セール時期到来in2021! 買う時に気をつける3つのこと。
今季はセールがだいぶ前倒しになっています。すでにonlineは先行セール、一部店舗もスタートしていますね。長らく洋服を買い控えている生活の反動や、これからの季節に着られる服がOFFプライスになっていると、つい前のめりで買ってしまいがちですがちょっと待って!
今回は、セールで服をゲットする前に知っておくと得する3つのcheckポイントを、NGコラムとともにお伝えします。これらは必需品をお安くゲットではなく、私もやらかしがちな〝買ったらテンションの上がる服〟に絞ります。長い内容のため、お急ぎの人は目次で知りたい項目があるか検索してみて下さい。
序章・オフ率トラップにかからない!
まずはポイントではなく、セールマジックにかからない心構えから。人はセールのオフ率の変動で買い物の決断を左右されてしまうという、謎のマジックにハマることがあります。
その理由は簡単。セールは、通常この値段では買えない良いものだから、今トレンドだから、来年着そうだからという、得するはずバイヤスがかかるから。そのためいつもはスルーするアイテムがやけに気になったりします。
はっきり言うと、このバイアスはまやかしです。欲しい物は言い訳なしで買います。もしも買うための言い訳が頭をよぎったら、得するはずバイヤスがかかっている証拠。
その場合は、onlineショップならとりあえずカートに入れるだけに留めます。店舗にいる時はその場でアイテムをスマホでチェックして、同じものがあればonlineカートに入れておきます。
服だけは買う後悔より買わない後悔が正解です。ハイブランドのリミテッドでない限り、たとえそのブランドではラスト1点でも、他のお店で似たようなものがあるはず。大丈夫です。
さて、まずはセールマジックにありがちなお得なはずバイヤスについての見分け方、そのバイヤスが買った時の対処法を知ったところで本題へ進みましょう。
check1.買ったその日&次の外出で着るか?
これは簡単。店舗で買ったらそのまま着て帰りたいか、onlineで買ったら届いたその場で着て出かけられるか。さらに次出かける予定がある時にその服を着たいかを考えます。
今すぐに着られる服なら買いです。前欲しかったアイテムだとしても、今のテンションはどうでしょうか。手持ちの靴やバッグなどのコーデに合いますか? 出かける機会が減った昨今、たまのお出かけにはもっとお気に入りを着る可能性が高くなります。
★NG.次の季節や来年用に安くゲットしよ!
1番やりがち、かつ絶対避けたいのがセール服の持ち越し。これは誰しもが1度や2度3度、セールでやってしまう買い方だと思います。例えば夏のセールなら、初秋に着られそう、来年に持ち越せそうなど、オンタイムで着ない服を買っておく貯金はNG!
これは一見お買い物上手に見えますが、少し先のシーズンのセール服は、今年の春先や昨年度の服などの古い型を並べています。いわゆる売れ残った服なので野暮ったく感じます。また、無意識に何度もonlineや店頭、街中で見てきたものなので、初めて着るわりには新鮮さはあまり感じられません。断捨離する時の候補にすぐ入りそうなアイテムにお金を出すのは、もったいないですよね。
check2.悪い妥協といい妥協を把握してる?
①質問です。今年はこんなの欲しいなと思いながら買えなかったアイテムが20%OFFになっていたら買いますか? もう少しOFFになるまで待ちますか? ②もう1つ質問。とても欲しかったアイテムが50%OFF! でも1番欲しいカラーやサイズは売り切れ。その場合、次に着られそうなカラーやサイズを買いますか? やめますか?
セールの醍醐味は、定価でも欲しいものを納得プライスで手に入れること。そんなの当たり前だと思うかも知れませんが、人はセールフィルターがかかるとなぜか値段に強く引っ張られてしまいます。
①欲しかった服だけど、まだ値段が落ちるかもアイテムは、セールが始まったらすぐ購入するのをオススメします。買いか? いやまだ待て。とやっているうちに売り切れます。いいと思ったものは大多数の人がいいと思うもの。定価で買うはずのものをお得に買えると、想像以上の満足感と幸福感が芽生えます。注意点としては買った後、シーズン中は2度と見ないこと! 時にショックで寝込むことがあります。
②は妥協してサイズ違いを買うのはNG。きつい、大きい、ゆるいなどは想像以上にストレス。結局あまり出番のないままシーズンオフとなる選び方です。
対してカラーの妥協に関しては買い! 普段買わない色との出合いになるかも知れないので、気になった色があり、納得のいく値引き率なら思い切るのも手。ただし流行っているからだけ、手持ちの服と全く合わない色は控えるのがベター。
check3.トレンド服の旬はセール時期!
試してみたいトレンドの服があるなら、セールまで待つのが正解。トレンド強めのものは早めに買っても様子を伺ってから着る人が多く、また最初からセール待ちの人が多いのが実情。自分が先頭を切って着ることは躊躇してしまいますよね。よほどのオシャレさんではない限り、昨今、一般層のトレンド服の旬は後倒しになっています。生活環境や周囲のコミュニティなどの様子を見てチャレンジを。
★NG.若い子向けのブランドセールは「〜すぎる」から控えて。
トレンド服はセールでの購入がオススメではありますが、若い世代向けのブランドはキャッチーな上、元の値段設定が低いのでセールだと投げ売りに近い金額なることもあります。大人が、この金額なら試そうかなと思うとほぼやけどします。
例えば胸の開き具合が深すぎる、丈が長すぎる、袖が短すぎる、生地が薄すぎるなど流行を強調するために、すぎるものが多いからです。流行は程よく取り入れるのがセンスのある大人の基本。セール中は何か欲しい病が発動し、超安い! 可愛い! とノリでついでに買ってしまうことがあります。
トレンドアイテムこそ、セールのよさを最大限に使うチャンス。少しいいブランドや、いつも買っているお店のセールで見つけることが1番コスパのいい買い物術です。
セール、その楽しみと苦悩。
昨今はセールを上手に使う人が増え、店舗、ネットショップを比較し、さらにアマプラのような独自のOFF祭りやポイントも駆使するのも当たり前になりつつあります。欲しいものをお得に手に入れると、人はとてもポジティブな気分になります。購買でストレスを発散し、その服を着る明日が楽しみになるのはプラスのアクションです。
ただ、ショッピングモードになっている時には、安いというだけで、その時の気分やイメージだけで買ってしまうことが多々あります。そんな風に買った服は目にするたびに後悔し、クローゼットの奥に追いやられ、衣替えの手間を増やす厄介者となり、結局はメルカリか資源ゴミ行きとなります。これではお金でストレスを買っているようなもの。
まとめ・服のセールは生鮮食品と同じと心得て。
結論として、セール期間の何か買わないと損、という感情を一旦降ろしましょう。服のセールは無印の良品週間のように一定期間値下がりした後、元の値段に戻るものではありません。
値段が落ちたものはその価値が落ちているということです。
オフが進んだ分、鮮度が落ちているのは当たり前なので、自分の中にどのタイミングまで新鮮なのかをじっくり考えます。
新鮮な食材を食べる時、どのタイミングが1番美味しく感じるかはそれぞれ異なります。洋服も同じで、自分にとって、新鮮だと感じるタイミングが1番大切です。そして妥協線も考えつつ、最大限、自分を嬉しくさせる時を見極めましょう。何も買わない判断も時には必要です。
今回はそのタイミングの見極め方の、ごく一部をお伝えしました。自分の目利きをトレーニングするつもりでセール期間のショッピングをすれば、普段とはまた違った気づきが見つかるかも知れませんね。