赤い瞳で見た景色
『 心霊探偵八雲』神永学 角川文庫
皆さんこんにちは。本日の書評を担当する飛鳥です。
唐突に「何故八巻の画像なのか」と思われた人もいると思います。ですが深い理由はありません。ただ単にこの巻の表紙が1番好き、というだけのことです・・・
さて、余談が長くなりましたが、本の紹介に移りたいと思います。
「ぼくには特別な能力はない。ただ、死者の魂が見える体質なだけだ」
そう言って赤い左眼で死者と対峙し、葛藤しながら様々な怪事件を解決していく青年、八雲。しかし、飄々としているように見える彼には、その特異な外見のために重い過去があった。
そんな中、とある事件をきっかけに出会った晴香からの純粋な一言が、八雲の凍った心を溶かしてゆく。
そんな心を閉ざした八雲の、救いの物語・・・
とにかく登場人物が魅力的で、会話の掛け合いのスピード感が癖になります。現在は11巻まで刊行されていて、物語はクライマックスへと向かっているところです。
皆さんも、八雲が視る、ちょっと変わった世界を覗いてみませんか?
皇學館大学 1年 飛鳥
hontoへのリンク↓(1巻)
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784043887019
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