近代文学を読めるようになりたい!!
こんにちは、今日の書評を担当するじゃぽです!
いきなりですが、近代文学って手に取りにくいイメージがありませんか??実は私、近代文学は苦手です。。。なんとなく、難しい言葉が出てきて堅苦しい内容なのかなと身構えてしまいます。
しかし、ほんのちょっとですがある本をきっかけに近代文学っていいな!っと思うことができたんです!!
その本がこちらです!
『杜子春』 著:芥川龍之介 出版社:新潮文庫
では何故、近代文学が苦手な私がこの本を手に取ったかというと…
皇學館大学に入学する前、
私が高校3年生だった秋から冬ごろ、
この時にはすでに皇學館大学への進学が決まっていて大学から入学事前プログラムというものを課せられていました。
その一部に読書レポートがありいくつかの課題図書の中から私は杜子春を選びました。
なぜなら、
古典文学
読むのは楽しかったがレポートとなると書ける気がしなかった。あと、話が長い。
漢文学
なんのこっちゃわからない。
近代文学
読んでいてなんとなくなら意味がわかる。
短時間で読める。
という消去法で近代文学を選び、さらにそこから『山椒大夫』『小僧の神様』『春琴抄』など手当たり次第に読んでいきました。
そして『杜子春』を読み終えたとき、
「これだ!!!」
と思いました。
まず、文が読みやすい!!
難しい言葉が苦手な私でもすらすらと内容が頭に入ってくる!
そして、内容!!
杜子春という青年が不老不死を得るため仙人になるための修行を行うのですが、そこで親子愛について触れられる場面があります。そこで私は感動して号泣。(市立図書館の閲覧スペースの隅っこで。側から見ると怖かったと思います。笑)
私の近代文学に対するイメージが覆される瞬間でした。
その後、杜子春の読書レポートを書き終え、大学に送り、しばらくすると先生のコメントが添えられて私の元に返ってきました。
コメントの最後には
「詳しくは大学の漢文学概論で」とありました。
※『杜子春』は中国の古典『杜子春伝』を題材に書かれています。2つの作品を読み比べるとより面白いですよ!
この春で私は2年生になります。
そして今年、漢文学概論を履修します。
シラバスを確認するとそこには『杜子春』の文字が!!
今から楽しみでなりません!!!
hontoのリンク↓
青空文庫のリンク↓ 携帯からでも読めます!
皇學館大学 ふみくら倶楽部 じゃぽ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?