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【自己紹介】脱サラから海外移住し、生成AI活用の発信に目覚めた話
自己紹介
はじめまして、フーミンと申します。
昨年まで日本の生成AIスタートアップで事業開発をしており、現在は東欧のジョージア(日本人の99%が訪れない国)でフリーランスとして活動しています。
会社員時代は、適応障害になったり、4年で4回会社を退職したりと、良くも悪くも人生観を揺さぶる経験をしました。
今の主な仕事は、DMM 生成AI CAMPという大手オンラインスクールで、生徒様に生成AIの基礎的な活用方法から現場での応用事例まで指導しています。
またsorano meという宇宙ベンチャーで、宇宙産業のリサーチやレポート作成、衛星データを起点としたビジネスモデルの企画立案などもしています。
その他、さまざまな生成AIの活用方法を学び、AI副業案件の始め方などを生徒様に教えるスクールでセミナー講師も務めています。
日本で生成AIを嫌いになり、ジョージアでまた好きになる。
【外国にいたら生成AIが好きになる…?】
繋がりが見えない見出しですが、実際にそうなったので説明を。
前職の生成AIスタートアップで仕事をしていた時、生成AI業界はコスパだけで評価されるレッドオーシャンであることを痛感しました。
(もっと言えば、ほぼすべてのtoB向けサービスがそうかもしれませんが。)
フロントエンドが微妙に異なるだけで、皆同じOpenAI社の言語モデルでサービスを設計しており、機能は自然と似通う。競合とぶつかるときは、機能が同じのためコスト競争を強いられ、しかも同じモデルのため原価構造までもほぼ同様。結果、限界まで利益を削って勝負に出れる大手企業でないと、勝ちにくい状況でした。
ちょうどOpenAI社がGPT-4を発表した2023年の春ごろに転職し、「GPT-4は革命だ!」などとメディアは盛り上がっていました。ですが、それを軸にプロダクトを作る人たちは、競合との差別化に結構苦労していました。
企業と商談すれば「いま7社で比較しています」と言われ、自治体の入札では10社がひしめき合う。わずかな機能・価格差の訴求に精を出し、限られたパイを奪い合う。まさに資本主義の真骨頂なのかもしれませんが、その必死さが企業の利益になる一方で、日本社会全体から見ればただの食い合いに過ぎません。そんな環境にいる内、この業界にいる意味を見失い、退職の際は「もうこの業界で仕事するのは、いずれやめよう」と思いました。
そして会社員として転職を繰り返すのも自分には合わないと考え、「一度ノマドになって海外に出よう」と決意。海外ノマド体験サービス【ノマドニア】へ参加のため、ジョージアへ来ました。
ノマドニアでは、上記のとおり10職種を体験し、フリーランスとしての適性を見つけるプログラムが行われます。ただ、残念ながら「これを本業にしたい!」と思える仕事には出会えませんでした。
一方、講座中に生成AIを活用した課題の効率化や成果物の改良を実演すると、「もっと教えて!」や「コーチングを受けたい!」と同期が言ってくれました。誰かの役に立てるなら、会社員時代の苦い経験にも意味があったと感じられます。
そして、ノマドニアのコーチング講座で同期から「やってみたらいいじゃん!」と後押しされ、自分で【生成AI活用のお悩み相談サービス】を立ち上げることにしました。2年間、生成AIの概念から詳細な活用事例を法人に教え、業界の発展を内側で見てきた自分なら、個人向けにより深く教えられるのではないか。
今度は競争心というより、個人の想いを軸に生成AIを捉えられるようになり、「こんなことまでできるんだ!」と技術の凄さを自然に受け入れられるようになりました。
会社員でなくても、生成AIの知見で人の役に立てる
ノマドニア修了後すぐ、コミュニティのSlackで【無料モニター募集!ライティングに役立つ生成AI活用のお悩み相談】と題した告知をしました。モニター枠は10名。これまでの生成AIに関する経験を添えての投稿でしたが、正直4、5名ほど申し込みがあれば十分と思っていました。けど、良い意味で予想は大外れ。告知からわずか38分で10枠が完売しました。
そして先週から相談者様との1対1相談をはじめ、昨日無事、申し込みいただいた10名全員とお話しできました。事後アンケートを見ると、総じて満足いただけたようで嬉しい限りです。(詳しく書きたいところですが、ここでは割愛します…笑)
