見出し画像

【シティリーグ準優勝】サーナイトexの構築について【全文無料】

⓪挨拶

こんにちは。
普段は関西でポケモンカードをして遊んでいるふーたそと申します。
先日の4/30に開催されたシティリーグで準優勝だったサーナイトexのデッキについて自分の考えを残したいと思います。
このデッキについては、他にもたくさんのnoteがあるため、細かなプレイングなどは割愛し、デッキ構築において考えていたことを中心にまとめていきたいと思います。

参考までに、私の今シーズンの公式大会の成績を載せておきます。
〈シティリーグ〉
シーズン1:ベスト4(ターボミュウ)


シーズン2:準優勝(フュージョンミュウ)


シーズン3:優勝(ターボミュウ)


シーズン4:準優勝(サーナイトex)
合計CSP330
〈チャンピオンズリーグ〉
京都大会:3勝3敗(フュージョンミュウ)

よろしければお読みください。(以下常体)

①デッキリスト


②使用理由

○ナンジャモを強く使うことができる
ナンジャモによって自分のリソースは温存しつつ、不要札をリファインで切るこ とで、山札を強く保てる。
相手に手札干渉を科すことで、相手の動きを制限できる。

○柔軟なサイドレース
・非ルールポケモンがメインアタッカーである。
・サーナイトexのHP310は一撃で倒されることは少ない。
以上の2点から自分の思い描くサイドプランを相手に押し付けやすい。

○戦えない手札になりにくい
ボールを多投できる構築であり、種切れで何もできないことが少ない。また、序盤は非ルールが主体ということもあり、数ターン遅れても巻き返せる可能性がある。

⭐︎その他の候補デッキ
・フュージョンミュウ


・ロストギラティナ

②デッキ構築
デッキリスト(再掲)

 他者と比較して差異が見られる部分や自分の思考が反映されている部分を記述する
◎ポケモン
 相手の高HPポケモンを倒せないと、サイドレースが逆転されてしまったり、相手の出遅れを突き放すことができなくなってしまう。
 そのため、ザシアンかフワンテパッケージ(勇気のお守り+チャンピオンズフェスティバル)の採用は必須であると考えていた。
採用に関して考えていたことは以下の通り。

○ザシアンV
〈メリット〉
・特性により攻撃する要求を軽減できる
・環境に存在するポケモンを一撃で倒すことができる
〈デメリット〉
・気絶すると、サイドを2枚取られる
・エネルギーの要求が高いため、終盤にしか打点を出せない
→エネルギーの絶対量が必要
 デメリットについて、エネルギーを優先して落としたり、最終ターンやサイドを複数枚取られない局面で使用したりするなど、プレイで緩和できると考えていた。
 エネルギーの総量が増えることについては、
・隠し札、サイコエンブレイズ、アルカナシャインなどエネルギーを利用した特性を使用しやすい
・ムーンライトリバースを宣言しやすい
・ブレインウェーブの打点向上
と副次的な効果もあり、十分なリターンがあると考えている。

○フワンテパッケージ(不採用)
〈メリット〉
・種ポケモンであり、サーチが容易(霧の水晶・レベルボール対応)
・勇気のお守りやチャンピオンズフェスティバルを採用することで大きな打点を出すことができる
〈デメリット〉
・低HPなため、対ロストにおいて使いにくい
・高打点を出したい場合必要札が多い。
→デッキスロットの圧迫に繋がる
 今回は、ロスト系統と当たる可能性が高いと感じていたため、不採用とした。
 勇気のお守りに関しては、主にクレセリアのHPを伸ばして対ロストに強く出られるため、欲しいと感じるときもあった。フワンテと相性のいい1枚であるため、枠があれば1枚ずつ採用しても良かったかもしれない。

○エルレイド(不採用)
 自身のプレイングがこのカードについていけなかった。採用していた時期もあった。しかし、エルレイドを立てられる局面が中々作ることができず、自身のプレイでは使いこなせないと感じたため、他のカードに枠を割くことにした。

◎グッズ
○レベルボール
 直近のシティリーグの結果を見ているとレベルボールが3枚になっている構築が散見される。しかし、サーナイトライン・マナフィのサーチと、使用用途も多く、減らす理由が見つからない。
 フワンテを採用していればアタッカーに変換できるカードでもあるため、4以外あり得ないとすら思っている。

○ロストスイーパー
 基本は雪道突破用として採用。勇気のお守りをロストに送ることもできるため、スタジアムの3枚目より、汎用性があると考え採用。
一応、しっぽミュウでサーチができる。

○空の封印石(不採用)
 対ロストギラティナの相性を改善するためには必要である。逆にいえば、ロストギラティナ以外には使用しないカード(それ以外の対面はなくても勝てる)だと考えていたため、今回は不採用とした。
 しかし、アルセウス系統のデッキが増加傾向であり、今回多くマッチングしたこともあり、採用すべきだったと考えている。

○友達手帳(不採用)
 終盤必要なカードを山に戻すことで、相手の手札干渉に強くする目的で採用を検討していた。しかし、ボスの指令を戻すことが多かったため、現物を増やし、打ちやすさを重視したため不採用とした。
本音を言うと、ボスの指令3枚+友達手帳が欲しい。

