想いと信念は何がちがうのかの話
似ているようだけど、全然別のものという言葉や概念がある。
その違いを考えたりするのがわりと好きだ。数少ない「趣味」と言えるかもしれない。嘘です。趣味ではない。そんな趣味あまり聞いたことない。
たとえば「想い」と「信念」の違い。
何かを成し遂げてきた人、成し遂げようとしてる人とインタビューで対話してると、その領域の話がよく出てくる。
といっても、べつに「どんな想いがあったんですか?」とか「信念について教えてください」なんて直接的な問いをすることはほとんどない。
そんなのいきなり聞かれても、話すほうだって困る。それに「用意」された答えがあったとしても、大事なのはそういうのじゃないから。
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なので、いろんな問いも含めて話をしながら、ああいまのこれはずっと根底にある想いなんだろうなとか、これはこの人を支えてる信念の一部かもしれないみたいにこちらがインタビューしながら抽出していく。
で、そのとき何を基準にこれは想い、これは信念とか感じてるのか。
僕の中で厳密なものではないけれどあるのは、想いはその人の皮膚に表出されるもの。どうしようもなく湧いてくるもの。
信念は、そうやって出てきたものをどうするかのときに自分が絶対に守りたいルール。すごくわかにりくいこと言ってます。
もちろん、ほかにも大事な要素はたくさんあるけど、想いや信念を感じ取ろうとするのは、それがその人の「テーマ」につながってることが多いから。
その人のやってきたこと、アウトプットや行動ももちろんテーマがあるんだけど、結構、そこだけ見るとバラバラだったりすることも珍しくない。
だから、想いと信念を聞いてそこに行動を重ね合わせることで、その人のテーマが見えてくる。
まさにジョブズの遺した言葉“Connecting the dots”だ。
そんなことを日々考えながらやってます。