして単に表現力だけではなく、アンジュルムというグループ自体の姿勢が「うちらはこうしたい!で、あなたたちはどうする?(And you?)」という歌詞にマッチしているからこそ、この曲を歌えるんじゃないでしょうか。
竹内さんは長らく「竹内最強!」というコールを浴び続けています。
またグループとしてのアンジュルムも「最強アンジュルム」と称されるようになって久しいです。

竹内さん自身もいろんなところでたびたび発言していますが、ここで言う「最強」というのは、いつだって今が一番≒常に最高を更新し続けている、という意味です。
これってまさに「今までの自分をぶっ壊したい」という思いがあるからこそ実現できることなんじゃないでしょうか。
そういうわけで、この「ぶっ壊したい」という曲は、竹内さんのことを、そして最強アンジュルムのことを端的に表している名曲だ!と僕は思います。
だからこそ、竹内さんの卒業後も末永くアンジュルムの定番レパートリーとして歌い続けられる曲になってほしいと願っています!!
ヲタクたちが歌ってもいいコーラス!
さてこの辺でようやく「ぶっ壊したい」のコーラスの話に移っていきます。
あれはたしか2023年05月09日(火)の60TRY部でのことです。
20時台のトークで竹内さんは次のような主旨の発言をされました。
ライブではアンジュルムメンバーは『ぶっ壊したい』のコーラス部分を歌っていない。ダンスに専念しているから。なので、コーラス部分はファンのみなさんにあげる!みなさんの歌割りだと思って歌っていいよ!
(記憶を頼りに書いています。細部が違ってたらごめんなさい!)
火曜水曜❗️18:00~3時間生放送🌈ラジオ日本『60TRY部』5月9日(火)の放送で、#アンジュルム #竹内朱莉 さんからライブでのコール(『ぶっ壊したい』)についてお知らせありました✌️ぜひタイムフリーでお聴きください⇒https://t.co/VWu2vKBclE #try1422 #ANGERME #土谷隼人 #as1422 pic.twitter.com/Z3DoYNi4cp
— 🌹🌈 💫60TRY部 🌹🌈 💫 (@try1422) May 13, 2023
そう、「ぶっ壊したい」のコーラス部分は歌ってもいいんです!
竹内さん直々に歌ってもいいって言ってくれたんです!わーい。
コーラス部分ってどこのことかというと、歌詞で書くと
「あぁ~~!もう~~!ぶっ壊したい!
あぁ~~!もう~~!ぶっ壊れたい!」
の部分です。
それぞれ直前には
「Rock'n roll come on. Break it down now!!」
「Rock'n roll come on. Make the new world!!」
というラップがあるのが目印です。
(ラップ部分の英語は適当に書いてます。違ってたらごめんなさい。)
これはもう歌うしかないでしょう!
という訳で僕はさっそく音源を聴きながら練習をはじめました。
・・・が!!
このコーラス部分、僕にとっては絶妙に歌いにくいことが分かりました。
というのも音が高すぎて歌えないのです。
かと言って1オクターブ下げて歌うと今度は低すぎて音量が出ないのです。
そして色々試行錯誤した挙句、僕はひとつの結論にたどり着いたのでした。
ハモったらいいんだ!と。
どういうことか図解するとこんな感じです。

僕にとっては右側の「レミファソ」あたりが一番気持ちよく大きい声で歌える音域です。これより上の「ラ」は苦しいし、「シ」になるともう声が出ません。逆にこれより下は、声は出るけれど音量が出しにくい音域です。
「ぶっ壊したい」のコーラス部分の音は「ソ♯~シ」の音を使うので、僕の「気持ちいいゾーン」にハマらなくて歌いにくいと感じたのでした。
しかし!ハモりパートならば気持ちよく歌うことができます。
図の「ハモり1」と「ハモり2」を見てください。僕にぴったりの音域です!
(一方で「ハモり3」は僕にはキツいです)
僕の声の音域は男性としては割と標準的です。
つまり僕と同じような悩みを抱えている男性ヲタはきっと多いはず!
そう思って今回記事を書こうと決意したのでした。
女性の方々の歌いやすさのことは正直よく分からないのですが、女性でも声が低めの方は「ハモり2」の方が歌いやすいかもしれません。
逆に女性で高音に自信がある方は「ハモり3」を歌ったり、「ハモり1」の1オクターブ上を歌う、という楽しみ方もあります。
選択肢が増えるって良いことですよね。
自分が歌いやすい音域で大きな声を気持ちよく出すことができる、というのがハモることの大きなメリットだと僕は思います。
そういう訳で僕はハモりたい!…で、みなさんはどうですか?(And you?)
少しでもハモりたいと思った人は、続けて後半を読んでみてください!
より具体的なハモり方の説明をします。
別にハモりには興味ないわ、と思った人はここまでお付き合いいただきありがとうございました!ハモるもハモらないも、なんならコールするもしないも自由だと思います。
それぞれのやり方でアンジュルムを楽しんでいきましょう~!
後半(ハモりかた解説)
ここからは単純に「ぶっ壊したい」のハモりかたの解説です。
ハモってみたい気持ちになったけれどやり方が良く分からないそこのアナタのために書きます。
ここから先を読んで実践すればハモれるようになります!
3つのハモりパート
まず「ぶっ壊したい」のコーラス部分付近を楽譜にしたものがこちらです。

