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ゲストハウス開業準備記録①

現在私達は主に学生向けのシェアハウスとアパートを管理しています。学生の人数の減少や新しい賃貸物件の増加などもありこれからの事業や今後の私達の人生について考えた結果、シェアハウスの建物をゲストハウスに変更して世界中のバックパッカーの皆様をお世話するような場所にしようということになりました。

【2023年8月】
シェアハウスのお食事付契約の皆様用の食堂は、今後お泊りの皆様にも飲食物を販売できるようにするため不特定多数の方にご利用頂けるように営業許可を取る必要がありました。元々ご先祖様が竹を売っていたため我が家の屋号が「竹屋(たけや)」だったことから店名をCafe Bambooとしました。竹は成長が早く幸運の植物とされている国もあり、多少の表記の違いや発音の差異はあれど英語・スペイン語・イタリア語・ポルトガル語・フランス語・ドイツ語等々様々な国の方々に覚えて頂きやすいかなと思ったからです。今まで通りシェアハウスの皆様にお食事をお出しするほか、現在は月1回ジャズセッションを開催しています。本格的に一般のお客様をお迎えするのはゲストハウス開業後になる予定です。

また当時空室だったお部屋をモニター利用者様をご招待して無料でお泊り頂き、①1泊貸しするということを体験②必要なものの洗い出し③自分たちに新しいビジネスモデルができるかどうかを確認しました。

【2023年10月】
2棟ある建物それぞれは賃貸物件用建物として盛岡市の建築指導課に登録してあるのですが、宿泊施設用建物として使用しても良いかという確認等が必要でした。確認した結果、建築指導課では大きな仕様変更や手続きなしで使用が可能ということになりました。

【2023年11月】
建築指導課との確認が終わり、今度は保健所です。保健所に提出する書類などを取り寄せ、事前相談という形で営業が可能か探っていきました。近隣の学校や児童施設からの距離やその施設へ開業のおうかがいをたてなければいけないことや寝具・リネン管理の部屋を作ること、浴室の衛生管理など今後の管理方法について調べ、どういう営業形態が良いのか検討しました。

この時点では「まあ何とか開業に持っていけるのでは?」と思っていましたが、
ここで立ちはだかる新しい関門「消防法」に四苦八苦していくことになります。消防署との必要事項確認→指導→工事相談→見積もり→再確認→再指導→工事相談…
今回は融資を受けることなく全て自己資金で開業する予定なので以前から付き合いのある防災設備屋さんから消防署の指導通りの設備増設工事の見積もり金額を見て驚愕することになります…涙

念のため申し上げておきますが、どのお役所も消防署でも担当の方は皆さん親切で親身に応対して下さいます。ただ自分達のキャパシティを少し越えてアタフタしているというだけです。

「安心してお泊り頂くためにはそれなりの防災設備が必要なのはやむを得ない」ということでこれについてはまた次回のお話。



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