裏テーマを持つ
仕事でも個人的なことでもそうだけど「やることは決まってる」のに気持ちがうまく乗ってこないときってある。ないですか?
能力が努力がなんて話じゃなく、どんなレイヤーのどんなレベルの人だってあると思う。僕だってあるし、これまで話を聞かせてもらった様々な分野の「何か成し遂げた人」だってそれぞれあった。
ただ、それでも物事を前に進められる人と、うまくスイッチが入らないままになってしまう人は何は違うのか。
前に進める人に共通してるのは「裏テーマ」を持ってることかもしれない。
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やることを進めるときには利害関係者のほぼ誰もが納得できて同意できる表テーマを決める。
ゴール(目的)はこれで、そのためにこういうことをやって、こんな数字や変化(目標)を達成しましょうみたいなもの。これが「表テーマ」。
ここが決まってないと、物事は進んでいかない。数字もくっついてくる定量的な表テーマから、こんなふうに空気や生き方を変えたいみたいな定性的な表テーマまでいろいろある。とにかく「決める」ことで物事が進む。
同時にやったほうがいいのは「裏テーマ」を持つこと。実はすごく大事。
裏テーマはチームで持ってもいいし個人的に持つのでもいい。だいたい表テーマは大きなものが多いから裏テーマは個人的なものかもしれない。
クリエイターの世界では昔から(たぶん無意識レベルで)行われてきたことだけど、作品を世の中に出すときに、受け手やクライアントに受け入れられる表テーマ(集客や収益にちゃんとつながるもの)を掲げ、そこもクリアしつつ、裏テーマとして、ずっと試してみたかったアイデアを潜ませるとか、自分の分人を機能させるみたいなことを持ってたりする。
で、クリエイター個人としては「裏テーマ」が自分にスイッチを入れてモチベーションを維持してゴールまで向かわせる駆動力になったりするのだ。
そういうのって、ほとんど表からは見えないし、周りも気付かない人のほうが多い。でもそれで物事が結果的にうまくいくなら(表テーマが達成されるなら)いいことなのだ。クリエイターの世界に限らず、どんな仕事であっても。