見出し画像

こんな日はナイアガラ温度

暑い。その言葉もういいだろって思ってる人が多数だろうけど。信州は湿度が低くてからっとした熱を蓄えてるのがまだ救いだけど、暑いのは暑い。

ナイアガラという単語が不意に降ってくる。ほんとに唐突に。ナイアガラ。行ったことはないけれど、その単語を思い浮かべるだけで少し涼しくなれる。気がする。ナイアガラ――。

ナイアガラと言えば「ナイアガラ・トライアングル」。リアルタイムで知らないのがもどかしいけど、あの大滝詠一さんを筆頭に山下達郎さん、伊藤銀次さんが参加したユニットというだけで「風」を感じる。

こんな日は「ナイアガラ・トライアングル」を聴くしかない。

『NIAGARA TRIANGLE VOL.1』は、いろんな風が吹いているアルバム。個人的には「ココナッツ・ホリデイ’76」を聴いてから「新無頼横町」に入って、「日射病」でやられて(いまの言葉だと熱中症)、いい感じになったところで「ナイアガラ音頭」が聴こえてきたら、たぶん暑さを忘れてる。

そう、いつの間にか辺りがナイアガラ温度になってるのだ。

ふざけてるように思われるかもしれないけど、わりと真面目に名盤だと思う。この夏、積極的に聴いていきたい。