2022.3.13
好きな子が結婚した。
結婚するときに、好きだったよ、と伝えるのが嫌だったので、一年前にちゃんと好きだと伝えたし、もういまは気持ちに整理もついた。というかついてきた。
部活の後輩で、よく飲みに行っていた。
きっかけは部活の飲み会終わりに、不特定多数に向けてもう一軒行こうと誘ったことだ。
「日本酒おごるからだれか行かない?」
この一言で、彼女はのこのことついてきた。
その回で彼女に日本酒の味を覚えさせてしまい、仲良くなって、最低2-3ヵ月に一回は飲みに行った。
普通の先輩後輩。というよりはもうちょっと仲のいい、飲み友達ともいうべきかな。
たまに山に登りにいったりもした。
車を持ってるから、朝集合して、登って、下山して、風呂に入って、飲みに行く。
恋愛感情のない、というか生まれない関係だと思っていたし、思おうとしていた。
僕にはお付き合いしている人がいたし、彼女にもいた。
僕が好きになっても、結果は見えていた。
フラれる。
けど、いままでの関係は崩れないような気がしていた。確証はなかったけど。
仮にもし彼女が僕のことを好きになったら、二人の関係に終わりがあったかもしれない。
ただ、彼女が僕たちの関係性を割りきっていたから、僕は好きになってしまったんだと思う。
割りきるとか言うと、肉体関係があったように聞こえるけど、断じてない。本当に!!
一年ほど、たまに遊んで、僕は好きになっていた。
でも、この感情を伝えたとして、失うものが多い気がして、諦めようとした。
自分がお付き合いしている人との関係が崩れることや、その好きな子との二人の関係性も崩れる。そう思っていた。
自分がお付き合いしている人がいて、だれかに想いを伝えるのは不誠実だと思っていた。
そんなことを考えながら2、3年たった。
いろんなことがあって、想いを伝えようと思った。
これからも定期的に会うはずだ。
その時、僕はどんな感情でこの子と会うんだろうか。
それを想像して、僕はきちんと人生を歩める自信がなくなった。
だから、ぼくはお付き合いしている人と別れて、一年前に告白したけど、結果は玉砕。
ただ、告白しても二人の関係性は崩れなかった。
たまに飲んで、健全に遊ぶ関係性。
だからこそ、僕は引きずった。
自分のことを好きになってくれるのかもしれないと。
でも、二人の関係性が崩れないから、二人の関係性が少し稀薄なところがあるというのもなんとなくわかっていた。
さすがに時間が経って気持ちの整理はついた。
今回は渋谷でもんじゃをたべたり、明治神宮を散歩したり、普通に楽しかった。
昔話をしたり、これからの話、くだらない話。
最後は飲んで、楽しかった。
ぼくだけが楽しかったのかもしれないけど、あんなに楽しく過ごせても、進展しない関係。
やっぱりダメだったなー
彼女は関西で旦那さんと新生活をスタートする。
またこれからも飲んだり、たまに山に登ったりするんだろう。
友達として
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