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ライティングにはロジカル思考が詰まってる! part1. 「何でも13文字でまとめる」
雑誌やWebなどのライティング界隈には、色々なワザが沢山あります。それらを1つずつご紹介していくシリーズを作りました!
ライティングに興味がある人はもちろん、誰にでも役に立つ内容なので、目次をご覧になり気になる部分があったらチェックして下さいね!
パート1は、13文字でまとめるメソッドをお伝えします。
さて、唐突に13文字と言われても何それ? 何で13文字? など思われそうですが、編集やライター業の人ならピンとくる数字かも知れません。
この13文字というのは雑誌なら、見出しや小見出しと言われる部分に使われることの多い文字数。見出しはキャッチとも言われ、写真の横に1〜2ラインで添えてあります。↓
小見出しとは、商品情報が書かれているキャプションと言われる部分の上に、2ライン程度で乗っかっているテキストのこと。↓
Web記事の場合はタイトル部分。クリックされるか否かの運命を分ける、大事な部分のはずです。↓
これらの例で分かるように、見出しや小見出し、タイトルは、画像や文章を一目で分かるように文字にまとめたもの、という位置付けとなります。
簡潔にまとめられる最小文字数が13。
写真やテキストなとの内容を的確にかつ、目を引くようにまとめて伝えるためには最低10〜13文字くらいが必要です。
逆を言えば、そのくらいの文字数があれば、要点がすっと入るようまとめることが可能ということ。
伝えたいことを13文字で収める難しさ。
13文字にまとめることは一見簡単そうですが、実はなかなか厄介な作業なんです。それは
1.内容をきちんと理解した上でその情報を整理・取捨選択。
2.自分以外の人にも伝わる文章にする。
という複雑なステップがあるからです。さらに、それらを少ない文字数にしぼるので、
1.余計なことを入れて言いたい内容が伝わらない。
2.全ての内容を全て入れたくなり字余り。
3.箇条書きのようになり強弱がつかず曖昧。
4.既にわかる内容を重複してしまう。
などがあります。これらは国語が得意な人やライター業の人でも意外に出来ないことがあります。
見出し13文字の書き方サンプル。
ここで少し頭の体操です。例えばカーキ色のワンピースを着たモデルカットに13文字の見出しを添えるとします。
〝カーキ色のワンピースをオシャレに着こなす〟
これはNG。写真を見たまま書くのではなく、その写真の趣旨を探りましょう。
・具体的な着こなし方
・素材など画像ではわからない説明
・着ることで得られるイメージ
など切り口は様々ですが、読む相手がいる場合、何を伝えたくて撮られた写真なのかを、相手が知りたい情報と絡めて伝えます。
商品説明の上につく小見出しも同じ考え方です。その商品の質感なのか値段感なのかシーンなのか、下にくる説明を簡潔にかつ説明的すぎない文章で書く必要があります。
見出し13文字思考を日常に落とし込む。
この13文字で考えることは、普段の生活に使うととても役に立ちます。
例えば仕事なら。
会議の議事録、上司やクライアントの話し、長々としたメールなどを短くまとめることができます。
ただ段落をつけるのではなく、内容を把握して簡潔にまとめるためには理解が必要です。なので、13文字にまとめられるということは、自分が全てを把握していることになります。
例えばプライベートなら。
読書なら読んだ段落の趣旨をまとめてみると要点が掴め、より深く理解できます。
ブログやnoteを書いているなら、見出しが内容に対して的確になります。ここがずれていると読み手は心地悪く感じます。
TwitterやInstagramなどのSNSは、最初に13文字くらいで書きたいことをまとめておくと、余分なことのないバシッとストライクな文章になりますよ。
また、ラインなどの短いメッセージでやり取りするチャットでは、13文字思考が際立ちます。例えばイベントや集まり、何かの報告などを短くて的確な文章で送ると、相手の読みこぼしがなくスマートです。グループラインやスラックなど複数いるチャットの時は念頭に置くといいかもしれません。
1番のメリットは理論の組み立て方の練習になる!
とにかくふわ〜っととしている事柄を短くまとめられることが、見出し13文字思考の醍醐味です。
もやもやと、考えていることありませんか? 色々なことを漫然と考えていると、頭がとても疲れます。よく把握できないまま時間を費やしたり、逆にかける時間が不足したりするのは時間がもったいないですね。
そんな時は事柄を1つずつ分けて、それらに13文字位の文章でまとめてると頭の中がスッキリしますよ!