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映画『毒舌弁護人〜正義への戦い〜』を見たよ
これです。
姐様と今日、Blu-rayで見ました。面白かった!
香港における香港映画歴代興収No.1ヒットだそうです。
最初、香港での「2023年の興収No.1」かと思っていたら、歴代でした。
つまり香港では「コールド・ウォー」よりも「少林サッカー」よりも「イップ・マン」よりも「インファナル・アフェア」よりも興収が上なのです。
ちなみにいま「九龍城寨之圍城」が、えれぇ勢いで追撃していますが、ともあれいまのところ1位です。
「九龍城~」と違ってアクションがない作品が1位って凄いですよ。
アクション映画大好き香港人なのに!
主演はダヨ・ウォン。
誰ぞ、それ……と思っていたら黄子華のことでした。
そんな英語名だったのか。
私にとって、昔からいる「癖強めの演技派」みたいな感じの人だったのですが、いつの間にか「香港の市井の人」を演じるのが上手い人、みたいな感じになっているっぽいです。
私は娯楽ものを見るときは、とにかくキャラクター重視なので、事件メインが多い法廷ものというジャンルはあまり見ていなかったりします。
そんな私でもこの話は、えれぇ面白かったです。
そう、キャラがみんな猛烈に立っていて、敵も味方も凄かったのです。
あらすじは――。
「こりゃアカン」みたいな裁判官(主人公)が左遷されるのですが、その立場が気に入らないので退職して弁護士として働くことになります。
そこで「はー、楽勝楽勝」と思っていた弁護が、彼のミスと権力者の陰謀によって、えれぇ重罪の判決を出されてしまいます。
控訴が認められず刑が執行されてしまい、責任を感じた主人公は自暴自棄になります。
ですが主人公は、そこから這い上がって再審を勝ち取ります。ところが――というお話です。
もしこれが香港映画ではなく日本の漫画だったら「青年誌でコミック1巻分の連載をしたところ、ものすごい人気が出て続編が現在15巻で実写化」、みたいな流れになりそうです。
そのぐらいキャラ立ちも凄ければ、法廷劇も凄かったです。
惜しいのは、姐様いわく「黄子華は、たとえヒットしても続編には出ない主義」らしいところ。
えええ、このカッコイイ弁護士さんの活躍、もう見られないの!?
歴代No.1の興収をたたき出したのだから、何らかのかたちで続編は出そうな気がしますが、サブキャラのサイドストーリーとかになるのでしょうかねえ。
それでもいいから作ってほしいなあ。
ちなみに近日中にWOWOWで放映されるので、ご興味があるかたは是非どうぞ!
失職した治安判事ラム・リョンソイは50代にして転職、法廷弁護士として再出発することになった。彼の初仕事は、幼い少女が何者かに突き飛ばされ、頭を打って大けがをした児童虐待事件で、容疑者となった母親の弁護だった。事件を軽く見たリョンソイは雑な対応で思わぬ敗訴を喫し、無実の母親は娘の死亡により虐待致死で17年の刑を下される。リョンソイが自らの浅慮を悔やむ一方、事件の裏には香港財界が絡んだ深い闇があった。
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