第3回スクプロ講座(大富豪編)
第3回スクプロ講座(大富豪編)
SmartHRのプログレッシブデザイングループでアクセシビリティテスターをしている柳瀬と言います。
今回は6月26日にプログレッシブデザイングループ所属で私の上司でもある辻勝利(つじかつとし)さんのもとで行われた第3回スクリーン・リーダープロフェッショナル養成講座(スクプロ講座)について報告していこうと思います。
辻さんは弊社のアクセシビリティスペシャリストであり、またNVDA日本語チームの代表でもあるスクリーン・リーダーの第一人者になります。
このスクプロ講座は私だけでなく色々な方にも有意義な情報になると思い、前回に引き続き会話形式で記事にしてみました。
今回は大富豪をするため同じアクセシビリティテスターのyoriさんにも参加していただいています。
※スクリーンリーダーはNVDAを使用しています。
目次
はじめに
スクリーンリーダーを使って大富豪をしてみよう!!
最後に
まとめ
はじめに
辻:先週は結構フォームを使ったり、テーブルを使ったりしながらスクリーン・リーダーの基本的なことを学んでいただいたんですけれども、学んでばっかりだとだんだん疲れてくるので今日はちょっと息抜きをですね。していただきたいと思っています。
柳瀬:はい、ありがとうございます。
辻:今、チャットにアドレスを送りましたので確認していただけますか?[大富豪](https://www.nyanchangames.com/softs/dfg/)
柳瀬:はい、開きました。
辻:それではやっていきましょうか。
スクリーンリーダーを使って大富豪をしてみよう!!
辻:今回は大富豪をスクリーンリーダーで遊びます。これは猫さんが作ったゲームです。画面はちょっとリッチじゃないかもしれないけどスクリーンリーダーを使って遊ぶ分ではオンラインで対戦できたりするので面白いかなと思います。
柳瀬:なるほど、おもしろそうですね。
辻:リンクを開いたら、少し読んでみていただけますか?
柳瀬:はい、わかりました。
大富豪の画面を読んでいく
辻:プレイとマニュアルとバックがありますね。バックを押すと猫さんが作った他のゲームに移動するんですが、どうしようかな。今回は早速やってみましょうか。プレイを押してそれではまず、名前を入力するところが出てくると思います。名前を何か入力してログインしてください。
yori:音がしました。チャットルームができているんですね。
辻:そうそう。今音がしたと思うんですが、チャットルームに「こんにちは」と打ち込むと
こんにちはと読み上げる
柳瀬:なるほど、すごいですね。
辻:こんな感じでメッセージが届いた瞬間に自動的に読み上げてくれます。一般的なウェブサイトって色んなフォームコントロールがあったりしますけど、それだけだと動的な変化には対応できないんですね。だけど、チャットルームやGoogleMeetだと入室しました。みたいな感じで言ってくれますよね。そのあたりも動的な状態をスクリーンリーダーに伝える命令があって作られています。
辻:今ロビーにいます。ルームを作成があるので、作成しますね。
柳瀬:お願いします。
ルームが作成される
yori:すごい、今から参加します。
柳瀬:自分も参加ボタン押します。
辻:そうすると私の方にもガサって音がして、新しい人が入ってきたことを教えてくれるんですよ。これでゲーム開始のボタンを僕が押すとゲームが始まります。ちょっと押してみますね。
スクリーン・リーダーが3人でゲームを始めますといい、ゲームがカードを配ったなど説明する。
辻:スクリーンリーダーでのカードの選択はチェックボックスでそれぞれが選べるんですが、出せないカードのチェックボックスに移動すると「使用不能」って読まれると思います。まだ全然カードが出てないので、ちょっと僕が出してみますね。
誰が何のカードを出したか読み上げる
辻:そうするとゲームのログってところに出したカードなんかが確認できるので便利です。見出し(H)移動で移動してみてください。
柳瀬:なるほど、やってみます。あれ?
辻:yanaさん、ブラウズモードにしてやってみるのがいいかもしれない。
柳瀬:あぁ、そうですね。なるほど。ログが確認できる。
見出し(H)移動でログに移動し、確認する
柳瀬:そして、自分の手札を確認していくと。
辻:yanaさん今どのように動かれていますか?
柳瀬:普通に下キー移動でやってます。
辻:カードの選択はチェックボックスなのでXキーで移動した方が簡単ですよ。そしてスペースでチェックを付ける。そしてカードを出すボタンを探してください。
柳瀬:ボタンということはBですね。
辻:そうそう。
ボタンを押すとカードが場に出され、音声で読み上げられる
柳瀬:だいたいの流れは分かった感じがしますね。
それから三人で大富豪のルールを確認しながらゲームを行う
辻:こういうゲームをやると意地でも早く動かすために1文字ナビゲーションのキーを覚えていくことができ、はやくカードを出すためにチェックボックス(X)などを押すことで指が覚えていくんですね。
yori:なるほど。
柳瀬:確かに、そうですね。
最後に
辻:今週はゲームを行っていきました。普通にスクリーン・リーダーの勉強ばっかりだと息が詰まるので、こういった息抜きも大切です。来週はまた違うネタを持ってこようと思います。
柳瀬:はい、よろしくお願いします。
辻:ぜひ、お知り合いの方ともこの大富豪をやってみてください。
yori、柳瀬:ありがとうございました。
まとめ
1.カードはチェックボックス(X)で選択する(出せないカードは使用不能という)
2.カードを出すやパスするときはボタン(B)で選択する
3.ログを確認するときは見出し(H)移動で移動して確認する
以上になります。
今回は主にゲームの大富豪をすることで今まで習ったことを活用して遊んでいきました。
スクリーン・リーダーを使用したゲームをすることが初めてだったのですが、かなり使いやすく遊んでいてとても楽しかったです。勉強も大切ですが、こうして遊びながら学ぶほうが簡単に頭に入るような気がしました。
これからもスクリーン・リーダープロフェッショナル養成講座は続いていきますので、よかったら見に来てください。
辻さんもnoteで有益な情報を発信されているので、URLを貼っておきます!
Katsutoshi Tsuji
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