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血流が悪いと どうなる?

アレルギーとたたかう理学療法士
及川文宏 より


血液の流れの問題が引き起こすトラブルには

どのようなものがあるでしょうか?

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血流障害

血流が悪いと生じるもの

・冷え
・ほてり
・老廃物の排出が不十分 ➡︎ 炎症反応の増加
  ※炎症反応の関わる疾患のすべて関わる 
・免疫反応の低下 or 過剰反応
・蕁麻疹
・アトピー性皮膚炎  
 などなど、さまざまな問題が挙がってきますね。
(※これらの症状は、血流以外の要因も複合的に影響している場合が多い)

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血流


【冷え】

についてはイメージしやすいかと思います。

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手の血流と冷え

手先・足先に血液が十分に達しない
➡︎  冷えが生じる
  


【ほてり】

については、血流障害のイメージがありますか?

患者さんの身体の状態を毎日みていると
「ほてり」も
血流の障害と捉えられると感じています。

(※ほてりと血流障害の関係性があるかどうかについて検討されている基礎医学の研究は、見つけられていません)


昨日、初めていらっしゃった患者さんも

手足の冷えはなく

むしろ「ほてり」がありましたが

ほてりとともに「全身のむくみ」も感じやすい

との話をされていました。


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冷えとほてりの生理学


「冷え」と「ほてり」の生理学

冷えの原因には、「動脈」

ほてりの原因には、「静脈」

の関係性が強いと感じています。


どちらも血流の問題ではありますが、

それぞれの発生要因は異なるということです。


したがって、

冷えの場合は
「動脈」の評価・介入


ほてりの場合は
「静脈」の評価・介入

が必要になると感じています。


上肢の冷えは腋窩や鎖骨周り
下肢の冷えは股関節(鼠蹊部を含む)
を評価することが必要になります。


血管はもちろんですが、上記の部分の筋・筋膜も詳しく評価し、問題を探していくことが冷えやほてりの改善に繋がりますね。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。


アレルギーとたたかう理学療法士
及川文宏
より
日本アレルギーリハビリテーション協会
アレルコア
福のしま研究会
 YouTube(アレリハちゃんねる)noteでは、アレルギー疾患や自律神経に対する理学療法についてお伝えしています。
アレルギーや自律神経に対するリハビリテーションの講習会情報につきましては、以下のHPをご覧ください。

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【今後の研修会予定】

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『自律神経セラピストBasicコース』

 1講座 90分 × 9回
③-1 神経の機能解剖
③-2 排便の運動学〜便秘と種類別対策〜
③-3 便秘の原因〜必要な介入と生活習慣〜:
8月28日
<視聴期間>
研修会2日後
から
 ③は9/30まで
 配信予定

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『自律神経を整えるライフスタイルの実践』

日時 9月8日(日) 10:00〜16:30
(アーカイブ配信:9月11日〜9月30日まで)
会場 神奈川県
各タイトル・講師
『自律神経を整えるために必要な身体の使い方』
  理学療法士 及川 文宏
『トレーニング種目から組み立てる自律神経アプローチ』
  理学療法士 石井 りえ
『自律神経と体内水と入浴』
  理学療法士 後藤 和樹
『自律神経を整えるヨガ的生活』
  作業療法士 高橋 志帆
『山登り理学療法士が伝える、歩行と自律神経』
  理学療法士 寺島 佑 
『自律神経を整えるための睡眠の知識』
  理学療法士 本塚 貴裕

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『ボディワークと自律神経のつながり』

〜ボディワークに求める運動の要素〜
※アーカイブ動画配信:8月21日~9月15日
講師 理学療法士 及川文宏
一般社団法人日本アレルギーリハビリテーション協会

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