給湯器を買い替えた話
先日、お風呂の給湯リモコンが壊れた。
で、業者に電話したら新しいものと交換になる、三万くらいするというのだ。
今の家に住んで17年、給湯器の買い替え目処が10年と言われる中見て見ぬふりしてきたが、
これを機にいよいよ給湯器を買い替えようという話になった。
しかし給湯器は高い。
お財布に穴が空いてるの？と思うくらいお金のない我が家。
出費はなるべく少なくしたいということで、ネットで色々調べてみた。
すると、キンライサーという業者が目に入った。
聞いたことない（後で知ったのだが最近TVCMをよくやってるらしい。うちテレビ見ないねん）。
ダチョウ倶楽部がイメージキャラクターを務めている。そして上島竜兵の後任はなぜかアンミカだ。
芸能人を起用してるくらいだから、そこそこの規模で信用も無くはないだろうと思い、見積もりを取ってみた。
次の日、地元の某ガス屋さんの展示室に行き、給湯器の相談をした。
やっぱ大手に頼んでワンチャンお手頃な値段にニアなら、多少高くても大手に頼むに越した事はないのだ。バックボーンと安心感が違う。
しかしここの担当のおじさん、★★★（すんごい高い給湯器）は便利ですよ〜！おすすめですよ〜！と売りたい商品をごり押ししてくるばかりでこちらの話を聞いてくれない。却下。
続いて地元の某電気屋さん。
Web見積もりフォームから見積もりを取る。
しかしフォームでの確認事項が給湯器の細かいスペックをやたら聞いてくるやつだった。
風呂の給湯容積とか、知らんがなそんなん。。。
そしてしばらくすると電気屋さんから電話がかかってきたが、担当のおじさんが給湯器をよく分かってないみたいで話がどうも通じない。却下。
そうこうしてる間に（というかかなり早く）キンライサーから概算見積もりが来た。
ここで給湯器やリモコンの写真を撮って返信。すると正式な見積もりが届いた。
訪問見積もりでないあたり、ほんまに大丈夫？当日追加料金とか発生しない？と若干の不安。
（実は後日ガス屋さんで訪問見積もりしてもらったのだが、確認事項はキンライサーと同じ。『え？それならこちらから写真送るだけで良くない？』とちょっと思った）
しかしお手頃な見積もり金額のキンライサー以外、財布に穴が空いている我が家に選択肢はない。
承諾の返事を送ると、じゃあ工事の日を決めてくださいとこれまた爆速で返信がくる。
第3希望まで日時を書いて返信。また爆速で返信が来る。ちょっと早過ぎて不安になるくらい話が早い。
ところで…
実際工事してもらったら色々追加料金取られて結局高くついたね〜とか、工事が下手で給湯器斜めになってるね〜微妙な業者だったね〜、なんてなりはしないか？という不安がこの時なかった訳ではない。
もしそうなったら笑って済ませるような金額ではない。
キンライサーのHPでは10年保証を謳っていることもありそこに安心感を得ているのも事実だが、僕にとってはちょっと賭けだった。
…とまあそんな流れで、当日の工事を迎えた。
ここで僕は少し不安を感じていた。
こういう業者のイメージからして、委託先のちょっと接客対応の残念なお兄さんとおじさんの間くらいのひとが「チース。キンライサーっス」とやってくるのではないかと。
あるいは、キンライサーの本社が港区虎ノ門だからITやくざみたいな怖いめのお兄さんが来るのでは…という不安もよぎる（すごい偏見）。
いや、別に構わないのだが、何となく気まずい空気が流れがちなのでちょっと警戒してしまうのだ。
しかしやってきたのは爽やかでキラキラしたお兄さんだった…！
すごい！ちゃんとしてる！
僕は胸を撫で下ろした。
お兄さんから説明を受け、書類やら保証書やらを受け取る。その中にこんな絵本が。
子どものいるご家庭では喜ばれるやつやね。
そして工事スタート。
工事は2時間半くらいで終わるとのことだったが、実際はもう少しかかった。
というのも何か部品が劣化してたみたいで、それを交換しますとのことだったのでそれでかも知れない。
しかし部品の劣化までチェックしてくれるなんて、ちゃんとしてるぜ！
そして台所のリモコンを取り替える工事のとき、
部屋のドアを「3回ノック」したことに僕は凄く感動した。
すげえ！ちゃんとしてる！
と。
知らない人も多いから個人的には気にしてないのだが、ドアのノックはトイレ＝2回、部屋のドア＝3回というマナーが存在するのだ。おそらく就業直後なんかにマナー研修とか受けてるんだろうな〜。
そんなこんなで台所のリモコンも問題なく交換が終わり、お兄さんは爽やかに去って行った。
この記事を書いてる時点で給湯器交換が終わって3日後だが、給湯器は何の問題もなく稼働している。
さいごに
給湯器の交換、不安が多い人は地元の大手ガス屋さんに頼んだ方が精神衛生上は良いと思う。
それだとかなり高いねん…。とお困りの方には、キンライサーは超おすすめの会社である。