生まれて初めて紙のデッキ作ってMTGしました
はじめに
私事ながら、この度ついにMTGで紙のデッキを作りました。折角生まれて初めての自分が作った紙のデッキを使った初めての対戦であるので、これはもう記録するしかないんですよ。フォーマットはパウパー、構築は青緑感染です。
皆様もご存知の通りデッキとプレイヤーは人生と同じように、とにかくギミックを詰め込みたいやんちゃな少年期、成熟して自己と信念が出てきた青年期、環境に合わせ調整された壮年期があるわけで、私とこのデッキは生まれて間もない赤ちゃんです。諸兄から見るとかなり何を言っているかわからないと思うがですその辺は赤ちゃんだししかたねーなで流してください。
使用デッキ
まず使ったデッキがこちら。本当なら採用意図とかコンセプトとか言えないといけないんでしょうし、実際自分なりに調べて考えてはいましたがそれはそれとして採用理由が「最寄りのショップで売ってたから」とか「EDH用に持ってたから」とかで優先度を決めたりしていたため、語れることがありません(アリーナで使ってるアグロデッキの土地枚数が21だったから17+《渇き根》4枚にしたくらい)。そもそもこのデッキ執筆時点では対人で使ったことがないし……。サイドボードに至っては10枚しかないし絶対使わない《ファイレクシア病の前触れ》が4枚も入ってるのはなぜなのか。
巨大化やクローサの力まで入っていてとにかくパワーを上げたいのかと思いきや、渇き根とか入っている。増殖というメカニズムが好きだから仕方がないんです。赤ちゃんなので気に入ったものをとりあえず口にいれた。
いざ対戦へ
スマホとPCのミラーリングに手間取ること2時間、ようやくSpelltableによるリモート対戦が開幕。対戦相手のpandaさんは私をEDH会に誘ってくれ、デッキを買ってきてくれ、青緑感染というデッキの存在を教えてくれた恩人です。結局BO3を2本とBO1を1本やる長丁場だったので、要約します。
vs版図アグロ(WLW)
初陣で気合が入ってました。手札には学舎と渇き根とエルフがあり2ターン目から緑1マナを立てつつエルフを展開できそう(蛇皮は引いてない)。その通りに展開しているとあちらは《進化する未開地》から《クァーサルの群れ魔道士》が着地。すいません、カードを知らな過ぎてデッキが全く分かりません。しかし土地が重要そうなデッキで土地が2枚で止まります。その間に怨恨を付けた群れ魔導士に殴られつつ怨恨を付けたエルフが相手に3個ずつ毒を乗せ、ダメージレースはいい感じな気がします。次のターン群れ魔導士は殴ってこず、少し悩みましたが手札に怨恨と巨大化があったため、怨恨怨恨巨大化で8/4となったエルフでアタック。あちらの4/2となった群れ魔導士にブロックされ相打ちしつつ毒を6個乗せ合計9個にし、生物+怨恨2枚か渇き根でフィニッシュできる状況を作ることにしました。(この後の展開的に、結果論では正解でしたが後に明かされた相手の除去の構成を聞くと結構リスキーなことをした感があります)。その後生物を出しては焼かれを繰り返すこと2ターン、ようやく土地を引いたパンダさんが《野生のナカティル》を展開(版図デッキでした)し順調に殴られましたが渇き根をトップデッキし初陣は勝利を譲っていただけました。
2戦目。火力除去をメタるために陰影をサイドイン、クローサの力を再度アウト。サイド中《稲妻》と《部族の炎》8枚体制と聞いて震えてます。しかし、初期手札には群れ魔道に戦闘で一方的に勝てる胆液爪と火力から守れる蛇皮の姿があり、大分強そう。こちらは土地サーチをしつつ、あちらは土地にオーラを張りつつ後手3ターン目に緑1浮きで胆液爪が着地、即座に飛ぶ稲妻からヴェールで守ります。しかし返しのターン部族の炎で胆液爪が焼かれ攻め手を失い後続が引けず敗北。ドロソが欲しかった。
3戦目。初手に《力の印章》を設置成功、火力に耐性がついたところで相手のフルタップをいいことに3ターン目《蜘蛛の印影》付き《荒廃の工作員》が爆誕。群れ魔道で印章が割られますが今引きの怨恨も付けてパワー4の工作員が殴り始め、これは楽勝の雰囲気。と思いきや返しに《ブレス攻撃》で陰影が割られ《部族の炎》で工作員が焼き切られます。これ以降めちゃくちゃマナフラして学舎の占術を繰り返すこと2ターン。本当にぎりぎりのタイミングで2体目の工作員を引き込み印章とセットで展開。残りライフ2で10個目の毒を乗せ勝利。結果的には蜘蛛の印影が打点を押し上げつつ相手の除去を吸い切った形で初サイドボードが劇的に刺さることに感動しました。
vs無残な収穫コントロール(WLW)
