【キャラクター裏話】大きなグルグル耳の不思議なねずみの男の子
「大きなグルグル耳をしたやさしい男の子は誰だ?」
これは、絵本「Ne-zoo物語」の冒頭部分の台詞でネズーのことを一言で表現しています。
周りにいるみんなが認めるやさしいねずみの男の子、それがネズーです。
なぜこのようなキャラクターが生まれたのか?
ネズーは、心やさしく穏やかな性格で、強い心の声を聞くことができる能力があるのですが、どうしてこんなキャラクターを作ろうと思ったのか?
それは、当時の私が求めていた「理想」そのもので、「こんな人になりたい」「こんな能力があればいいのに」そして「こんな人がいてくれたらいいのに」という思いからでした。
私は思っていることを言葉にしたり、誰かに頼ったりすることがとても苦手で、でもやっぱり誰かの力を欲していて。それでこのようなキャラクターが自分の中から生まれたのだと思います。
このキャラクターに託す想い
今私がいること、今私が生きていることは、何度も何かに救われてつないできたからだと思っています。そしてその救ってくれたものは、身近な誰かの「やさしさ」でした。
そんな重いことを言ってしまうくらい私はトラブル多めの人生で、何かを抱えていることも多いです。でもその分、誰かの「やさしさ」に触れることも沢山ありました。
その「やさしい時間」を忘れたくない、形として残したい、そんな思いもあり、作品コンセプトを「やさしい時間」にしています。そしてその想いを伝える代弁者のような存在としてネズーがいます。ネズーは、私の理想であり代弁者でもあるのです。
番外編: ネズーの好きなもの
度々作品にでてくるモチーフは、手紙、本、コーヒー、ケーキなど。
あと、服装は初期の頃、ネクタイ多めでした。
ネズーは私の理想なので好きなものも私の好きなものが多いです(笑)。