デザフェス60・初参加レポ 1
先日、デザフェス60に参加してきました。
普段参加している同人誌即売会とは、また全然違っていて、大変楽しかったです。
ちなみに我々、2日間の参加でした。
今回は備忘録も兼ねて、まず1日目のほうをレポートします。
1:前日譚
我々のサークル「PepperBox」は、
・25(二越としみ・大阪・絵描き&漫画描き)
・23(神無月ふみ・愛媛・字書き&小説書き)
この二人で構成されています。
(いまレポートを書いているのは、23のほうです)
我々は東京へ行くために飛行機を使います。
今回はエアチケットの関係で、私のほうが数時間早く東京入りしました。
ホテルにチェックインして部屋で待っていたところ、25ちゃんからLINEが入りました。
25「飛行場でトランクの車輪が砕けた(゚д゚)」
トランクやカートは、車輪が砕けたら一気に無力化します。
荷物を転がして行けないので、持ち上げるしかなくなるからです。
今回のホテル、空港から近い場所だったので、タクシーを使ってホテルにたどり着くことができました。遠い場所だったら、金銭的にヤバかったですね……。
ちなみに、その気になって地面を観察してみるとら、いろんな人が残していった車輪の破片が、あちこちの道路に散らばっています。
旅の途中で車輪が砕けた人は、大勢いるようです。
宿泊先のエレベーターやビッグサイトへ至る道で、他の人の車輪の破片をいっぱい見ましたよ。
皆様、お気をつけください。こういう車輪、ある日突然砕けます。特に古いスーツケースが、やばいです。
2:設営前
デザフェスは同人誌即売会と違って、いろいろと変わった設営ができるようになっています。そのため料金体系も、少し変わっています。
まずスペース代(地面代)がかかります。そこから
・壁(ベニヤ板みたいなもの)レンタル代
・机、椅子レンタル代
・電源レンタル代
みたいに、いろいろレンタルして料金が加算されてゆくのです。
(電源レンタルは、スペースにでっかい液晶ディスプレイを置いているところとかがするみたいです)
25ちゃんは今回「個展みたいにしたい」と計画し、机や椅子と一緒に、壁をレンタルしました。
どう配置するかの設計図も書き、事前に設営の予行練習もしました。
さて。
けっこう大がかりな準備をするためには、何時に会場入りすればいいのでしょうか。
25「朝6時にビッグサイトか……。やっぱり」
23「グエエエエエ」
さすがに朝6時に会場入りをするのは、しぬる……と思って、朝7時に会場入りすることにしました。
ちなみに出立前の準備をしている最中にXを見ると、朝6時前に会場へ行っている出展者が、かなりいました。
なお、コミケのサークル入場は朝8時からです。
デザフェスの設営は、うちとは比べものにならないほど大がかりなものも多いので、早くないといけないのでしょう。
というわけで、朝7時(ちょっと過ぎ)のビッグサイトの写真です。
以前ここで使ったやつですな。
いま公式を見たら新製品が出ていました。
ここの台車は本当にすばらしいです。
ビッグサイトを背景に写真を撮ると小さく見えますが、ホテルの部屋に置くと、でっかい感じがします。
これら以外に、ビッグサイトにも荷物を送っています。
全部会場送りにしなかったのは、荷物の保管料が高かったからです。
倉庫にしばらく置くことになるので、高いのは当たり前なのですが、すべての荷物を会場送りにしてしまうと「ギャウ」ってぐらいの値段になります。
なので地方から参加する出展者さんは、会場送り用と宿送り用の二つに分けて搬入することが多いようです。
3:設営
会場送りの荷物を引き取ったあと、設営開始です。
まず、何もない壁に穴を開けます。
レンタルした壁は、穴を開けようがペイントしようが物を貼り付けようが、出展者の自由にできます。
そして返すときは粘着テープを剥がし、釘等も全部抜くことになっています。穴は開いたままでもいいようです。
次のイベントに再利用はしないけど、資源としては使われるからとか、そういう感じなのでしょうか。
この板、合板だと思うのですが、合板の第一層の部分が異様に固いらしくて、ドリルでもないと穴を開けるのに超苦労するようです。
実際25ちゃんも、マキタのドリルをウィーンウィーンと言わせながら
「穴、開かない! なんで? めっちゃ固いんだけど!!」
と、しょっちゅう言っていました。
第二層へ行くと、急に柔らかくなるようなので、第一層は容赦なく削るのが良いようです。
