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10.性病の知識を。収支で考えよう。

姫をやるうえで避けては通れないのが性病です。ある程度は許容しつつ共存することが必要ですが、かといって、知ることを止めて、放置してよいものではありません。性病を含む、働くことによってかかる病気の知識は、きちんとつけるようにしましょう。

特にコロナの時期にキスを極力せず、生本番というケースがありました。これは、正しく理解していない典型的な例です。この辺も踏まえて、病気の知識と、どのような行為を選択すべきかを、ファイナンスの視点から収支で考えてみましょう。

まず、生本番については、長期的な嬢の人生において、収支としては見合いません。

風俗嬢を始めたころ、お客様がつかない、リピートが来ない。そんな時に、生本番をするべきか?という考えが頭をよぎる場合があるようです。生本番をし続けて得られる金銭は利益として、どこまでの価値があるのか、考えたことはありますか?確かに集客が楽になると思いますが、それによるデメリットがとても大きいのです。

デメリットの最大の問題は、エイズになるかです。様々な性病があり一部の抗生物質の効かない耐性菌も出てきていますが、エイズ以外は基本的に治療が可能です。これに対して、現在の医療ではエイズを治す方法が原則的にありません(完全にないわけではないが現実的ではない)。

確率的にはエイズ患者との生本番で感染する確率は1%程度だそうです。1%の確率と言うのは100回の生本番で感染する可能性が約64%、300回で95%、500回で99%になります。仮に1日5人、1人当たり1.5回、月の出勤日数が20日の場合、1年間で1,800回です。5年間で9,000回、10年間で18,000回です。あなたと生本番をしたくてくるお客はよそでも生本番をしています。仮に30人に1人が感染者とした場合、1年でのエイズ感染者との生本番の回数は60回、5年で300回になります。5年間続けた場合、エイズに感染する確率が95%もあることになります。このエイズへの感染確率は、他の性病にかかっていると高くなると言われています。このエイズの陽性は、若い嬢にとって、とんでもなく大きなマイナスです。

エイズを差別するなという考えは、非常に理性的です。しかし、現実的にはあり得ません。絶対に差別されます。人間とは差別する生き物だからです。その結果、人生に、ものすごく大きな制限が付きます。選択肢の大半を失います。女性の平均寿命が90歳近い状態で、2x歳でエイズになれば、60年以上にわたり選択肢が大きく減ります。収支で言うなら、確実にマイナスです。ですので生本番だけは避けるというのが性病の視点からの風俗の鉄則です。日本は風俗事情だけではなく、一般的なカップルの性行為においてもコンドームを着けない傾向がありますが、これは嬢としては避けるべきです。少なくともビジネスとして風俗嬢をするうえでは絶対にダメです。生本番をしなくても良いサービスを作り上げることがとても大事です。

もちろん、そのほかの性病も、長引かせると危険です。発見に時間がかかると治療に時間がかかるからです。そのため、定期的な性病検査は必要経費だと考えてなるべく短期間で行うことがおすすめです。性病だということが判明した段階で即治療に入れば、それほど負担がかかるものではありません。


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