母親との対面
9/7 21:00頃
車を走らせ病院に向かう。
この時もまだ楽観的な気持ちを持っていた。
とりあえず今日は入院して週明けには帰れるぐらいだろうと思っていたが、そうではなかった。
病院に着くと先程電話した叔母とその娘が病院のERの前に座っていた。
すでに先生と話していたらしく、母の意識はなくCTの結果、左後頭部からかなりの出血があり血を止める処置をしているらしい。
処置中なので母には会えず、しばらく待つ。
待っている間、叔母と何を話していたか覚えていない。
しばらくして母が検査のためERから出てきたが、一瞬見えたのは、意識のない母だった。
声をかけることはできなかった。
母がERに戻ってきて対面したが、管に繋がれている。
その時はあまり感情はなかった気がする。
医者からは今は血を止めている状態で、血を取り除くことはできないと。
頭を開ける手術は命を救う時なので今はそのタイミングではないと。
これも後々わかったことだが、この病院に手術ができる先生はいなかった。土日は手術ができる体制ではなかった。
先生の言うことを信じるしかなく、話を聞いた後母に少し言葉をかけて帰宅。
自分もそうだから父親もあまり感情が出ている状態ではなく。
父親を実家に送る車の中では無言。
父親を送り届け自分の家に帰る。