文庫小説本を作るときの小説以外のページ
半分自分の覚書です。
なお、これが必ずしも正しいというわけではありません。
どなたかの何かの参考になれば……。
(未来の自分が一番助かりそう)
文庫小説は、案外真っ白ページが多いです。
薄い本だと、真っ白いページが多いと「なんぞ、これ?」みたいなスカスカ感が出ますが、厚めの本だと、むしろギチギチに詰められたほうが、ちょっと読みにくい気がします。
(ページ数が多いと印刷費が上がるので、やり過ぎると財布が辛いことになるのですがね……)
というわけで、市販の文庫本を見ながら研究してみました。
1:前のほう
001 表1(表紙)
002 表2(表紙裏)
遊び紙とかカラー口絵(入れると満足感が上がりますが、値段も上がります。ちなみに総ページ数には関わってきません。別料金です)
003 総扉
そいつを作るのが難しいんじゃ!
……というかたのために、いろいろなテンプレートを配っていたり売っていたりするかたもいらっしゃいます。いい時代になりました。
004 白紙
(何もないほうが綺麗な気がします。あっても1行ぐらいかなあ ←個人の感想です)
005 目次
(目次が1ページぐらいで終わる分量なら、このへんかなあ。章分けが細かいかたは、ここに別の何かを入れて、次のページに見開きを入れるというのもいいかも)
006 私はここに、表紙絵を描いてくれた25ちゃんの名前を入れています。
007 章扉
シンプルなやつです。これは一太郎で普通に打ちました。
行数数えて「真ん中はここ!」みたいな。
08 本文
ミソなのは「すぐ本文」の場合と、「最初の1ページは白紙にして、次のページから本文」と、2パターンあることでしょうか。
読んでいる人は、たぶんさほど気にしていないと思います。好みとかページ合わせとかの都合で、いろいろできると思います。
ちなみに「悪役王弟」のほうは1ページ白ページを入れて、姐様の「リューン・サーガinfinity」のほうは、即本文を入れました(ページ数の都合で)
2:後ろのほう
仮に100ページの文庫だとすると。
100 表4(裏表紙)
099 表3(裏表紙の裏というか、内側)
098 奥付(ここを白紙にする人もいます)
097 あとがきの最終ページ(98を白紙にすると、ここが奥付)
ちなみに奥付ですが、「奥付 文庫 テンプレート」で検索すると、いろいろ公開してくださっているかたがいます。
それを買ったり、使わせていただくもよし、行だけ綺麗に揃えてベタ打ちしてもよし、みたいな感じです。
奥付の必要事項ですが
・本のタイトル
・発行日(イベントの日になっていることが多い)
・著者名
・発行(サークル名)
・連絡先(最近SNSのアドレスではダメだというところが増えてきました。特にR18の本だと厳しいようです。サイトのアドレスかメールアドレスだとOKのようです)
・印刷所
そしてあとがきですが、本文が終わった、そのすぐ次のページからあとがきが始まるパターンもありますが、間に1ページ入れてあとがきが始まるパターンもあります。
私の場合は、最終ページが2,3行だったら、すぐ次のページからですが、キツキツだったら1ページ開ける派です。
ちなみに私、左ページ(奇数ページ)から、あとがきが始まるのが好きなので、そうなるように本文を調節したりします。
ページ数ですが、文庫のように判型が小さいものは、オフセットで出す場合は8ページ単位のことが多かったりします(表紙裏表紙とかを除いた本文のページ数が8の倍数で区切られていて、36ページでも40ページでも値段は40ページと同じになるのです)
おそらく印刷機の問題でしょうね。でっかいのでバーンと刷るので。
ですがオンデマだと、ページ数が4の倍数のことが多かったりします(オフセットの印刷機よりも小さいんでしょうなあ)
なので昔よりは調整がしやすいですね。
そんな感じでしょうか。
3:おまけ・本文の話
小説本文のレイアウトですが、私個人は一太郎で、自分の一番見やすいものを作って使っています。
それはそれとして、一太郎には便利な機能がありまして。
ワンクリックでテンプレートに入れてくれる機能があります。
ちなみに「JUST PDF」というものが腹の中に入っていたら
ワンポチでPDFにしてくれたりします。
便利です。
小説をPDFにするぐらいなら、安いほうでいいと思います。
表紙に関しては、ここを使うかたもけっこう多い気がします。
作例見てもカッコイイですね!
本当にいい時代になりました。
というわけで私も本文、がんばります!
せっかくなので読んでいってくだされ。
現在連載中!
悪役王弟だが王都を追放されたので王位を簒奪することにした
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