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宅建に独学で一発合格した話

2021年のこと。


この頃の僕は
心を病んで休職していた。


妻から「ずっと家で休んでるんだったら、国家資格の一つくらい取ってみたら?あなた、そういう資格一つも持ってないでしょ?」
と言われた。

国家資格と言われてピンと来てない僕に、妻は続けて言った。
「あなた、宅建取りなさい。宅建は国家資格の中でも一番簡単なんだから」

宅建とは

宅建とは、宅地建物取引士の略で不動産屋さんではこの資格を持った人を必ず在籍させなければならない。
そしてこの宅建士の資格を持っているだけで、資格手当として月給に+1〜2万円してくれる会社も多い。


しかし不動産業界に何の興味もない僕。


合格率は15%

10人中1〜2人しか受からない計算になる。

全然簡単じゃない。

奥さんは「国家資格の中で一番簡単」と言ってたけど
簡単じゃないヨ…。
難しいよ。
受かんのかこれ。
そんな一抹の不安を抱えながら僕は勉強に取りかかるのであった。

まずはイメージづくり

まず初めに宅建士とはどんな仕事なのかをイメージ出来るようにしたい。
そこで僕は「これだけ!まんが宅建士」という本を手に取った。
ちなみに「これだけ!」とタイトルに付いてるが、これだけで宅建に合格することは絶対不可能である。
タイトルの“これだけ”とは、これだけ読めば宅建士という仕事や宅建試験の全体像が分かる、というニュアンスなのだろう。

最初は少しづつ

先ほどの本を読んでイメージが掴めたら、今度は問題集に取りかかる。
とはいえ、いきなりガツガツやっても続かなくなるので三ヶ月くらいは2、3問だけ解くというベイビーステップを心がけた。

YouTubeで勉強

YouTubeには宅建試験攻略系YouTuberが沢山いる。
その中で僕はゆーき先生の「ゆーき大学 マジでイケてる宅建講座」を見まくった。

最後の追い込み

試験一ヶ月前は毎日4時間くらい勉強していたと思う。お出かけした時も、買い物する奥さんのそばでスマホで過去問を解きまくるなど、今思えば狂ったように勉強してたと思う。


そんな感じで丸一年勉強し、
一発で合格することができた。

宅建合格で得たもの

自信
これに尽きるだろう。
発達障害で要領の悪い僕が宅建を取れた。
不利なスタートでも「やればできる」というのを肌で感じることができた。

転職できた
46歳(当時)までグラフィックデザインしかやってこなかった僕が、大手企業に転職することができた。
確証はないが、宅建を取っていることが転職に有利に働いたことは間違いないだろう。

勉強癖
宅建を取ってからというもの、勉強癖がついて、資格試験を受けることが多くなった。
これまでFP2級、MOS、ITパスポート、情報セキュリティマネジメントなど色々な資格を取った。
宅建に挑戦しなければこんなに勉強することはなかっただろう。


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