一人では戦えない?

皆さんこんにちは。本日書評を担当する飛鳥です。
実は今かなり焦っています。担当の日なのにまだ書評を書いていないことに、今さっき気付きました。危ない危ない…

さて、何だか挑発気味な題名になってしまいましたが…本日ご紹介するのはこちらです。

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『かがみの孤城』辻村深月、ポプラ社

この本はいつかの本屋大賞で1位になっていたので、見たことがあるという人も多いかもしれません。

中学一年生の安西こころは、ある出来事がきっかけで学校に行けなくなっていた。そんなこころが一人で家にいると、部屋の鏡が突然光り始め、それをくぐり抜けると見たこともない城があった。そこには、こころと同じような事情を抱える七人の中学生が集められており、城の主である狼面の少女から一つの課題が出される。それは、見つけたら願いが叶うという鍵を見つけることだった。
彼らはいったい何のために集められたのか。城に隠された真実とは。

赤の他人から始まった七人。みんなそれぞれ何かと戦っていて、助けてくれる人はいなかった。戦うのに疲れ、閉じこもってしまった心を開くのに必要なものは何なのか。

ファンタジー、ミステリー、ヒューマンドラマなど色々な要素を楽しむことができ、一気読み必至の展開にページをめくる手が止まりませんでした。
何より、伏線回収が鮮やか!

何でも悩みを抱えている人に、ぜひ読んでもらいたい一冊です。

P.S.知らない間に漫画化してたみたいです。


hontoへのリンク
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784591153321


皇學館大学 2年(もう2年で大丈夫かな?) 飛鳥

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