【再録】ライターはかっこいい? そんな感覚ありますか?
★旧noteアカウントに投稿していたテキストのリライト版です(2022年5月28日投稿)
最近、Xで「ライターはかっこいい」という投稿をよくみかける。
確かにかっこいいところはあるだろうけど、それは他の職業と同じで、なんら変わることはない。
まして、誰でもなれる〝Webライター〟が増殖中のいま。
まず「ライターはかっこいい」と自分で言っちゃうような人は、採用で落とすし、付き合いたくない人種だろうと感じる。
もちろん、自分の仕事に誇りを持つことは大事、ネガティブなお話しをしたいわけではない。
というのは、自ら「ライターはかっこいい」とわざわざツイートしている人々の過去の投稿をみてみると……やはり「この人、消えるな」と安堵する。
書かなくても分かるだろうけど、
そんな雰囲気バンババーンなのだ。
なぜ安堵するのか?
いい人に生き残って欲しいからだ。
そもそもライターと名乗る人がドーンと増えるという〝ライターバブル時代〟は、過去に何度もある。
そのたびに「人はいるけど、ほんとに使える人がいない」と毎回、編集者たちが嘆き、案の定「消えるな」と思ったライターたちが消えていく。
もう30年くらい変わらない気がする。
まして、これからは〝AI〟の時代だ。
Web業界ではほぼ100%置き換わるのは、時間の問題。
それでなくても10年続く人がほとんどいない業界。
ちゃんとAIと戦える人がどれだけいるのか。
いい人には生き残って欲しい。
そんななか、かっこいいライターがいるとすれば、それは〝書かないライター〟だと思う。
描かない漫画家・江口寿史氏よろしく、書かないライターさんって何人かいましたよね。
※画像は生成AIです