楽譜の読み方なんて忘れちゃったよ!って人もなんとなく雰囲気で眺めてみてください。
ここでは便宜上ハモりパートを下から順に「ハモり1」「ハモり2」「ハモり3」と書きました。
まず最初の「あぁ~もう~ぶっ壊したい」部分ですが、ここでは「ハモり3」はありません。
ハモりたい人は「ハモり1」か「ハモり2」を歌いましょう。
「ハモり1」はこんな感じです。(注意:おじさんの歌声が流れます)
音名で言うと「レーーミーード♯ド♯ド♯ド♯」です。
「ハモり2」はこんな感じです。(注意:おじさんの歌声が流れます)
音名で言うと「ファ♯ーーソ♯ーーファ♯ファ♯ファ♯ファ♯」です。
続いて「あぁ~もう~ぶっ壊れたい」部分ですが、ここで新たな「ハモり3」のパートが登場します。
「ハモり3」はこんな感じです。(注意:おじさんの歌声が流れます)
音名で言うと「ラソ♯ファ♯ミ シラソ♯ ファ♯ファ♯ファ♯ファ♯」です。
「ハモり1」と「ハモり2」のメロディは先ほどの「ぶっ壊したい」部分と同様で、歌詞を「ぶっ壊れたい」に変えるだけでOKです。
全部合わせるとこんな感じになります。
自分に合うパートの探し方
さて3つのハモりパートのうち、どれが自分に合っているんでしょうか?
それを探るためには自分の声の音域を知るのが近道です。
そこで男性ヲタの方々にはぜひともオススメしたい動画があります!
アンジュルムに「君だけじゃないさ…friends」や「赤いイヤホン」など多数の名曲を提供してくださっている星部ショウ先生の動画です。
自分の音域を探すにはこの動画の力を借りましょう!
動画に沿って自分の「サイコー音(気持ちよく3秒伸ばせる音)」を見つけてください。
サイコー音が「ミ」か「ファ」の人
→「ハモり1」のパートをオススメします!サイコー音が「ファ♯」か「ソ」の人
→「ハモり1」と「ハモり2」のどちらか歌いやすい方で!サイコー音が「ソ♯」の人
→「ハモリ2」のパートをオススメします!サイコー音が「ラ」以上の人
→「あーもうぶっ壊したい」では「ハモり2」を、「あーもうぶっ壊れたい」では「ハモり3」をオススメします!
続いて女性ヲタの方々ですが・・・自分が男性なので正直なところ音域と歌いやすさの関係がどうなってるのか実感としてはよく分かりません。ごめんなさい!
全パートを試してみて一番歌いやすいのを選ぶのが良いと思います。
あえてお願いするならば、男性で「ハモり3」をできる人が少なそうなので「ハモり3」を担当していただけるとすごくうれしいです!
最初の音の探り方
僕自身もそうなのですが「最初の音」をノーヒントでぴったり当てるのって結構難しいです。
なのでここでは「トップノート(=メロディとして一番聞き取りやすい音)」をヒントにして自分のパートの最初の音を探る裏ワザを紹介します。
「ハモり1」の場合、こんな感じでまず最初にトップノート(の1オクターブ下)の音を出してから「ラーシド♯レー」って探ってみてはどうでしょう。
「ハモり2」の場合、こんな感じでまず最初にトップノートの音を出してから「ラーソ♯ファ♯ー」って探ってみてはどうでしょう。
なお「ハモり1」「ハモり2」「ハモり3」「トップノート」を行ったり来たりしても全然OKだと思います。
上記の「最初の音の探り方」は、いわば最初一瞬だけトップノートから始める方法ですよね。
ちなみに僕は今のところ「ハモり2」と「ハモり3」をミックスした以下のようなパターンに落ち着いています。
それぞれ自分が一番歌いやすいハモりパートを見つけて大きい声で歌うことができたらきっと楽しいと思います!
さいごに
当初この文章のタイトルは「『ぶっ壊したい』でハモってみませんか?」とかにするつもりでいました。
でも長い前説を書いているうちに「ハモってみませんか?」という言い回しに違和感を覚えるようになって・・・結局「ぶっ壊したい」を見習って一人称で「ハモりたい!」っていうタイトルの変えたのでした。
こういう細かい例ひとつを見ても、自分は日々アンジュルムの楽曲に影響を受けて生きているなー、と感じます。
そもそもnoteを書く決意ができたのも「ぶっ壊したい」の歌詞に背中を押してもらった部分が大きいです。
出来ない理由を探すの 変われない理由を探すのはもうやめさ
本当のきみはわかってる そうだろう? Come On!!
(あと、まるまいさんの「オタクのnoteのはじめかた」にも背中をおしてもらいました。この場を借りて感謝!ありがとうございました!)
こうやっていろんな人の心に大なり小なり影響を与え続けているアンジュルムって本当にすごい。
僕はメンバーたち全員を心から尊敬します。
竹内さんの卒業はさみしい、けれど竹内さん自身も言っていたように僕はアンジュルムのこれからが楽しみです。
きっとこれからも日々なにかをぶっ壊して、最高最強のアンジュルムを更新し続けてくれると信じているから。
そんなアンジュルムを、僕は応援し続けたい!!(And you?)
#竹内朱莉アドベントカレンダー 竹内朱莉さんの卒業に際してかかれた文章とファンアート集(前編) にこれまでの文章とファンアートがまとめられています。ぜひご覧ください。
#竹内朱莉アドベントカレンダー
本日 (5/30) のファンアートはコリドラスさん、
明日 (6/1) の文章はまるまいさん、ファンアートはヴィさん
の予定です。
楽しみにしています!!