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NASを導入したらめちゃくちゃ便利になった話


今年(2024年)の夏ごろ、家庭用NASを導入した。
NASって何ぞや?と思われた方に簡単に説明すると、NASというのは無線で繋がる外付ハードディスクのこと。
家の中でももちろん無線でつながるし、外出先でもつながる。
…と、ここで「あれ?」と思った人もいるかもしれない。
それってGoogleドライブとかDropboxとか、いわゆるクラウドストレージと同じではないかと。

もちろんクラウドストレージで事足りるならその方が全然いい。
しかしわが家の場合、一眼レフで撮った高解像度の写真やクリエイティブ業務による大容量の動画、Photoshopデータが大量に存在する。
Googleドライブの2TBプランなら何とか入る…か?という容量だが、毎月の利用料が地味に高い(2024年11月現在で月額1300円)。それに容量がすぐ枯渇するのは目に見えている。
第一、クラウドストレージだとMacBookの内蔵HDDの容量を食うので必要なデータだけダウンロードするにしても結構残り容量が厳しくなる時がある。
となると、データは外付けに保存→しかも無線で繋がったら超便利じゃん?となる。

そこでNASの登場である。
NASは自宅内に外付HDD感覚で置いておくだけでいい。
容量は足りなくなればHDDを増設すればいい。

今回買ったのはコレ〜。Synology DS124。
家庭用NASのエントリーモデルだ。

この黒い箱の中に2TBのHDDを入れ、バックアップ用に更に外付HDDを2TB。
そして停電対策に無停電装置(UPS)も用意。
UPSの重要性についてはこちらの記事を参考にしてみてほしい。
これだけ用意するのでもまあまあお金はかかったのだが、クラウドストレージで2TB借りるよりコスパは高い。費用は不用品をメルカリで売って工面した。断捨離も捗って一石二鳥。

写真の整理めっちゃ捗る

NASを導入して一番恩恵を感じたのは写真の整理。
NAS導入前は、あっちのHDDやこっちのHDDやそっちのSDカードやらそこらじゅうに写真が散らばっていた。
そんな写真たちをNASの中の「Photo」フォルダにぶっ込むと、標準アプリ「Synology Photo」がどんどん整理してくれる。単一データでもフォルダごとでもOK。
この処理、Google Photoはやってくれそうでやってくれないのよね。。
もちろんスマホで撮った写真もGoogle Photo同様、スマホ用アプリを経由してアップロードして、アップロード済みの写真は全て削除してスマホの容量を解放できる。神か。

家庭用NASのデメリット

ここまでベタ褒めマンセーしてきたとっても便利なNASだが、もちろんデメリットもある。

運用管理が面倒

運用管理は自身の手で行う必要がある。セキュリティアップデートや、経年劣化に応じてHDDの入れ替え、NAS本体やUPSの入れ替えも必要だ。
僕はデジタルガジェットをいじるのが好きなので苦ではないのだが、こういう作業を面倒と感じる人はNAS導入はちょっと考えた方がいい。

災害に弱い

家庭用NASの最大のデメリットは「災害に弱い」ということだろう。
・地震で家屋倒壊=NASぺしゃんこ=死亡
・洪水で家屋浸水=NAS水びたし=死亡
・家事で家屋全焼=NAS丸焼け=死亡

一応外付HDDもあるのでワンチャンどちらかが生き残るかもしれないが、一拠点に置いてる以上全滅の可能性大。

NASを利用しつつ、どうしても無くなったら困るデータはGoogleドライブなどクラウドストレージに上げるという2拠点体制にした方がベターだろう。

さいごに

NASはクリエイティブ系、特に写真家の方に愛用されていて、YouTubeで紹介動画を色々見ることができる。
容量不足や散らかったデータの管理にお困りの方は、一度検討してみるといいだろう。

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