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基幹産業の衰退分析 / 都市経営分析レポート(釧路市②)

 昨日のレポートを読んでいただき、ありがとうございました。今回は、釧路レポート続編となりますが、続編は有料となりますので、是非是非、ご購入いただくか、よければ、初月無料ですのでメンバーシップの登録をしてもらい、年末に僕の過去のバックナンバー記事などを楽しんでもらえればと思います。

 主に、不動産開発やまちづくり、都市経営分析について、記事を書いているので、興味のある方は面白いと思います。僕自身、「建築」「デザイン」「都市」「公共」「まちづくり」「不動産開発」の領域について、職歴上、詳しいこともあり、これらを繋げて「事業開発」として解をつくるのが僕の特徴です。この辺りについて、興味のある方は是非是非、メンバーシップにご登録ください。

 ちなみに、メンバーシップも、「スタンダードプラン」と「プラクティスプラン」の2つがあります。

 「スタンダードプラン」は僕のコラムを読めるプランですが、 「プラクティスプラン」の方では、毎月最終水曜日にオンライン相談会&分析会を開催しております。メンバーの動かしている事業について共有したりしている「プラクティスプラン」のメンバーシップもとてもオススメです!
 事業に動かそうとしているが、数字の部分が分からない!どう事業計画を組んでいいか?分からない!という方は、僕の「スタンダードプラン」のnoteコラムを読みながら、実際に事業計画を作ってみて、一緒に進めていくと頭が整理しながら進めていけるので、とてもオススメです!
月額7,000円で自分の事業をメンバーシップの仲間たちと進めていけるので、是非、ご活用ください。

『村づくり』の仕事と暮らし/プラクティスプラン
オンライン相談会:毎月最終水曜日20:30~22:00(今月は本日12/25です!!)
初月無料ですので、まずはオンライン相談会を体験してみたい方は、『村づくり』の仕事と暮らし/プラクティスプランのメンバーシップにお申し込みください。

 また、「スタンダードプラン」も毎月、コンスタントに加入が増え、とても有難い限りです。
特に、月額1,500円ですので、まずはこちらから、試すのもありです。こちらも初月無料ですので、試してみると良いと思います。
 プラクティスプランのオンライン相談会は毎月、下のように記事にて、zoomのURLなどを発行しますので、お気軽にお試しください。
12月から「プラクティスプラン」にご加入されたい方は、下の記事からメンバーシップ登録をするとすんなり登録できます。

 さてさて、案内が長くなってしまいましたが、今回は、前回の釧路の「急激な人口減少」について、説明しました。そこで、今回はなぜ、1980年代から急激な人口減少が始まったかを調べていきたいと思います。

「基幹産業の低迷」による人口減少

 今時、ネットを使えば、この辺り、すぐに答えが出るので、そんなに難しい話ではなく、「基幹産業の低迷」が原因です。

 基幹産業だった「石炭」「製紙」「水産」の三つの産業が衰退したことにより、大幅な人口減少が始まったようです。よくよく見ると、確かに3つの産業がそれぞれ一気に最盛期を迎え、一気に衰退していったので、そのアップダウンの激しさが現在の釧路の中心市街地をあらわしていると思います。

石炭産業の最盛期の労働者数のインパクト

  1.  石炭産業は、1960~1970年台に最盛期を迎え、エネルギーが石炭から石油に移り、1970年代後半~1980年代にどの炭鉱も閉山となっています。釧路の場合は、釧路炭田は閉山とはならずに現在もかなり縮小しましたが、炭鉱産業が残っているようです。とは言え、最盛期(1977年度)には年間261万トンもの石炭を生産に対して、現在、技術革新があったと言っても年50万トンです。
     これは、かなりの影響があったと言えます。最盛期では労働者だけでも、3500人いたと言われており、家族まで含めると当時、かなりの人口になっていたはずです。2002年に、太平洋炭礦が閉山する際に従業員数が1000人ほどだったようなので、人口のインパクトは大きかったはずです。

石炭産業があったから?製紙産業の拡大

 また、炭鉱があることで安定した電力が手に入り、合わせて、原材料の木材がすぐに入手しやすく、輸送する航路があり、大量の水もつかえるということで、製紙産業が栄えます。

製紙業は、「原料指向型工業」です。

重い荷物は輸送費がかかるので、原材料を加工して軽くなるもの(重量減損原料)は、可能な限り産地近くで加工する方が有利になります。このような工業立地をするものが、「原料指向型工業」になります。

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