1点知的主義で鮮度よく③ 派手&媚び服を上品にする実践編

1点知的主義、3回目はトレンド服や華やか服の派手見え、媚び見えに品格を与える知的さ投入法です。ちょっと頭を使いますが、こちらも手持ちの服でできる、効率的な投資を考えました。

トレンド服は小物をミニマムにする。

トレンド服はこれと言えませんが、服はそのまま、まずはトレンド小物を徹底的に削ぎ落とします。

1.ヘアアクセ含めたアクセは一度全て外す。マリッジリングはつけておく。

2.きている服と同系色のバッグと靴にする。この2つは同じ色にする。同系色がなければ黒か茶色、ベージュの定番色にする。

3.ヘアはワックスなどをつけずナチュラルに。

4.露出部分作らない。足が出るなら靴と同じ透けないタイツの色にする。

5.ネイビーのストールを巻く。

解説

トレンド服は主張があります。本当は着こなしにも法則がありますが、その前に徹底的に小物類を排除して、光を入れない方向にします。また、顔まわりにネイビーがあるだけで落ち着きます。ヘアは何もつけずシンプルにすること。バッグと靴は同じ色、ここが知的ポイント。小物の色や形を押さえて1点に知的さを集中させます。これだけで、やりすぎ感、派手さが抑えられ、トレンド感を引き立てせます。

華やか服は、マットさが品格につながる。

華やかな服は柄、色、素材で出すのでそこをうまく操るのが速道です。ただ、華やかさを落ち着かせることは簡単ですが、せっかくの華やぎは残しておきたいので、そこを考えます。

1.柄はそのまま残し、合わせるトップスの素材をウール、コットンなどのナチュラルな素材感にする。トップスが柄も同様。ボトムは光沢感やケミカル感のない素材を選ぶ。

2.華やかな色の場合はその他全てアイテムの色を統一させる。トップス淡いが華やかな色なら、ネイビー、ブラウン、グレーなどと真面目な色にする。

3.素材そのものな華やかな場合、レースやチュール、サテン、明るい色のツイードなら他を全てモノトーンにする。

4.バッグや靴はパテントやビジュー、バックル、ゴールドロゴやチェーンなどのあしらいを避ける。スエードやマットなレザーやエコレザーで光を抑える。

5.肌の露出やボディのシルエット感を極力出さない。透けない素材、開いた首元やバックシャン、ノースリや半袖、膝上丈、黒ストッキングは選ばない。ノースリワンピなどの場合は丸首カーデを羽織る。

6.強いコントラストにしない。華やかさを乗せる反対色や多色使いは高テクニックなカラー。これを避ける。

7.膨張色は濃い定番カラーで締める。例えば淡いパステルカラー。これに明度の高い同系色や白を合わせると媚びた印象が強くなり、その分知的さが減るので、寒色ならネイビー、暖色ならブラウンと覚えておくと楽。

8.パールは合わせない。華やかな服にパールはトゥーマッチ過ぎ。パールボタンのついたものも避ける。

解説。

華やかな服のよさにフォーカスして、大きな1点知的主義に達することで品格を出せます。素朴な素材、定番カラー、そして肌感を隠す。これにつきます。地味になる心配はご無用。表現したい華やかさがより、くっきりと引き立ちます。

次は最後の番外編。カジュアルに1点知的投入です。




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