全ページ面白い本
どうも、書評担当のまいです!
今回は、全ページ面白いと思った本をご紹介します!
その名も『ギャシュリークラムのちびっ子たち』!
大人のための絵本作家のとも呼ばれるEdward Gorey(エドワード・ゴーリー)が描いたこの本は、2000年に河出書房新社から刊行されました。子どもたちが恐ろしい運命に出会うさまをアルファベットの走馬灯にのせて描かれているゴーリーの代表作です。
全ページ面白かったのですが、そのなかのお気に入りを紹介します。
E is for ERNEST who shoked on a peach.
(Eはアーネスト モモでちっそく)
G is for GEORGE somthered under a rug.
(Gはジョージ じゅうたんのしたじき)
H is for HECTOR done in by a thug.
(Hはヘクター ごろつきのえじき)
J is for JAMES who took lye by mistake.
(Jはジェームズ アルカリごいん)(誤飲)
L is for LEO who swallowed some tacks.
(Lはリーオ がびょうをごくり)
N is for NEVILLE who died of ennui.
(Nはネビル のぞみもうせて)
Z is for ZILLAH who drank too much gin.
(Zはジラー ジンをふかざけ)
以上です。
言葉選びはもちろんのこと、絵にぞくりとさせられるでしょう。子どもたちの表情が絶妙に奇妙です。日常的に起こり得る出来事がゴーリーによって俯瞰的に描かれておりとても読みやすい一冊でした。
まい
皇學館大学OPAC
http://opac.kogakkan-u.ac.jp/csp/carin/smp/CARsmpSRC11003.csp?SeqNo=1