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自分にとっての演劇の意味〜得られたこと、変われたこと

#自己紹介

そもそもなぜあがり症だった私が演劇なぞしようと思ったのか?その理由は、私は元々子どもの頃から何かしら自己表現することが好きなだった事に始まります。

中学・高校の頃、部活は演劇部ではなかったです。吹奏楽をやっていました。けど吹奏楽も演劇も、表現形式は違いますが芸術的な事には違いないですね。こうした芸術から得られることって様々あるようです。

✅幼いころから始まる私の原点

私は本来、やんちゃでお転婆で天真爛漫な子供だったようです。幼稚園の頃、地元の夏祭りで、司会の方が「ちびっこでやぐらにあがって歌を歌ってくれる子はいますかー!」とマイクで言ったことがありました。実は本来は目立ちたがりの私、真っ先に「はーい!」と手を挙げてしまいました(笑)

で、幼馴染と一緒にやぐらに上がり、歌をみんなの前で歌い披露したのが私の原点かなと思います。幼馴染は私に引っ張られて出ただけで、相当恥ずかしがり嫌がってましたが(笑)

✅40代も過ぎてから演劇に挑戦!

そんな子ども時代を送り、学校を卒業して普通に会社員として就職しましたが、どうにも苦手な仕事内容だったりして会社員時代は結構苦労する思いもしました。仕事がうまくいかないと職場の人とも上手くいかないですよね。

HSP気質のため、またADHD傾向もあったためか不得手な仕事はやらない方が良かったようです。そんな経緯もあって、40歳くらいになったころ母に「また演劇でもやってみたら?」と言われたのがきっかけでした。

「また…」と母に言われたのは、高校時代にそうした芸能(声優)を目指したことがあったからなのです。

✅演劇を始めて知らなかった世界を見て

とはいえ、40代過ぎて新しい事なんてできるかな?と自信もありません。けれど、子どもの頃興味があった事もあり、思い切って飛び込んでみることに。

演劇を始めた頃は、芝居の”し”の字も知らなかった私。様々な訓練やレッスン、舞台稽古など、最初の頃は演技にのめり込めずやらされている感がありました。

けれど、様々な訓練を通じて、演劇・お芝居って相手があっての事なんだなと徐々に分かってきます。ただ自分だけが上手く台詞を言おう・演技しようとすると、他の役者さんと上手く台詞が噛み合いません。相手があって自分の台詞があるのです。相手の役者さんの台詞に反応し台詞を返すのです。

この事は私にとって演劇を始めるまで全く想像もしなかった、知らなかった事でした。演劇ってチームワークでもあるんだなと思いました。厳しい稽古もありましたが、舞台を終えた後の達成感・解放感は何とも言えない清々しさがありました。

✅演劇の奥の深さを知って得た事

演劇を通じて初めて知った事や難しさ、それだけではなく楽しさもここで書くとなると相当話が長くなります。人と関わる事が大前提の演劇は非日常的な事柄ですが、日常的に役立たないわけではありません。生活するうえ、生きていくうえで特に必要のない事のように思えますが、これらに演劇で培った経験が役に立つことも割と多くありました。

対・人との関りであるため、子供の場合は親御さんが子供さんにさせるのかもしれませんが、人見知りや引っ込み思案が治る子もいます。これは高校卒業後の大人になってからでも同様なようで、実際に芝居仲間に「演劇を始める前は引っ込み思案だった」という若い人がいました。

私にとって良かったことは、演劇を通じて対人スキルが伸び、人と関わるのが好きになった事です。またレッスンでの自己PRの練習などの練習が、自分を知ってもらう自己表現に繋がったようです。

いろいろなレッスンにより、動ける身体づくりができてきたこと。台詞を相手の役者さんから受け感じたまま自分の台詞を喋るという練習で、人の気持ちや空気を察することが前より上手になったこと。礼儀やマナー、挨拶などの大切さ。人間的に魅力が備わってくること。そして何より、仲間が仲良く親切にしてくれるので、人の優しさ明るさ楽しさに触れられたこと。と枚挙にいとまがありません。

これらはきっと、一般の社会生活でも必要な事ですよね。これらが身に付いたことにより、行動力もついたのか転職の採用まで勝ち取ることができました!

≪意外と知られていない演劇から得られるもの≫

このように演劇は、一般社会や生活でも必要で大切な事を得られることがあります。華やかですごいと思うような世界ではありますが、地道な訓練もあり、その結果、人として社会人としてのスキルや人間力が身に付いてくるのです。

役者さんの心や感情、人としての魅力が伴わないと、ただ上手くきれいに演じても人は感動しないでしょう。役者はお芝居で人を演ずるのです。いろいろな感情を表現するので、心も人間力も豊かなお芝居は観る人に感動やメッセージを伝えます。

私は演劇は6年ほどしかしていませんが、こうして演劇から得られたことは、一生の宝物になる気がしました。何かと世知辛く人と人との繫がりが希薄になっている現代の世の中こそ、演劇・お芝居による価値を見出してもらえれたら本望です。また機会があれば演劇をやってみたいなあ!!






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