1戦目、初期手札は生物に溢れインスタントがないがどうせ引くだろうしでキープ。最悪除去されてもいいので最速で工作員着地。相手は白黒ということしかわからないが2ターン目にピーハンされバットリがないことがばれる。さらにパンダさん《砂の殉教者》を展開。戦う前に相性悪いけど好きなデッキ使うと言っていた理由を理解します。その後ちまちま2点ずつ毒を貯めるも今引き《Embiggen》で突然の5点を与え勝利。
2戦目、エルフに怨恨をつけ気持ちよく殴ったら《チェイナーの布告》で除去されます。布告は蛇皮じゃ防げなくてつらいなあと愚痴っていたら《墓所のネズミ》が着地。全く考慮してませんでしたがすべての生物がタフ1なので、相手の立ってるマナ以上の枚数だけバットリを抱えてないと攻撃が通りません。終わりか?終わりました。死にながらゴライアスのパラディン、というかイニシアティブも使ってみたいなあとか考えてました。
3戦目、布告とネズミの脅威が来る4ターン目までに勝つかせめて毒を9個にするという決意をもって戦います。嘘です、初手に1枚だけ持っていた《若き狼》が来たので布告は怖くなくなり、他も生物が盛りだくさんの初期手札。狼+生物で粘りつつネズミが来ても後続がいるのでキープして隙を見て特大ダメージをねじ込むことに。案の定というか、毒が2乗ったところでネズミが襲来し4ターン目に毒2で狼以外が全滅します。青マナさえ出れば手札にいる2体の工作員が猛威を振るうはずですが一向に島を引けず、暇なので無人の戦場を怨恨付けた復活済みの4/2狼が殴ります。おおよそ感染の動きではありませんが、流石に4点クロックは無視できないということで《未達への旅》で除去され、島を引けない間に粛々と《鼓舞する監視者》の2点パンチを浴びつつ暇つぶしに印章を出します。相手の監視者が2体並んだところで渇き根を引きそのまま島サーチ&セット。直前に強迫されてヴェール一枚と工作員が二枚がばれているので早々に工作員を出しヴェール構えでエンド。向こうもネズミが出て1マナ構えの毒は3個。ここで印章+ヴェールに元々の工作員のパワー1と狼が遺した怨恨があるため3+1+1+2=7で計算したかのように毒が10個のり勝利。マナもぴったり使い切る奇跡の状態でした。もちろんこんなきれいな計算は狙えていませんでしたが方向性が一つのデッキの強さを肌身で感じ、まさしくデッキに勝たせてもらった試合となりました。
対戦後に《偽りの希望の神》+《無残な収穫》で無限に戦闘ダメージを軽減するプランを聞かされて泣きそうでした。
vsサイクリングコンボ(W)
最後にまだデッキがあるということで1戦だけやってもらえることに。ちなみに気づくのは4ターン目ですがシャッフル時にうっかりサイドをすべて混ぜた70枚デッキで戦っています。今思うと奇跡ですが17/70の土地が初手で2枚で生物2枚にバットリ3枚ということなしの手札でスタート。相手は初手からガンガンサイクリングをまわしておりコンボかリアニっぽいため軽い順に全力展開をしていきます。バットリが引けず毒が4個しかたまらなかった3ターン目にpandaさんがストームを数え始めます。パウパーのストームって何?という疑問を浮かべつつやることがないので見守ります。しかし、ターン通して15マナくらいでて6枚くらい捲っていたもののコンボパーツにたどり着けなかったのか3/3と3/6警戒が立つだけでターンが帰ってきます。生き延びたけど工作員1体だけで毒を6個乗せないといけないんだなーと思っていたら入れた覚えのない《ファイレクシア病の前触れ》を引き、サイドをデッキ置き場を確認すると1枚もありません。あ、これ70枚デッキになっとる……。仕方がないので前触れを打ってEmbiggenが捲れます。勝ちました。
まとめ
まずはpandaさん対戦本当にありがとうございました。そして、こんな面白いゲームがあってよいのか。デッキの欄でかなり適当にカードを揃えたみたいなことを言いましたが、それでも自分なりに考えてどう活きるかをイメージしながら必死に入れたカードには違いなく、それが活躍したり全然引けなかったり見事に刺さらなかったりと刺激が多くただひたすら面白かったです。振り返ってサイドから入れた《蜘蛛の陰影》が勝敗に直結したとわかった時は心の底から嬉しかったし、プレイ中もこんなカードがあればとかこういう時にあれが必要だったんだとか必死にカードを選んだからこそ得られる充実感がありました。
あと、リモート対戦はセッティングまでが大変だけどすこぶる快適でした。移動時間の分も対戦できるのがいいですね。やけにプレイングの模様が具体的でしたがリモート故、録画ができる点もすばらしいです。積極的にやっていきたい。
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