デザフェスに参加されてないかたや、壁のレンタルをしていないかたは「スゲー、ドリル持ってきている!」と思われるかもしれません。
ですが実は、壁をレンタルするかたで、自前のドリルを持ってきているかたは大勢いるようです。
その証拠に、あっちでもこっちでも「ウィーンウィーン」「ドルドルドルドル」と、いろいろなものを削る音が聞こえてきました。
「カンカンカン」という、釘を思い切り打ち付けるような音もします。
そこに日本語、英語、中国語、韓国語の場内アナウンス(荷物を取りに来てくれとか、そういうやつ)が、かぶさってくるので、工事現場っぽい雰囲気になりました。
そんなわけで、できあがり。
我々のスペースは「イラスト/絵画」というエリアになります。
なので壁にキャンバス絵を掛けているところが、けっこうありました。
我々の西1ホールは、デザフェス開始時間になっても設営が終わりきっていないスペースがけっこう多くて、主催者の開始宣言があっても「拍手しているどころじゃねえ」みたいな感じでしたw
4:コンセプト
デザフェスには山のように出展者がいるので、人目を引くためには、統一された世界観が必要というか、あったほうがいいそうです。
そのことを知った25ちゃんが、ずっと言い続けてきたことがあります。
それは――。
「うちはブルックリンでいく」
( ↑「これは絶対に書いておいてくれ」と25ちゃんが言うので書きましたw 「俺はガンダムで行く」(映画「レディ・プレイヤー1」より)の口調で読んでいただけると幸いです)
元々25ちゃんは「ブルックリン系」とか「インダストリアル系」が大好きで、黒っぽい板と黒い金属を合わせたインテリアに、並々ならぬ関心と愛情を抱いていました。
なので100均の有孔ボードも、ダークブラウンに塗り直し、什器も材料を買って自分で製作し、絵を照らすライトも、それっぽいものを買ってきました。
あまりにもいろいろ買っていたので(マキタドリルとかね……)
「もしも当日、全く売れなかったら、どうなるんだ?」と震えてしまうほどでした。
この「スペース全体をブルックリンスタイルにする」大作戦が功を奏したのか、たくさんのかたにお立ち寄りいただけました!
「カッコイイ」と呟きながら、お立ち寄りくださったかたもいっぱいいらっしゃって、とても嬉しかったです!
「異国の路地に迷い込んだみたい」というお言葉にも、25ちゃんは、いたく感じ入っていました。
「ブルックリンスタイル+動物」というのは、あまりないジャンルかもしれません。
カッコイイ系インテリアをお好きなかたと、動物がお好きなかたというのは、一見相反するようですが、実は両立するのだということが、とてもよく分かりました。
そして忘れてはならないのが、たぬきマップ!
たぬき大大大好きな私は、たぬきマップを見ながらデザフェスのお買い物をし、そして自サークルもたぬきマップに入れていただくことが野望でありました。
載って嬉しいたぬきマップ!
(ワタクシ、25ちゃんを置いてお買い物もしました)
初日は、たぬきクラスタのかたが大勢来てくださったので、まずたぬきグッズから消えてゆきました。
たぬきバンザイ!(次回から、もう少し多めに作ります)
ガシャポンも大好評で(ガシャポン機械は、ちょっと……いえ、かなり癖がありましたが……)こちらも初日で全部なくなりました。
次回があれば、もっとたくさん作って行きます!
ガシャポン、持って行って本当によかった!
それにしても、デザフェス自体にお客が本当にたくさんいらっしゃいました。
参加人数だけで言うと、おそらくコミケや赤ブーブー主催の同人誌イベントのほうが多いと思います。
しかしデザフェスは閉場時間(18時)まで、ずっとずーっと人がいらっしゃるので、「なんか凄い人だな」感が常にありました。
(同人誌即売会は、午後になると一気に人がいなくなるのです)
「朝から夕方まで、ずっとお祭り」みたいな感じでしたよ。
初日終了後に会場を出ると、外は真っ暗です。
怒濤の1日目は終わりました。
本当に楽しかったです。
ご来場くださった皆様、ありがとうございます!
(2日目のレポは、また後日)
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実は私、23は、自分の小説にも強引にタヌキを出しています。
悪役王弟だが王都を追放されたので王位を簒奪することにした
https://ncode.syosetu.com/n7653jh/
いまのところ、サツマイモ食ってばかりで、あまり役に立っていませんが、そのうちいい感じに活躍するかと!(……そうかな)