自然の芸術 山口県秋吉台でカルスト台地を見て「今」を実感したい
ゆるゆる続ける #新年書くチャレンジ 。 今日は、Day3「ことし訪れてみたい場所は?」がテーマ!
今年こそ、山口県秋吉台に行きたい。
秋吉台は、石灰岩など水に溶けやすい岩石の大地が雨水などによって侵食されてできた地形(カルスト台地)。長い年月をかけて、雨水で石灰岩が溶けて、今の秋吉台を形作っている。なんと400もの鍾乳洞があるらしい。つるりとした石灰岩、しんと静かに冷えた鍾乳洞、想像しただけでよだれが出そう。
秋吉台に限らずだが、地形を見るのはロマンである。
私たちが100回生まれ変わったって到底追いつけないくらい。そんなはるか昔から変化をし続けているものが、今、この目で見られる奇跡を嬉しく思う。
地形は長い年月をかけて変化していくから、今の姿は今しか見られない。
それはまるで、地球の歴史の立会人になったよう。昔の人も同じように見ていたのだろうかと思うと、まぶたの裏がジリジリしてくる。
「地形なんて動かないし、写真を撮って、ぶらっと周って終わりでしょ?」
楽しみはそれだけじゃないのだ!!!
どうやら秋吉台は、石灰石鉱山(秋吉鉱山)としての顔も持っているらしい。セメントの原料にするため、石灰石を採掘しているのである。近所で建築現場があったら、ちらっと見てほしい。そこに積まれたセメントの袋には、かなりの確率で山口県の企業の名前が入っている。
地形はその土地の産業や文化とのつながりが深い。
扇状地では果樹を作ることが多いし、カルデラ湖の周りには温泉があることが多い。それぞれの土地の特性を昔の人たちは上手に使っていた。
その先人の知恵を知ると、地形がもっと愛おしく感じられる。
ドキドキする。踏み入れていいのか迷いながら、そっと扉を開くような。プライベートを垣間見るような。行ったこともないのに、ドキドキが止まらない。
高校時代の地理の授業で秋吉台を知ってから、ずっと訪れたい場所で、本当は、2020年に行くつもりだった。でも、このご時世でなかなか訪れることができなくなった。早く行ってみたい。今の時代に生きていることを、2022年の「今」を実感するために、今すぐにでも新幹線に飛び乗りたい……
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