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自尊心を取り戻す方法①

自尊心(自分自身を大切にする気持ち)を
取り戻すには
物事の考え方や捉え方を
少しずつ変えていくことが大切です。

生きて来た年齢の分、
積み重ねて来た思考グセ
というものがありますから、

一夜にして
自分の考え方や物事の捉え方を
変えることは難しいですが、

意識して思考を修正していくことで
少しずつ心の反応も変わっていきます。

ぜひ、以下にご紹介するものを
意識して日々過ごして下さい。

▶自己否定をやめる

自尊心が育っていない人は
頭の中で
『自分で自分を責めすぎてしまう』
傾向があります。

何に対しても、
「自分が悪い」
「自分のせいだ」と考えて

自動的にそれに捉われて
落ち込んでしまうクセがついてしまっている ことが少なくありません。


こうした「思考のクセ」がある方は

幼少期に厳しく育てられたり、
権威のある人に「お前はできない」などと
強く言われた経験が影響していることが
多くあります。


そのような状況で
誰かに注意されたり指摘されると、
「やっぱり自分はダメなんだ」と、
どんどん自分に自信を失くしてしまいます。


仕事でミスをしたり、
クレームがあったり

あるいは

家庭内やカップルでも
相手の気持ちを損ねるようなことを
してしまったり

まわりから非難される様な事があったり

人間誰しも
『怒られる』ということはイヤなものです。


怒りにまかせて怒鳴りつけるとか、
直接的に人格を否定するとか、

たとえ怒る理由や
非難する理由が正当であったとしても
当たり前の対応ではありません。


人に注意されたり、
怒られたり
避難されるのが辛いのには
大きく分けて二つ理由があります。

ひとつは、
危害を加えられることに対する恐怖。

これは生物としての
無意識の防御本能でもあります。


人によっては子供の頃の体罰や、
言葉による精神的な虐待であったり


日常的なことでなくても
当時強烈なショックがあった
過去の出来事から、

恐怖心が無意識に
リフレインしているきている
という場合もあります。


人によっては
頭が真っ白になってしまって、
思考停止の様な状態に
なってしまうことも。


もうひとつは
自分が捨てられるのではないかという恐怖。

子どもの頃に充分に
親や身近な人から褒められたり、
認めてもらえなかったりすると

「自分には価値がないから」
「自分は普通と違うから」
「自分は無能だから」

  ↓

「自分は必要とされない…」

  ↓だから

「自分は捨てられる」
「自分は見離される」

という様な連想が言語化されずに
瞬間的に恐怖の感情とセットになって
湧き上がってきます。

『怒られる・非難された』時は
この二つが混じり合ったりして襲って来ます。


ここで大切なのは

現在のあなたの人格や存在そのものに
価値がないわけではなく、
過去の記憶が引っぱり出されて
その辛い思いを感じている


ということに
自分自身が気づくことです。


怒られり非難された内容
(失敗行動や言動など)と

あなたの人格や人間性と
人としての存在価値は
イコールではありません。

何かできても
何かができなかったとしても
人としての尊厳に影響なく、
あなたの存在価値に不足はありません。


そもそも人間は失敗する生き物です。

じぶんの失敗やミスなどあった場合は
認めるところは素直に認め、
誠実に謝って次の機会に活かす。
これしか出来ません。

万が一、
人格を否定されたとしても、
それは怒ったり非難する側の人の
個人的な評価でしかありません。


怒る側と怒られる側
または
非難する側と非難される側となると

自動的に上下関係ができてしまい、
それにつられて

恐怖心が浮上しやすくなる
という心の仕組みが
作用しているだけなんです。


↑心の中で『私は自分自身をそう思いません』と自分に言い聞かせて下さいね。


この『思考グセ』を直すためには、
じぶん自身の感情を
そのままに受け容れることです。

「失敗してしまって悲しいね」
「悔しいね」「辛いね」などと、

抱いた気持ちや感情を
自分自身で否定することなく
ただ受け入れて
じぶんに寄り添ってあげましょう。


そうすることで、
自分自身を否定したり、
抑圧したりすることが
少なくなっていきます。

その上で、
自分に自信をつける習慣として
「自分を認めて褒めるクセ』
をつけて下さい。

自分を認めて褒める習慣を持つことで、
失われた自尊心を
少しずつ取り戻すことができます。

▶︎自分の行った事実を認めて
褒める習慣をつける


・一つの仕事をこなしたら 
責任を持って仕事をこなせた、
良くやった!と褒める。


・一日の終わりに 
「今日もよくがんばった!」と褒める。

その他、部屋の掃除をした。
食事を作った。
ご近所さんに笑顔で挨拶した。

休みの日にはのんびり過ごして
じぶんの心と身体を労った。

など

どんな小さな事実でも
自分の行ったことを認めて褒める習慣を持つと


自分の長所に
自然と意識が集中するようになり、
少しずつ自信が湧いてくるようになります。

これらは紙に書きだしたり、
声に出したり、
鏡の自分に向かって言ったりすると
より効果的です。

「自分は価値のある人間だ」と
感じられるようになると、

誰かに何かを指摘されたとしても、
「それは自分を否定されたわけではない」と気づくことが出来る様になり、
引きずることも減って行きますから


この思考グセに気づき、
自尊心を持つ習慣を身につけて下さい。



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