先日、かえつ有明中学校・高等学校の青木先生にお呼ばれし、教員研修会を担当させていただきました。
青木先生とは長いお付き合いで、年末年始の私主催のセミナーにお越しいただきました。
その内容をかえつ有明中高の先生方にもシェアして、生徒との向き合い方を考える機会にしたいということで、私としては今年初の教員研修会実施と相成りました。
タイトルは「総合型選抜対策の経験をシェアしましょうの会」。
私、教員研修会という名前が苦手なもので…
以前、熊本大学の鈴木克明教授の記事を読んだことがあり、影響を受けています。
ならば、総合型選抜の伴走経験がある先生の知恵を共有・蓄積できるようにすれば、かえつ有明の財産になるのではないかと仮説を立て、メニューを組み立てました。
先生方には「好きに使って、壊して、つくってください!」と明言してきました。
まずは、後半戦のワークのために「メガネ」を手渡すことにしました。
お馴染みの思考コードをもとに、大学の存在意義からアドミッションを考えるところから始めました。
その後、青木先生とミーティングした時、多分指標は学力の三要素だけではなさそうだよね、というところから、仮説として+3つの指標をつくってみたものを共有しました。
そして、その背景にある理論を示しました。
システム思考が中心です。
そして、そのあとワークをしてみました。
総合型選抜の指導経験のある先生が各グループ一人はいるようにグループをつくりました。
私のオーダーは以下の通り。
指導経験のある先生方から、その生徒の指導当初の状況から合格に至るまでの様子を語ってもらいます。
その内容をもとに、先程の指標をつかって、どういう働きかけや思考・情動・行動が生じたのかを分析してもらいました。
各チーム緩やかに、時に他のチームの様子を伺いながら、「このとき『自分は空っぽだ』と悩んでたよね」「こういう課外活動でこう話していたな」「僕は門は常に開けていて、生徒は勝手に考えてきていた」など状況を話しながら、その声かけや働きかけにはこういう意味があったのだろうね、などと対話(dialogue)を重ねていました。
その後、各チームの分析をシェアしました。
発表を受けて、私からも意味を付与してみました。
こんな話をしてきました。
その上で、最後に私からこんな話をしてみました。
正直内容は即興で忘れているので、脚色しながら記してみます。
こうして2時間の研修会を終えました。
その後も先生方は会場でずっと熱量をもって話し続けていらっしゃいました。
誰も席を立たないで話し込んでいる様子で、驚きました…
その後、先生方から色々なメッセージをお寄せいただきました。
以下抜粋です。
かえつ有明中高の先生方に、厚く感謝申し上げます。
今後もかえつ有明中高の先生方の応援をしてまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます!