都市経営分析・都市資源分析とフィールドワーク / 都市経営プロフェッショナルスクールの集合研修を終えて
こんにちは。
先週の金曜日にスペインから日本に帰ってきました。とは言っても、スペインのビルバオからミュンヘン、そして、台北と乗り継いで、出張先である北九州に行くために直接、福岡空港への向かいました。(フランス・スペインについてのコラムは引き続き、続編を書いていくので、お楽しみください。)
今回の出張は都市経営プロフェッショナルスクールの集合研修が北九州で開催され、コーチとして参加するため、向かいました。
今回のプロフェッショナルスクールは開校式を兼ねて開催され、各チームが北九州の小倉の街をフィールドワークして、実際にその地域のビジョンのタネを見つけ出すというものでした。
毎年、開催される都市経営プロフェッショナルスクールですが、例年、最初の集合研修は、受講生の住む、働く自分の地域の「都市経営課題」を発表するのですが、今回はチームでひとつの地域をフィールドワークして、チームで「都市経営分析」を行い、その地域の目指すべき方向性を探るというものでした。短時間で集中して、方向性を探るわけですので、集中力が求められます。
今日は、そんな都市経営分析についてコラムを書いていきたいと思います。今回は期間限定で無料公開ですので、是非是非、読んでもらって、シェアしてもらえればと思います。
都市経営戦略を組む上で「都市経営分析」は最も基礎的な取り組み
僕自身も、仕事で様々な地域に伺う機会が多く、その際に「都市経営分析」をそこに自治体職員と一緒にするわけですが、1-2日間という短い時間で「都市経営分析」をするのはなかなかハードではあるわけです。
しかし、行政職員は、自らが経営する自治体の「都市経営課題」や「都市経営資源」をきちんと把握した上で「都市経営戦略」を組みことは最も基礎的な取り組みであるわけです。基礎的であるからこそ、常にしつこくしつこくしていく必要があります。
都市経営分析は現地に行く前が大切
様々な地域で都市経営分析を行っていますが、最も大切なのが、現地に行く前の「下準備」です。正直、全く縁のゆかりもない土地に行くわけですから、もちろん何も知らないわけです。なので、丸腰で現地にフィールドワークに行っても、ほとんど何も得られません。
つまり、どんな視点で街を観察(フィールドワーク)するのか?!当てをつけなくてはいけません。その当てをつけるのが、「都市経営分析」や「都市資源分析」なのです。
僕は最初にwikipediaぐらいから情報を探っていきます。wikipediaぐらいからでも十分にその都市がどう発展してきたか?!ぐらいは読み取れるはずです。そこから、当たりをつけて、様々な分析をしていきます。
何を調べるか?!
とは言っても、みなさん、何を調べて良いか分からない?!ことがほとんどでしょう。なので、最初はwikiのどう産業発展してきたか?!などを調べながら、現状、どんな状況なのかを調べていきましょう。
僕がざっと毎回、最低限、見るようにしているデータは下記の通りです。
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