一箱本屋PLOW、「local book letter」を始めます。
はじめましての方もこんにちはの方も、ご覧いただきありがとうございます。
一箱本屋PLOW店主のfumiです。
突然…でもないですが、本日はいくつかお知らせです。
一箱本屋PLOWは移転オープンします!
来たる4月13日(木)、一箱本屋PLOWは、祖師ケ谷大蔵で移転オープンします!
出店していたBOOKSHOP TRAVELLERが祖師ヶ谷大蔵に移転ということで、共に移転することとなりました。
以前もお知らせしていましたが、オープンが明日なので改めて。
場所はこちら!(店主さんの1人、街々書林さんが作ってくださった地図、ありがたく使わせていただきます…!)
新たな地での出会いが楽しみです。
今年度は、店頭にもっと立っていきたいです!
「local book letter」を始めます
実は、3月末でPLOWは1周年を迎えました!右も左もわからないところから本屋を始めるぞ、と決めて1年。
移転&1周年と、ふたつの区切りを迎え、PLOWでは、ひとつ新しい試みを始めることにいたしました。
PLOWのセカンドレーベルとして「local book letter」を立ち上げます。
立ち上げる、と大きく出ましたが、実際はPLOWの本棚内一部スペースに展開する、というだけの話。
ですが、こちらでもお知らせしておこうと思います。
「local book letter」とは?
秋田出身の店主が、秋田にまつわる本を毎月数冊紹介していくコーナーです。秋田の文化、地方のあれこれ、旅本、雑誌、リトルプレス、マンガなど、ジャンルはさまざま。
「アンテナショップ」ならぬ「秋田のアンテナ書店」というところでしょうか。
BOOKSHOP TRAVELLER内のPLOW棚の一部にコーナーを設ける他、イベント等にも本をお持ちできたらと考えています。
あえて秋田を全面に押し出さなかった理由は、のちのち他の地域出身の方にも本を紹介していただけたら嬉しいな、と思っているから。
ですが、まずは「FROM AKITA」として、店主の出身地、秋田の本をご紹介していくところから始めていきます。
実現したいこと
秋田県出身の人と話していると「どうせ秋田だば、なん(に)もね(ない)」と言われることがよくあります。私も同じようについ言ってしまうことも。
冗談や謙遜の気もちもあるのだと思います。
しかし、子どもの頃から「秋田はなにもないところだから」と言われつづけて、秋田出身であることを肯定できずにいました。
実は、本や映画に触れていると、秋田=田舎の代名詞として扱われてるケースが多くあります。
それもあってか、自分の中で田舎生まれはダサい、なんとなく恥ずかしい、そんなイメージが構築されていったのです。
でも、そう捉えてしまう自分を嫌だな、とも思っていました。
その状況が一転したのは、知らなかった秋田を知ったから。本や雑誌、県外の人たちの声に触れて、見え方が変わりました。
秋田の魅力って、いっぱいあったんじゃん!今まで当たり前だと思って見てこなかっただけじゃん!と気付かされたのです。
それに、秋田出身でも大学進学で県外に出る人の多くは、秋田のことをあまり知らないまま出ていきます。
県内出身者でも県外での生活が長くなると、地元に関心がなくなる人も多いと感じています。
そういう現状があるからこそ、もっと秋田のことを知ってもらいたい。秋田出身の人たちに地元をいいところだと思ってもらいたい。
本を通して地元を肯定できれば、みんな自分自身を肯定できるんじゃないか、ポジティブな気持ちで秋田に関わる人が増えるんじゃないか、と思っているんです。
また、秋田県外の人に秋田を知ってもらい、移住ではないけど秋田に「関心」を持つきっかけを作っていけたらいいなあ、という目論みもあります。
都内で知り合った人にはこんな感じでいろいろ聞かれるのですが、秋田のことってほんっとうに全然知られていないんだ、と感じています。
私も関西のことは全然知らないし、ゆかりのない土地に関心を持てないし、そりゃそうなんだけど、他のエリアよりも情報自体が少ない、という印象です。
だから、秋田についての情報を、本を通して発信したい。
「定住者」でもなく「観光者」でもない、秋田に関わる人たちを増やしたい。「ちょっと、秋田っておもしろそうじゃない?」そう思ってもらえたら。
人口減少に直面している地方。外から関わってくれる人が増えれば、なにか変わるかもしれない。
定住しなくてもワーケーションの候補地にしてもらえる、とか、ときどき帰りたくなる田舎、とか、そんなポジションに入れてもらえるといいんじゃないかな。
PLOWの移転オープンは4/13(木)です!
なんだか熱く語ってしまいましたが、今後は秋田にまつわる本を増やしていきます。リトルプレスも取り扱いたいと考えております。
引き続き一箱本屋PLOWをよろしくお願いいたします。
今まで通り、こころを耕すお守り本もセレクトしていますので、ご来店の際にはぜひ手に取っていただけると嬉しいです!
おしらせ
・不定期でnoteマガジン『一箱本屋「PLOW」のひとりごと』を更新中!
不定期で、おすすめ本の発信、本との付き合い方をご提案しています。こちらでは、図書館員や保育の経験も活かして、絵本のお話も!
・一箱本屋「PLOW」のTwitter・Instagramで、入荷情報をお届けします!
Twitter・Instagramは主に入荷のお知らせを載せていますが、店主のつぶやきもちょろちょろ……。お知らせ関係はこちらが一番早いです◎
・初めてのZINE「ライト・チーク・トライアングル」発売中!
fumi初めてのフォトエッセイZINE「ライト・チーク・トライアングル」。
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