名前はいったいだれのもの?
昨日、仕事をしていたら、突然名前を褒められた。
今年は名前を褒められる機会が多くて、そのたびに「ひゃひゃひゃ」みたいな挙動不審な反応をしていたので、まあまあ変な人だと思われていたかも。
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ここでも何度か書いているけど、私の本名はものすごーく珍しい。名前が被ったこともないし、名字が珍しいせいもあり、一度も同姓同名の人に会ったことがない。
でも、読みにくくもなく、難しい漢字でもなく、キラキラネームでもない、絶妙な名前ではある。
なんといっても字面がきれい(自分で言う)。
こうして客観的にみると、そんなに悪い名前じゃないのに。
ずっと好きになれなかった。
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好きじゃない、というと少し語弊があるかもしれない。
普段、わたしのことを名前で呼ぶ人はほとんどいない。
だからか、自分の名前にあんまり愛着がない。自分の名前なのに自分が所有している意識が薄いというか。
褒められると嬉しいし、普段は褒められないところだからどきっともするけど、名前=自分のもの、とは思えなくて。
…いやちょと待てよ?
自分で自分を呼ぶことはまずない。
いつも名前を呼ぶのは周りの人。
この世にたくさんいる人間の中で、1人の個体を定義づけるもののひとつ。
生まれたときに名前をつけるのは親で、自分でつけるわけじゃない。
名前ってそもそも自分のものではないのか?
って考えたら、名前大好き!って別に思わなくてもいいのかも。
とはいえ「わたし、自分の名前気に入ってるんだよね」って人もときどきいる。
「もしかして名前を好きじゃないわたしの方が変?名付けてくれた親に対して申し訳ないのかしら」という考えが頭をよぎっていたけど、そんなことないよね〜
むしろ気に入ったらラッキー。
それとも、好きな人に呼ばれ続ければ、「あれ、自分の名前、案外いいんじゃない?」とか思えるのかしら。
好きになりたい気持ちはあるから、名前で呼んでみてキャンペーンでもする?笑