会社の看板を背負わなくても、人に価値を提供できたことは本当に嬉しく、自信にもつながります。
ただそれ以上に、セッションに来られる方々の熱量が非常に高く、こちらも楽しくお話ができました。皆様「もっと生成AIの活用方法を知りたい!」という純粋な好奇心があるため、会話が盛り上がり、質問もたくさん出ます。また会話中に活用アイデアが浮かぶと、その場でデモをし、良い回答が出れば両者「オォ-!」と技術の凄さに驚いたり。
この「アハ体験」を提供できること。「早速使ってみます!」と仰ってくれること。自分の働きかけで相談者様に変化が訪れるのが、素直に嬉しいです。
今後より多くの人に価値を提供できるよう、サービス内容を一層ブラッシュアップし、正式ローンチの準備を進めます。
立ち上げ中サービスの概要
テストや検証を経て、サイト制作や単価設定など詰める要素は多々ありますが、大まかには以下の内容を想定しています。
セッション開催方法
相談時間:オンラインで最大1時間(1対1形式)
実施方法:Zoom、もしくはGoogle Meet
セッションの流れ
最初に、主に以下のようなお悩みの相談にのります。
生成AIを業務に活用したいけど、何から学べばいいのか分からない...
今の業務で、生成AIからより良い回答を引き出したい...
業務の負担を減らしながらクオリティを維持、向上したい...
その後、生成AIツールを使った成果物のデモンストレーションや、回答の要となる「プロンプト」(生成AIへの質問内容)の作り方・例をわかりやすくご紹介します。
事前に【セッションを通じて、生成AI活用についてどのような状態になっているのが理想か】をすり合わせて、当日のセッションをより有意義なものにしたいと考えています。
セッションを受けるメリット
1対1で生成AIの活用相談を、最大1時間受けられます。
生成AIを活用した効率的な成果物作成方法を学べます。
現場で使える具体的なプロンプトや、その作り方を学べます。
お悩み相談の主な対象の方
営業・マーケター:市場調査→情報取りまとめ→提案資料作成など、ビジネスサイドの一連の業務を効率化したい方
ライター:文章作成・記事内容企画の時間を短縮・効率化したい方(日常的に文章を書く方であれば、広く相談に乗ります!)
SNS運用者:SNS投稿文や画像を、より魅力的かつスピーディに作成したい方
今後正式にサービスをリリースし、本格的に活動を開始しますので、ぜひ応援のほどよろしくお願いします!
今後のnote:地に足のついた生成AI活用方法をお届けします
こうした活動をする中で、noteでも生成AI活用に関する情報発信をしていきたいと思い始めました。そこで、このアカウントでは、単なる生成AIツールの機能紹介だけでなく、実際に現場で役立つ内容を心がけていきます。
最近の生成AIに関するSNS投稿などを見ると、
「これがあれば、もうコンサルはいらない!」
「生成AIを使えば、月10万余裕で稼げます!」
など単なるインプレッション狙いの言葉も目にします。真偽はさておき、こうした煽り系はあまり好きではありません。
そもそも、生成AIはまだ発展途上の技術であり、必ずしも「できる・実現する」とは断定できません。たった1つプロンプトが崩れるだけで、大きく成果物が変化し、たとえ全く同じプロンプトでも、常に同じアウトプットが得られるわけではないからです。そのため、まずは「検証する」姿勢で、活用方法を模索することが重要です。
なので、このnoteでは、むやみに生成AIを持ち上げたりはしません。代わりに、現実的なラインでの活用方法と、場合によっては現状では不可能なこともお伝えするつもりです。
【地に足の着いた生成AI活用】
これをテーマに、継続的に発信していきます。もし生成AIにご興味があれば、ぜひフォローいただけると嬉しいです。
義務感よりも、好奇心で発信したい。
前職では、会社のため、競争に勝つために生成AIのトレンドや技術を学んでいました。
しかし今は、純粋な好奇心で生成AIの到達点を研究し、検証を重ねています。その方がヘルシーですし、何より生成AIがもたらす「ワクワク」を心から楽しんでいます。
これから、少しでも多くの方々にそのワクワクを伝えられたらと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします!