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0121→26 堂々とサボった
12/14から毎日続けて書いていたnoteでの日記を突如サボった。しかも、思ったより躊躇なくサボった。「うわぁん書けなかった〜😭」という感じではなく、「あ、今日サボろう!」と決めて遂行した。
これまではこう思っていた。
「毎日書くことが目的ではないから続けなくたっていいけれど、それでも続けることで見えてくるものがあるのではないか?まずは1ヶ月続けよう」
1ヶ月無事続いた。38日間続けて日記を書いた。
継続が苦手で完璧主義のため怖くて行動を踏み止まりがちな私にしてはかなり良い記録だ。
とはいっても、正直毎日ギリギリで、推敲もほとんどしていないので誤字脱字が多いし内容も散漫なことが多かった。
私、なんでnoteで毎日文章を書いてるんだっけ。
もちろん、書かないよりは書いた方がいい。記録は振り返ることができるし、インプット量とアウトプット量のバランスが少しはとれる。だけどこれ以上は惰性で続けてあまり中身のない未来しか見えなかった。24時間しかない1日のうちの30分〜長くなる時は1時間をかけてつくる投稿を続けるには体力も気力も足りない。
じゃあ私、何を書こう。何を磨いたらいいんだろう。
そんな時に読み返したのが、函館在住編集・ライターの阿部光平さんが制作した冊子『生活圏mag』と、エッセイストの古賀及子さんの『好きな食べ物が見つからない』の2冊だ。
理想と現実。地に足つけて超エゴに。
阿部さんは、函館まで会いに行ってきたほど憧れたライターさん。地方にいながら東京の仕事の依頼がくる人だ。編集にとって相当に心強く、この人だからお願いしたいと思われているライターということだ。阿部さんの書くインタビュー記事は読者思いかつその問いに良い意味での人への好奇心が滲むのも感じ取れる。だからどんどん話が深まっていく。それでいて読者をおいていかない絶妙な在り方。書くことはその人をあらわにするなぁと思う。写真にもデザインにも、何にでも言えることかもしれないけど。
そう!それで生活圏magのような冊子を気仙沼でもつくりたい!と考えていたので、参考にしようと読み直していたのだ。そこできづいたことがあった。
あぁ、この冊子を参考にしようとすればするほど、阿部さんと自分の違いが浮き彫りになっていく。そんなのわかっちゃいたけど、改めて、私は阿部さんではないのだ。阿部さんのあり方と私のあり方は全く違う。企画や構成、文章はもちろん、チームのつくり方まで、ページを進めるごとに阿部さんらしさのようなものが立ち上ってきて、その度に生活圏と自分がつくろうとしているイメージが遠ざかっていく。いや、つくりたいものがもともとぼんやりしていて、それがはっきりしてくると言ってもいいのかも。例えば無理を言って阿部さんに頼んで、この構成や企画を気仙沼にそのまま当てはめさせてもらったとして、無理にやればできなくはない。けど、それではもう、私がつくる意味がないじゃんか!!とひとり頭をかかえた。
阿部さんの冊子を読んで、私がつくりたいものはいろんな要素が混ざりすぎていてわかりづらくなっていたことに気づいた。そして重要なのが、読者ターゲットを設定してその人のためにつくるのか、超個人的な冊子にするのか。つまり「誰かのため」か、「自分のため」かを決めきれていない自分に気づいた。
本当は編集を体感するためにも読者に沿ってつくる経験をしたかったのでそれで進めていた。そのうちにこんがらがって止まってしまうので、今回においては超・エゴでつくる冊子にシフトした。もう、誰かが読んでくれたらそれはラッキーだったね!!くらいの心持ちで行こうと思う。
良い気づきをもらった。冊子にする過程はまた書きたいなと思う。
観察してストイックに素直になる
古賀さんの『好きな食べ物が見つからない』、読みながら何度も声を出して笑った。あまりにユニークで、リズミカルで、友だちになりたい。きっとみんなそう思ったと思う。こんなに長い文書を飽きさせることなく読ませるってどういうことなんだろう?本を書くってすごい。これがプロか。
古賀さんの文章の好きなところはたくさんあるけれど、とにかく観察するのがうまい。自分の心の動きをこれでもかと観察して、それをできるだけ思っていることと差異なく伝わるように選りすぐりの言葉を紡いでいる。それに、そこまでしなくたってもう疑ってませんよ〜!と言いたくなるくらい、徹底して素直で誠実な態度で文章を書いている印象だ。読者の予想は軽く超えていく。そりゃあそうなんだけど、「こんなもんだろ」が一切ない。誰よりもストイックなのだ。ツメが甘くない人って、こういう人のことを言うのかしらと思った。
古賀さんの話は何か知らない世界をいつも新鮮にくれそうで、つい聞いてしまう。それに、食べ物についてあまりに真剣で、たまにサスペンスやスパイモノでも読んでたっけ?と思うようなシリアスな言葉づかいに笑ってしまう。緊張と緩和。これはもうお笑いだ。(おもしろかったー!読んでいて楽しかった!ご機嫌でいたいすべての人にぜひ読んでほしい)
古賀さんが気仙沼に来てくれた時、「大船渡線のカーテンの柄が素敵でスカートにしたい」( 意訳 )と話していてそんな古賀さんの視点が素敵ですと思っていたけど、そうだ。これも環境を見て気づき、観察し、自分の心の動きも観察し、アウトプットしている。視点だ。私は私の視点をもっと丁寧に掬い、深く、かつ広くしていきたい。今までなぜそれをやって来なかったんだろう。視点だ、視点。私に必要なのは、観察と視点です!!
まとめ
自分の視点を持ち、丁寧に観察して限りなく齟齬がない形で言葉にする。これをnoteでやっていこう。
古賀さんが本の中でも言っていた「5秒のことを200字で書く」とかはいいかもしれない。あと自分が好きなものについて書いていくのもいい。noteが出しているテーマに沿って書くのも今年はやりたい。
ふー。今日は久しぶりで書きすぎた!明日からまたがんばろ!
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