三重苦に苦しんだ一年目。鎧を破った私の今だから言える話。
はじめに
社会人になって一年半がたった。
もう一年半?まだ一年半?
この前、ふと社会人になってからのことを走馬灯のように振り返ってみた。ボーッとしながら。
本当にいろんなことがあった。
働く場所も、仲間も、先輩も、全部変わった。
私を取り巻く環境は間違いなく変わった。
はたして、私自身は変わったのか??
成長できているのか?
環境の変化で自分も成長していると思いこんでるのではないか?
正直どれだけ成長したかなんて、自分じゃわからない。
でも間違いなく胸をはれることがひとつだけある。
それは笑顔が増えたこと。
くだらないと思ったらここでやめてもらって構わない。
でもきっと、遅かれ早かれわたしと同じ悩みにぶち当たる人はいると思う。
わたしはそのタイミングが少し人より早かっただけ。
関西に来てからお会いした方や、しばらくぶりの方には驚きかもしれないがちょうど一年前、私は暗闇にいた。
心も体も多分ギリギリだった。毎日心が泣いていた。本当に苦しかった。
今だから言えることがたくさんある。
これから書くことは作り話でもなんでもないただの実話。
これを機にわたしのことを少しでも知ってくれたら嬉しいと思う。
大丈夫、神は乗り越えられる試練しか与えないから。
社内スタートアップでの奮闘
私は新卒で今の会社に入って、最初の配属が新規事業部だった。
7ヶ月半、社長直轄で色々なことを経験させていただいた。
今あるサービスの最大化、改善、ビジネスモデルの形成、新規サービスの資料や契約書づくり、営業、マーケティング、クライアントのフォローから経理までやった。外部との連携で数ヶ月に1回合同合宿もした。
広く浅く全部やったって感じ?
それはもう毎日脳みそに汗かいて、悩んで、葛藤して、孤軍奮闘していた。
本当に楽しかったし、毎日色々なことが起きるし、今振り返れば本当に貴重な体験のオンパレードだった。でもね、孤軍奮闘だったんだ…
チームメンバはみんな大人。
上長は社長。一つ一つのアウトプットが毎回慎重だった。
もっと調べてから聞こう、これがだめだったら聞こう、、、とりあえずできる範囲でやってみよう…
アウトプットの量が少なくなっていることも自分がどんどんパツパツになってることもわかってた。
自分で苦しい状況を作っていた。
判断基準がどんどん狭くなっていた。
もちろん指摘もされてた。でも何もできなかった。
この発言で会議止めたらどうしよう、こんなのもわかってないと思われたら嫌だ…恥ずかしい…
一年目のくせにプライドが邪魔をした。
今思えばクソだったとさえ思う。
どんどん負のループに陥っていった。
それがちょうど、一年前の今頃。
自分の思うように仕事ができない、期待にも答えられない
無力な自分が情けない、嫌だ、嫌い、ダサい、苦しい…
多分精神的にも自分を追い詰めていた。効率もめっちゃ悪かったと思う。
毎日泥のように眠り、シャキッとしないまま朝を迎え、無理やり笑顔を作り出社していた。
多分、きっと、私の感じた葛藤と戦っている方は少なくはないんじゃないかと思ってる。
心の叫びは出さないと伝わらないし、周りにわかった時点でかなり重症なんだよね。
私はこの重症直前までいったと思う。
自分のことを自分で苦しめ、自分で殻にこもってしまった。
周りにたくさん助け舟はあったはずなのに
殻に閉じこもり沈んで下を向いてるわたしにはそれに気付けなかった。
そして、寒くなった頃に色々なものが寒くなった。
そして色々な人に迷惑をかけた。
きっと気付いていないうちに色々な人を傷つけてた。
よく就活の時に聞いてた、自分の心が満ちてないと誰かに幸せは届けられないという話。
その頃の私にぴったりだったと思う。
まさに私の心は画像の左端のコップのようにすかすかだった。
脱却・そして改心
おそらく限界だったんだろう。
私は勇気を振り絞ってある日突然5連休をとった。
田舎に行って綺麗な景色を見て
ただおいしいものを食べて、親戚の家に篭り、好きなことだけやった。
ニートだね、今思えば。
SNS関連もほぼシャットダウンした。
無になってみた。
たぶん毎日泣いてた。
何やってるんだろうって思った。
こんなにも頑張る自分を応援してくれる人がいるのに、何甘ったれてるんだ、と。
失敗しても恥をかいても、死ぬわけない。
周りの高い壁と比べすぎて自分と向き合う事を忘れてた。
自分をスーパーマンとでも思っているのか?
就活をしていた頃の自分を思い出し、情けない姿に終止符を打つべく殻から飛び出る覚悟を決めた。
今できること、そして目の前の自分と向き合うことだけに振り切った。
1人じゃないってこと
そして
1人じゃ何もできないこと
無力な自分を受け入れ助けを求める大切さ。
社会に出ると、目的をきちんと定めていないと諸々後回しにしがちで、見失うリスクと隣り合わせなこと…
いろいろなことを考えた。
復帰をすると、いつもと変わらぬ日常。
そしてこれまで気付けなかったたくさんの助け舟がわたしには見えた。
これまでの何気ない業務が凄く楽しくなった。
やりがいってこういう事か。とも思った。
徐々に心も満たされ、水もどんどん溜まっていくようになった。
出来ない自分を認め、自分と向き合い、覚悟を決めて貫くしかない。
分かっていても出来てない時がある、時には自分を見つめて思いっきり顔を上げて見ることが大事だということ。
それに尽きると思った。
あ、少しエンジンがかかり出した頃のブログがちょうどこちら。(今よりも顔がパンパンです)
最後に
私の数ヶ月の暗闇にいた頃をつらつらと書いているが、決して就活に満足いかなかったわけではない。
むしろ自分の中では新卒でこの会社に出会えてよかったと思っている運命の一社なのでそこは勘違いしないでいただきたい。
ただ、自分の道を貫いても、覚悟を決めても壁は現れる。
心の叫びは伝えたほうがいい
辛いときこそ、周りを見てほしい。
ひとりじゃないから、絶対。
どんな大人も、何も苦労せず生きてそうな大人もどこかでもがき苦しんでる。
でも絶対どこかで這い上がってる。
完璧な人間なんていないし、出来ないことだらけ。
どんなチャンスでもしがみつこう、私もまだまだがんばるから。
でも、たまには甘やかしてもいいと思うよ。
人間、120%で走り抜き続けたら疲れちゃうからね。
やっぱりもー少し喋らせて
笑顔で楽しく好きなことやってたら
ありがたいことに色々なお声掛けもいただけるようになった。
関西でこんなに大規模なイベントも開けるようになった
東京に一瞬戻ると連絡したら声をかけてくれる仲間がいること。
大阪で一緒に頑張ろうと言ってくれる仲間がいること。
皆様のおかげで私は今生きてます。
わたしに関わる全ての方に感謝とお礼を込めて‥
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