こんなふうに書いている、という実況。
まあ、みんな言いますよね、「急に寒くなった」って。
それじゃあおもしろくないから「暖房を入れた」とか「こたつを出した」とか、「今夜は鍋にする」とか「余ったそうめんどうしよう」とか、そういう話をする人もいるでしょう。
そうなんですよ、そのストレートな物言いに対する「それじゃあおもしろくないから」が大事なんですよ、なにかを書くうえでは。
「急に寒くなった」じゃダメだし、「暖房を入れた」とか「鍋が食べたい」もおそらく人口密集地域。だったらどこから話をはじめるか。実況中継っぽくやってみたいと思います。
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ここから話をはじめることにしました。「え? こんなに寒いのに?」「急に冷えてきたってのに?」ではありますが、まあここから。
こんなふうにつなぎました。もちろん寒いよ、先週とかに書いた文章じゃないよ、ちゃんと今日の気温を受けたうえで書いていますよ、というアナウンスです。
まあ、そんな東京のなかでもとくに冷えてる建物にいますよ、着込んでいるわけでもありませんよ、という状況説明でしょうか。暖房の話もごく自然に、特別な出来事という感じを出すことなく挿入しました。
暖房を入れたあと、オフィスや自分にどんな変化があったのかの説明です。ひさしぶりの暖房なのですから、そこにある「なつかしさ」にやや多くの筆を費やしてみました。これは若干の伏線です。
ここで冒頭の一文につながる要素の登場です。そうなんですよ、暖房を入れてると喉が渇くんですよ。それを完全に忘れていたんですよ、暑い夏のあいだに。
はい。冷えた水の説明が終わりました。だったらそろそろ、締めくくってもかまわないでしょう。最後は、なにか教訓っぽい話を絡めるか、オチのひと言でも入れて終わりたいところです。
問題はまるでオチがついていないところですが、あまり深く考えずこのまま公開します。それがわたしのnoteです。