NASにはUPS(無停電装置)が必須という話
以前「NASを導入したらめちゃくちゃ便利になった話」で書いたとおり、自宅にNASを導入した。
超便利なので詳細は記事を読んでみてほしい。
そして超便利なNASだが、停電対策を自前でやらなければいけないということでUPS(無停電装置)も導入した。
UPSとは?
当たり前の話だが、停電したりブレーカーが落ちちゃうと、NASは電源を失って止まってしまう。
使用中の外付HDDのコンセントを引っこ抜くことを想像してもらえると、これがどれだけ危険なことか想像していただけると思う。
当然、データが破損・消失する危険がある。
UPSはそんな時に備えるための装置。停電が起こると瞬時にUPS内部のバッテリーに切り替わり、NASは少しの時間だけバッテリーで動く。その間停電から復旧しなければ、NASは自動シャットダウンする、という仕組みが実現できる。
しかしこのUPS、そんなに安くない上にバッテリーは寿命があるので何年か一度交換しないといけない。
安く抑えたかったのでできれば先送りにしたいな〜と思い、SNSで「UPS いらない」と自分に都合の良い情報を検索してみた。
すると「ブレーカー落ちちゃったけど大丈夫だった」とか「外付HDDにバックアップ取っとけばUPSまでは必要ない」というツイートを発見!
なんだ〜、やっぱりUPSまで導入する必要はないか〜、と安堵する。
しかし、ブレーカーが落ちたり落雷による停電でデータ全部飛んだ、というツイートも数件見つかる。
今までに誤って外付HDDを抜いちゃった経験も何度かあるがデータが飛んだことはないし、最近ブレーカーが落ちたり停電に見舞われることもめっきりない。
「じゃあもうUPS買わなくていいんじゃね?」
「いや!でもやっぱり心配!」
と心が揺れに揺れた結果、
心配性の僕の方が勝ちUPSも買うことにした。
今回買ったUPSはコレ〜。
なんでも、Synologyの互換性リストには載ってないが正常に動作するし安価なので、SynologyのNAS使いはみんな使ってる定番アイテムらしい。
そしてNASを導入して2ヶ月後の朝。
朝ごはんのスープを温めようと電子レンジのスイッチを押した直後、「バチン」という音とともに電子レンジも部屋の電気も、切れた。
そう、ブレーカーが落ちたのである!
どうもエアコンの暖房と電子レンジを同時に使ったのがいけなかったみたいだが、ここ一年以上ブレーカーが落ちたことはなかったのにNASを導入して間もなくでこれである。
で、NASは!?
NASは大丈夫なの!?
僕はすかさずNASの方に目をやった。
するとどうでしょう、ちゃんとUPSが作動してバッテリーからの電源供給に切り替わっておるのです!
もちろんNASは全くの無傷。
すごいぞUPS!
頼れるぞUPS!
マジ買っといて良かった…!(泣)
もしUPS導入をケチってたら、NAS導入わずか二ヶ月でデータ全滅という結果になっていたかもしれない。
ということで、これからNAS導入を考えてる皆さんも、UPSもちゃんと導入しましょう。