自分をいたわる秒飯
忙しいというほどでもなく、でもやるべきことは溜まってきている。ご飯を作るのがめんどくさい。お腹が空いたので少し食べたい。
そんなときに作る秒飯。数秒〜数分で作るご飯のバリエーションって何気に大事な気がする。
アラサーになって、体調も気分もすべて絶好調!なんて日は年に数日ぐらいしかなかった。本当に年中どこか調子が良くない。
だから、限界を迎えた日に作れる秒飯のバリエーションを蓄えておくと、安心できる。と急に再確認。
昨日は、ごはんにバターと味噌と青じそをかけただけのごはんを食べた。
甘口の味噌とバターのほのかな塩気、青紫蘇の爽やかさとごはんが合う。
栄養バランスは良くないだろうけど、それは他のところでバランス取りますので許して私。
ちなみに、味噌は地元から取り寄せた特上㐂助みそ【甘口つぶ】。この味噌は発酵を止める処理がされていないので、発酵が進むにつれ味が変化していく。育っていく味噌にロマンを感じる。
思えば、祖母がいつも作ってくれていた味噌も発酵を止めていない、どんどんしょっぱくなっていく味噌だった。発酵してくるにしたがって、みそたまりをぺろぺろ舐めていたな……。
祖母はもう亡くなっているのでもうあの味は食べられないけれど、いつかあの味噌の味を再現できるようになりたい。長年の夢。
ノー包丁ピーマン炒めも私の定番だ。
もともとは母が作っていたものをアレンジ(という名の簡略化)して作るようになった。
母は野菜嫌いだったので、子どもたちには野菜をおいしく食べてもらいたかったようで、野菜の味付けには妙なこだわりがあった。
にんじんはグラッセにして甘めの味付けに、ほうれんそうは青じそドレッシングと鰹節をたっぷりかけて。
ピーマンは苦味が弱まるようになのか、塩と胡麻油だけで炒めたものをよく出してくれた。
ピーマンは自分が気にしさえしなければ種も食べれるそうなので、包丁を使わず手でちぎって、炒めるだけにしている。
火を通しすぎずシャキッとした状態も美味しいし、しっかり火を通して、くたっとしたところを食べるのもまた良い。ちなみに私はくたっと派だ。
こんなにズボラでいいんだろうか、誰にも出せないごはんだよなあ……。
けれど、私の場合はほんの少しの手間を惜しんで外食する方がストレスだったりする。疲れているときは、人と接触したくない。レジや注文をするのさえ億劫になってしまう。
だから、秒飯は自分をいたわる優しいごはんでもあるのです。
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