【アルダ・ナーリー・イーシュヴァラ】
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ヨーガ経典『バガヴァッドギーター』では、世界を循環させる法則を、摂理といい、”イーシュヴァラ”と言う言葉で伝えています。
〇わたしたちは、このイーシュヴァラと何ら離れていない。
〇イーシュヴァラは世界そのもの
〇自然の摂理です(BGを日本で訳された書籍によっては、イーシュヴァラを神、自在神)
ただ、言葉で聞いただけでは、???
そこで、哲学に興味のない人も世界は、こういうふうにできているよーと、目に見えて、わかりやすい形が信仰の対象になったりするので、インドでは、象徴として表される。絵があります。
”アルダ・ナーリー・イーシュヴァラ”
半分男性で、半分女性の全身の図。見たことない人は、「アルダ・ナーリー・イーシュヴァラ」とぜひ検索!!
アルダ=半分
ナーリー=女性
イーシュヴァラ=全体世界
性別が分かれているのは、図を絵をみている我々に見てわかりやすいように。。。ということ。
では、なぜ分かれているかというと・・・
☆イーシュヴァラは、2つの原理で構成されている
①プルシャ(究極の原因)・・・ブラフマンも同じ意味。生じ滅することのない永遠の意識の源。何も依存せず、それ自身で存在する。
②プラクルティ(物質的原因)・・・変化し、変わり続け、存在することができる
2つの原理は、どちらもこの世界を構成していて、今私たちが目にしてこの瞬間の世界には、この二つの原理がピタッと調和してうごいているから、
自然の摂理とこの世界が成り立っているんだ。自分の体も含めて、気持ちものせて。
2つ合わせてイーシュヴァラ。
ちょっと、聞いただけで??になる時ありますよね?
例えばヒンドゥ教で色とりどりの崇拝の対象になる物(絵だったり、銅像だったり)があるかというと、こんなふうに、哲学を聞いたとしても、感情が乗ってこない・・・と。
あくまでも心を開ける身を預けて気持ちを差し向けるには、ふさわしい対象がどうしても必要で、そういう時に、インドの土壌にあった各地の崇拝の対象に哲学も載せて、理解しやすくしているという形状を取っている。
それだと、あの数々の見覚えのある神々?なのか?と思う絵や像の意味もうっすらと理解できますよね。
それで、アルダ・ナーリー・イーシュヴァラを示す図を見てもらうと2つの原理が合わさって、それがイーシュヴァラなんだ。と理解させようとしている。
今日一日も皆様にとって素敵な一日になりますように!!
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