◎サポート
○さぎょういん
 雪道を割るためのカード。エルレイドを抜いてしまったため、狙ってこのカードを打てる場面もなく不採用とした。
そもそも強いサポートではないので、エルレイドなしで入れたいとは思わない。

○ツツジ
 終盤になってくるとナンジャモのドロー枚数が減ってしまい、自身の要求を満たせない場合がある。このカードなら、6枚引きつつ、相手の手札干渉も兼ねられるため非常に強力。序盤に使用できない点は気になるため、未だに迷う一枚。

○ボスの指令
 友達手帳の部分でも記載しているが、枚数を増やすことで中盤以降の打ちやすさを重視している。

◎スタジアム
 前提として、雪道を剥がすためにスタジアム又はそれに類するカードを合計3枚以上採用すべきと考えている(一般的に雪道を入れているデッキが3枚程度であるため)
今回はロストスイーパーを採用したため、スタジアムを2枚以上採用することは確定だった。

○チャンピオンズフェスティバル
 最も強いスタジアムであると考えている。使用可能であるなら基本このスタジアムにする(私は当日借りて出ていたため、持っているわけではない)
主な使用用途としては以下
①サーナイトの打点向上
②ムーンライトリバースと合わせて使用し、ロストマインの複数取りを防ぐ
③エンブレイズを使用して逃げたサーナイトexのHPを回復させておく


本来であれば6枚しかエンブレイズで加速できないところを7枚まで伸ばすことができる。
手張りやアルカナシャインの加速などが必要になるが、300点〜330点を出しやすくなることが優秀。
また、これは事前に想定していなかったが、対アルセウス系統のデッキに300点を出しやすい点でも有用である。(実際に予選でそういった展開になった)


特に重視していた使い方である。
・ロストマイン→キルリアに80、マナフィに残りの40(残HP30)
・チャンピオンズフェスティバル+ムーンライトリバースを使用する→マナフィのHPが30回復(残HP60)
・ロストマイン→マナフィに60、残り60
チャンピオンズフェスティバルのおかげで、マナフィのHPが回復し、ラルトスと合わせたサイドの複数取りを回避することができる。
ラルトスを置き直す高いリスクを回避することができるという点で非常に有用なスタジアムである。(ロストマインでラルトスを取られてもサイドレースで大きく離されずに済む)


サーナイトexのHPを高く保つことでゲームを長引かせることができる(ときもある)

○崩れたスタジアム
 3枚目のスタジアムを入れるならこのカードだと考えていた。ダメージの乗ったポケモンをトラッシュし、対ロストの勝率向上を見込める。
 しかし、盤面で勝負するデッキにも関わらず、ベンチを狭める行為はアンチシナジーである。
特に、雪道を剥がすカードであるのに、剥がすことで自身の首を絞めることになってしまいかねない。そのため、今回は採用を見送った。

○ボウルタウン
 安定感の向上、中盤のすごい釣竿との相性の良さが評価できる
チャンピオンズフェスティバルを借りることができなければ、このカードを入れていると思う。
所感としては、
・先に貼って効果を使用することが多いため、雪道を剥がすカードとしてカウントしにくいこと
・ロスト系統のデッキの手助けになること
である。貼りたいが貼らないプレイが必要なときもあり、使い所が少し難しかった。(個人の感想)

◎エネルギー
 「リバーサル2基本10」か「リバーサル1基本11」の2択で考えていた。
○リバーサルエネルギー
条件付きだが、サーナイトの打点を大きく引き上げることができる。
280〜310点を出しやすくなることでサイドレースで優位に立つことができる。
・サイドが出遅れやすいデッキなため条件が達成しやすいこと
・遅れたサイドレースを巻き返したいこと
の2点から引き込みやすさや複数使用も考え2枚採用とした。

○基本エネルギー(10枚)
 ザシアンを採用する都合で9枚は必要(9枚で330点)
1枚が最後までサイドに落ちてしまっても330点を出すために+1枚で10枚という感覚。

③当日のマッチング

予選
1.ロストギラティナ 後攻 勝
2.ロストギラティナ 後攻 勝
3.サーナイトex 先攻 勝
4.アルセウス+ジュラルドン+ブラッキー 後攻 勝
5.パオジオン+セグレイブ 先攻 負
決勝トーナメント
1.アルセウス+ギラティナ 後攻 勝
2.ディンルーex 先攻 勝
3.アルセウス+ジュラルドン+ブラッキー 後攻 負

https://twitter.com/fumokku_1/status/1652600626147397638?s=46

④終わりに

 いかがだったでしょうか。
 今回のシティリーグに関して、チャンピオンズフェスティバルを借りられたことをはじめとして、幸運な部分が大きいと感じています。
 正直、自身の実力以上の結果が出てしまっていることに焦りを感じる部分もありますが、WCSの権利が(おそらく)取れたこともあり、それに向けた準備を進めていきたいと思います。

 記事についての誤字脱字、質問等ありましたらTwitterからご連絡ください。

https://twitter.com/fumokku_1?s=21

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?