あだ名をつけられて泣いていた息子に対する私のアドバイス
ある日、帰りのバスから泣きながら降りてきた息子(年中さん)。
理由を聞くと、あるあだ名で呼ばれるのが嫌だという。
実名を文字っているので、ここでは仮に「ポスター」としよう。
※実際のあだ名も印字物に関連しています
僕が僕であるという自我が芽生えている
今までは目の前の楽しいことやりたいこと、すぐ先の未来に満足すれば
ご機嫌であった幼児の段階から、
僕個人としての趣向や考えが出てくるようになっていた。
いつの間にか、成長していたんだなぁ。
と、あだ名の件で感慨深い気分になっていたわけですが。
息子はどうしても「ポスター」と呼ばれることが嫌らしい。
しかしちょっと前まで、友達同士でふざけあって色んな呼び名で呼び合って笑いながらバスを降りてきていたのに?
その中にも「ポスター」という呼び名があったのに?
急にまたどうしたのか。
理由を聞いてみると、「だって呼ばれたくないんだもん」
まだ明確な答えを導き出せるほど成長しているわけではなかった。
5歳だもんね。
何が正攻法なのか分からないけどどれもNG
そのあだ名は侮蔑的でもないし、むしろ文字り具合がうまい!と思ったし、
語呂も良くお友達が連呼したい気持ちも分かった。
「ポスターかっこいいじゃん」となだめても
「いやだ…」と拒否。
「じゃあ、やめてって言えば?」と提案しても
「言えないよ…」と弱腰。
私も友達に意見を言えなかったタイプなので非常に理解できる。
なんせ私は、
毎日クラスメイトに肩を噛まれても我慢していた子供なので。
いじわるで呼んでいるような雰囲気は微塵もない。
これからもバスを降りるたびに「ポスター!ばいばい!」
と言われるだろう。
親や先生が介入するほどの問題でもない。
さてさてどうしましょう。
私が授けたいやなあだ名への対処法(真似しないで)
そこで私は、お友達にも変なあだ名をつけちゃおう!と提案した。
変な、と言ったのは息子の手前で、実際はかわいらしいやつ。
すっぱレモン
おにぎりまる
青のりコーン
など(仮です)
もし次に「ポスター」と呼ばれたら、
今みんなに付けた変なあだ名で君も呼んでやればいい、と諭した。
そしたら一気に機嫌が直り、私が考えたあだ名に大笑いしていた。
「ただし、ポスターと呼ばれた時だけだよ。
呼ばれていないのにこのあだ名で呼んだらダメだよ」
「わかったよ」
次の日、バスから降りてくる息子は笑っていた。
相変わらず「ポスター!ばいばい!」と言われているが、
「ばいばい、おにぎりまるー!」なんて笑顔で対応していた。
「今日は○○君だけポスターって言ってきたから、おにぎりまるって言ったよ。○○君はポスターって言わなかったから、僕も呼ばなかったよ」
間違っているかもしれない、だがこれでいい。
最近ではあだ名禁止なんていう校則があるとかないとか。
そんな中、お友達に変なあだ名を付けるのは間違っているかもしれない。
おにぎりまると呼ばれて、もしかしたら嫌だったかもしれない。
でも子育てに正解はないし、
個性や環境によっていく通りもの対応があると思う。
その都度、反省したり学んだりしながら、
私たち親も成長していくんですよね。
子どもが大きくなるにつれ、抱える問題も大きくなりそうです。
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